競輪の基本的なレースの流れ

☆スタート~序盤は腹の探り合い

発走台に選手が揃い、係員の号砲が鳴るとレースがスタートする。選手の前には先頭誘導員がおり、序盤は誘導員を追いかける形でレースが進む。
ここでの位置取りが、後の勝負に大きな影響を及ぼすこともある。また、最初の1周でおおよそのラインが完成し、その後は残り2周半程まで淡々と周回を繰り返す。

☆青板と赤板~レースが動くタイミング

競輪では、残り3周のことを「青板」(あおばん)、残り2周のことを「赤板」(あかばん)という。これは、ゴール線の横の残り周回表示が、残り3周が青、残り2周が赤であることに由来する。
現在の競輪では、大体残り2周半~残り2周で選手が動き始めることがほとんどで、一列に並んだ隊列が崩れると、戦いの口火が切られた印となる。

☆打鐘~いよいよレースの本番

残り1周半になると、バンク内の鐘が鳴らされる。これが「打鐘」(だしょう)もしくは「ジャン」と呼ばれ、ここからさらに選手のスピードが上がっていき、レースが佳境を迎える。
選手はここからゴールまで、ほぼ全速力でバンクを駆け抜ける。

☆ゴール~直線は完璧な個人戦

ゴール前は選手が横一線に広がっての争いとなる。バンクを見ていても誰が何着に入ったか分からない場合が多いため、ファンの目線は一気に場内モニターに移動する。
そして、全選手がゴール(事故があった場合は除く)し、着順及び払戻金が確定すると、レースは終了となる。

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