いわき平競輪G3 決勝戦結果
いわき平競輪G3「いわき金杯争奪戦」は今日決勝が行われ、福井88期の鷲田佳史が優勝した。鷲田はこれがG3初優勝で、S級初優勝が記念制覇という快挙となった。2着には庄子信弘、3着には西岡正一が入った。払戻金は2車単が③④で32,630円(58番人気)、3連単が③④⑥で327,390円(385番人気)。
決勝戦回顧
初手は①飯野祐太―④庄子信弘―⑦隅田洋介―⑧朝倉智仁―②森田優弥―⑤河野通孝―⑨村田雅一―③鷲田佳史―⑥西岡正一。残り2周半から⑨村田が⑧朝倉を抑え、⑧朝倉は7番手まで引いて打鐘からの仕掛け。前から突っ張った①飯野を叩き切り、関東勢が前へ出る。中団から捲った⑦隅田に合わせて②森田が番手捲りを打ったが、その踏み合いを③鷲田が割って追い込み、ゴール前の落車を避けて1着ゴール。2,3着には後方から難を逃れて追い込んだ④庄子、⑥西岡が入った。
大量落車が発生したゴール前とはなったが、展開を捕らえて鮮やかなタテ脚を発揮した鷲田佳史が、嬉しいS級初優勝をG3の舞台で飾った。
初手後方となった近畿勢が早めに朝倉智仁を抑え、中団に入り込む展開。前の村田雅一としては中団からレースをすることで、関東勢の巻き返しが早ければ乗って中団、前の飯野祐太が突っ張れば踏み合いを捲る展開を想定していたか。抑えられた朝倉は中団にこだわる理由は無いため、赤板で早めに引いての巻き返し。しかし前の飯野が突っ張ったことで、関東勢も早めに脚を使わされる展開となった。これが、最終3コーナーからの鷲田の突き抜けを誘発する原因となったのだろう。
朝倉は何とか最終1センター付近で前に出たが、すでに長く脚を使っており最終バックには失速気味。中団で脚を溜めていた隅田洋介が単騎で捲りを狙ったが、森田が番手捲りの勢いで外に振る。その間隙を突いたのが、自力に切り替えてタテに踏み込んだ鷲田だった。関東勢と東北勢は踏み合いで脚を使っていたが、鷲田は道中村田の後ろでほぼサラ脚状態だった。そのことが、切り替えてから鋭い追い込みを打てた要因だろう。
直線はそのまま突き抜けた鷲田が、半ばでの落車を尻目に後続を2車身突き放して勝利。大量落車を避ける格好で後ろを追っていた庄子信弘、西岡正一のマーク陣が2,3着に入り、3連単は32万円台の超高配当となった。
今年でデビュー18年目となる鷲田は、2019年の前期からS級1班に昇班。タテヨコ自在のレース運びでF1戦を中心に活躍していたが、グレード戦線ではあと一歩の内容が続いていた。しかし、トップクラス不在の今開催で千載一遇のチャンスを活かし、嬉しいG3初制覇。年末の競輪祭出場権も手にした。今後は、今回のような走りをグレード戦でどこまで続けられるかに注目が集まる。
まとめ
最後の最後で大波乱が待っていたいわき平記念が終了し、明日からは3月。次回のグレードレースは3月4日(木)から広島競輪場で開催される、玉野競輪G3「瀬戸の王子杯争奪戦in広島」。玉野競輪場が改修工事中のため、今年は玉野記念が広島競輪場で開催される。松浦悠士・清水裕友のゴールデンコンビを筆頭に豪華メンバーが集結予定。どうぞお楽しみに。
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