大垣競輪G3 決勝戦結果
大垣競輪G3「水都大垣杯」は今日決勝が行われ、埼玉87期の平原康多が優勝した。平原のG3優勝は今年3回目、通算27回目。2着には古性優作、3着には原真司が入った。払戻金は2車単が②⑦で1,380円(4番人気)、3連単が②⑦⑥で62,580円(177番人気)。また、同日には117回生ルーキーチャンピオンレースが行われ、地元の山口拳矢(岐阜)が優勝した。
決勝戦回顧
初手は①浅井康太―④柴崎淳―⑥原真司―⑨吉田拓矢―②平原康多―③郡司浩平―⑤守澤太志―⑦古性優作―⑧上田尭弥。赤板で③郡司が前を抑えたが、それを⑨吉田が叩き先行態勢。中団が③郡司と⑦古性でもつれた所に、⑧上田が襲い掛かり、①浅井はそれに乗って番手を確保する。②平原は3番手に切り替えて直線へ。ゴール前は①浅井が抜け出したが、ゴール前で斜行し⑧上田を落車させたとして失格。中を伸びた②平原が繰り上がりで1着となり、離れた2、3着には⑦古性、⑥原が伸びた。
1着入線の浅井康太が失格となり、すっきりした形ではないものの、平原康多が今年3回目の記念優勝を飾った。
赤板から各選手が激しく動き、消耗戦の様相を呈した一戦。郡司浩平が早めに前を抑え、それを吉田拓矢が叩く展開だったが、打鐘手前から両ラインがやや踏み合うような格好となった上、関東勢が前に出た後も3番手が郡司と古性優作でもつれる形に。前の選手にとっては厳しい流れとなった。これを後方でじっくり見ていた上田尭弥が、最終ホーム単騎で決死のカマシ先行を敢行し、見せ場を作る。そして、その後ろに抜け目なく乗っていたのが浅井で、この時点で展開は完全に浅井に向いていた。一方の平原は内に被される苦しい形も、柴崎淳を捌いて浅井の後位3番手をキープ。直線勝負に持ち込んだ。
直線まで上田が良く踏ん張っていたが、番手に収まった浅井が思い切り抜きに行き、そのまま押し切るかに思われた。しかし、上田との間を突いた平原をブロックしようとしたところ、内の上田を落車させてしまい。浅井は失格。ゴール前わずかに届かなかった平原が繰り上がりで優勝となった。
本意ではない形での優勝となった平原だが、苦しい展開を切り替えながら前を追った勝利への嗅覚はさすがの一言。早くも今年3回目のG3優勝となり、今年も賞金レースの上位をひた走っている。ここからどこまでタイトルを積み上げられるか。期待は膨らむ一方だ。
そして、今回優勝した平原以上に好レースを展開したのが逃げた上田だ。普通の選手なら、記念の決勝で単騎戦だと展開待ちの一発捲り狙いを考えるだろうが、上田は最終ホームで前がもつれたのを見るや単騎でカマシ先行。並の覚悟ではこのようなレースを展開することは出来ないだろう。惜しくも落車・携入という結果に終わったが、このレーススタイルは必ず後々に生きてくる。今後も日和ること無く、徹底先行を貫いて競輪界を盛り上げていくことだろう。
一方、全日本選抜優勝後で期待を集めた郡司浩平は、決勝戦見せ場なく敗退。間隔が空いたことで調整が難しかったか、今回は本来の動きが見られなかった。次回参戦のウィナーズカップまでに、状態をどこまで戻せるか。
ルーキーチャンピオンレース結果
また、こちらも注目を集めたルーキーチャンピオンレースは、赤板過ぎ2コーナーで人気を集めた寺崎浩平、鈴木陸来が落車する波乱の展開。菊池岳仁が単騎で後続を引き離す先行を見せ、その後位を追った熊本勢が直線抜け出しを図ったが、その後ろ4番手をキープしていた山口拳矢が直線鋭く伸びて快勝。地元バンクで生涯一度のタイトルを手に入れた。2車単が①⑨で2,380円(8番人気)、3連単が①⑨④で27,630円(67番人気)。
まとめ
平原康多の優勝で幕を閉じた大垣記念が終了し、次回のG3は3/19(金)から宇都宮競輪場で開催される国際自転車トラック競技支援競輪。S級S班の参加は無く、混戦模様の開催となりそうだ。どうぞお楽しみに。
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