松山競輪G3 決勝戦結果
松山競輪G3「金亀杯争覇戦」は今日決勝が行われ、愛媛111期の松本貴治が優勝した。松本はG3初優勝。2着には橋本強、3着には渡部哲男が入り、地元勢で上位独占が決まった。払戻金は2車単が④①で580円(1番人気)、3連単が④①⑧で1,720円(1番人気)。
決勝戦回顧
SS両者の位置取りが、地元勢をアシストする形に
初手は②郡司―⑤東口―③松浦―⑦坂口―⑨渡邉―⑥島川―④松本―①橋本―⑧渡部。赤板で③松浦が上がりかけ、②郡司が突っ張ったところを、⑥島川が一気にカマして主導権を奪う。そのまま5番手以降は離れ、最終2コーナーから④松本が番手捲り。②郡司、③松浦は共に不発。最後方から一気に捲った⑨渡邉も前に迫ったが、直線は地元3車が前をキープしたままゴールに飛び込んだ。
島川将貴の玉砕覚悟の先行勝負を活かし、松本貴治、橋本強、渡部哲男の地元勢が上位独占。松本にとっては嬉しいG3初制覇となった。
地元勢はスタートを控えて後ろに構え、いつでもカマして逃げられる態勢を取った。一方で、郡司浩平・松浦悠士の両SSは先頭と3番手の位置に。郡司と松浦にとっては、主導権奪取が濃厚な地元勢を出しての5番手が理想だったのか、赤板で松浦が地元勢を制して先に動く。
しかし、郡司が前受けから突っ張り、一瞬ペースが緩んだ。この郡司の突っ張りが、結果として地元勢の主導権をアシストする形となった。緩みを見逃さず、島川が2コーナーから全速のカマシ。対応が遅れた5番手以降は大きく離れ、この時点で郡司、松浦は苦しい展開となってしまった。
郡司は第二先行の形となり、松浦は最終2コーナーで苦し紛れにインを突いたが伸び切れず。SS両者が苦しむ一方で、松本は2コーナーから渾身の番手捲り。それに唯一迫ったのは、最後方から単騎で捲った渡邉一成だったが、前を捕らえるには至らず、直線も松本が力強く踏み切り優勝のゴール。橋本、渡部もがっちり好位をキープし、地元ファンの大歓声に迎えられ最高の結果を残した。
初日特選こそ先行勝負で力負けを喫したが、頼もしい先導役を配して見事にリベンジを果たした松本。地元で記念初制覇、それも地元3人で上位独占という理想的な結果でタイトルを手にした。選手層の厚い中四国にあって、存在感を示し続けており、今年はG1戦線での大活躍が期待される。
2,3着となった橋本・渡部もこのレース内容と結果には納得の一言だろう。この2人は来月に川崎全日本選抜出場を控えており、愛媛を背負っての上位進出に期待したい。前で自分の仕事を果たした島川も、このレースで株を上げた一人。これからも徹底先行で四国の急先鋒としての役割を果たす。
一方で、四国の結束の前に完敗を喫した郡司・松浦のSS両者は、2日目の内容を見る限り完調ではなかったか。これが本来の走りでないことは誰の目にも明らかで、次回以降の逆襲は必至だろう。
まとめ
地元勢の結束力が存分に発揮された松山記念が終了し、次回のグレードレースは1月28日(木)から開催される豊橋競輪G3「ちぎり賞争奪戦」。SSからは佐藤慎太郎、和田健太郎が参戦する他、地元からは金子貴志、吉田敏洋が出場。そして、今年から静岡支部に移籍となった深谷知広も顔を出すこととなった。豪華メンバー参戦の豊橋記念もどうぞお楽しみに。
競輪を買うなら『みんなの競輪』
キャッシュバックでお得に競輪が楽しめる!「みんなの競輪」公式サイトはこちら!
PIST6公式投票サイトのご登録はこちら!
公式LINEでお得な競輪情報を配信中!!
オートレースくじ「当たるんです」はこちら!
【いつでも輪pediaの記事更新通知が受け取れる!ポップアップ通知の利用方法】
輪pediaメールマガジン登録はこちら!
オススメ記事
競輪歴15年(みんなの競輪チーム 所属)
最新記事 by 競輪歴15年(みんなの競輪チーム 所属) (全て見る)
- 【新競輪・PIST6】本日の予想情報 - 2024年9月30日
- 競輪のルール編~後編~分かりにくい失格もこれを読めば解決! - 2024年9月18日
- 競輪のルール編~前編~分かりにくい失格もこれを読めば解決! - 2024年9月17日