京都向日町競輪G3「平安賞」攻略！決まり手・平均配当から予想に役立つ京都向日町競輪場の傾向・特徴を探る！

競輪歴15年（みんなの競輪チーム所属）

4年前

京都向日町競輪場の特徴を分析
京都向日町競輪場のバンク特徴
京都向日町競輪場の決まり手
京都向日町競輪場の平均配当
京都向日町競輪場で勝負するにあたって
まとめ

京都向日町競輪場の特徴を分析

9月3日～9月6日まで、京都向日町競輪場でG3「平安賞」が行われる。依然として7車立て9レース制での開催となるが、今回は京都向日町競輪場の特徴、決まり手、平均配当を徹底分析していく。

京都向日町競輪場のバンク特徴

まずは、京都競輪場のバンク特徴から。基本のバンクデータは以下の通り。

バンク周長	400m
見なし直線距離	47.3m
センター部路面傾斜（カント）	30゜29´7″
ホーム幅員	10.3m
バック幅員	9.3m
センター幅員	7.6m

見なし直線は400mバンクの中で2番目に短く、カントも同バンクの中で3番目に浅い。そのため、自力選手、特に先行選手にやや有利なバンクといえる。

カントが浅いため、最終バック以降の捲りは外に振られて届かない危険があり、捲りの選手は最終バックまでに前に出ている方が良い。逆に、逃げた選手は多少仕掛けが早くても、捲り選手の出方によってはゴールまで踏ん張れる。

競りは例によってインが有利。また、直線が短い分ライン3番手の選手は苦戦する傾向にある。

京都向日町競輪場の決まり手

続いては、京都向日町競輪場の決まり手を見る。今回の調査対象は、2020年1月～8月に行われたレースで、S級戦75レース、A級戦126レースの計201レース。

まずは、全201レースの決まり手。

	1着	割合	2着	割合
逃げ	30回	14.85％	31回	15.50％
捲り	80回	39.60％	28回	14.00％
差し	92回	45.54％	58回	29.00％
マーク	0回	0.00％	83回	41.50％

続いて、S級戦75レースの決まり手。

	1着	割合	2着	割合
逃げ	8回	10.53％	8回	10.81％
捲り	35回	46.05％	8回	10.81％
差し	33回	43.42％	22回	29.73％
マーク	0回	0.00％	36回	48.65％

逃げの決まり手自体は少なくなっているが、実際のレースを見ると先手ラインでの決着が多くなっている（番手の選手が差し込み、逃げた選手が粘れなかったパターン）。また、S級戦では捲りが差しを上回っており、捲りに構えた人気選手が最終バックまでに前を飲み込んでそのまま決まるレースが多くなっている。

したがって、逃げたラインが有利な他に、実力上位の選手が順当に力を発揮しやすく、平穏な決着が比較的多い傾向にあると言える。

京都向日町競輪場の平均配当

続いて、京都向日町競輪場の平均配当に触れる。今回も例によって、対象は2車単と3連単のみとする。

まずは、全体の平均配当から。

	3連単	2車単
最高配当	419,420円	55,420円
最低配当	440円	120円
1日ごとの最高平均配当	87,975円	12,175円
1日ごとの最低平均配当	4,052円	670円
全体平均配当	22,131円	3,779円
万車券出現数	84レース	14レース
万車券率	41.79％	6.96％

続いて、S級戦の平均配当。

	3連単	2車単
最高配当	288,690円	30,100円
最低配当	470円	120円
1日ごとの最高平均配当	71,034円	9,388円
1日ごとの最低平均配当	5,906円	670円
全体平均配当	22,444円	3,686円
万車券出現数	32レース	7レース
万車券率	42.66％	9.33％

3連単の全体平均配当は22,000円台と、7車立てが始まったことを考慮しても低い。決して大きく荒れるレースが無いわけではないが、5,000円以下の配当が1開催の半分を占めることもあり、安めの配当に引っ張られて万車券の影が薄くなっている印象だ。毎レース穴狙いをするのは無謀といえ、本命がしっかりしているレースは確実に本命車券を押さえつつ、時折穴狙いを織り交ぜる戦法が良いだろう。