岐阜競輪G3「長良川鵜飼カップ」2日目結果＆3日目予想

競輪歴15年（みんなの競輪チーム所属）

4年前

傾向通り堅く収まった2日目

岐阜競輪G3「長良川鵜飼カップ」2日目が終了。

9Rは松浦悠士が勝負所で注文通り3番手をキープ。逃げた黒沢征治を余裕十分に捲って仕留めた。大川龍二との広島ワンツーで2車単は170円。8Rも逃げた林慶次郎を郡司浩平が4番手から捲って勝利。マーク和田圭とのワンツーで2車単は120円、3連単は230円という超が付く人気決着となった。

7Rは谷口遼平が打鐘過ぎからの仕掛け。マークの浅井康太が直線測ったように差し切った。ここも2車単170円、3連単410円の1番人気決着。後半3レースは全て2車単100円台の配当となった。6Rは渡邉一成の捲りに和田健太郎が離れる展開。逃げた山田諒が2着に粘り込み、3連単は8,180円とここだけは中穴配当が飛び出した。

4Rは稲川翔―野原雅也の近畿勢が順当にワンツー。2Rも志智俊夫―竹内雄作の地元コンビが人気に応え、2車単は250円の配当となった。

1Rから3連単の配当は960円、1,150円、2,170円、640円、3,850円、8,180円、410円、230円、1,040円と万車券はゼロ。まさにこれまでの傾向通りに、本命党天国で終わった2日目となった。

3日目・準決勝展望／予想

3日目はいよいよ準決勝。決勝の7つの椅子を掛けて3レースが行われる。

7R

並びは⑤竹内雄作―①浅井康太、②黒沢征治―⑦鈴木竜士、④上田尭弥―⑥荒井崇博、③大川龍二。

先行力豊富な若手3人が揃い、激烈な先行争いが予想される。実勢断然上位はもちろん⑤竹内―①浅井の中部勢。G1での連携実績も豊富なこの二人が人気を集めそうだ。しかし、初日・2日目を連勝で勝ち上がった④上田の動きも超抜。2日目は松浦悠士の捲りに屈したものの、②黒沢も無視できない存在だ。

展開は④上田が早めに抑えて駆ける所へ、②黒沢、⑤竹内が襲い掛かる形か。自力3人の削り合いを、直線で①浅井、⑦鈴木が続々と差し込む。本線は番手両者の①⑦、⑦①の折り返し。すんなり⑤竹内の巻き返しが決まれば①⑤。⑦鈴木が早めに踏み込む形も考慮し、⑦⑥あたりを押さえても面白い。

8R

並びは④郡司浩平―③和田健太郎―⑥渡部幸訓、⑤谷口遼平―②志智俊夫、①野原雅也―⑦稲川翔。

ここもG1級の好メンバーが揃ったが、この3分戦なら④郡司の自力が一枚上手。ラインも3車揃い、後方に置かれても5番手がある。早めの巻き返しで首位有力だ。

しかし、問題は番手の③和田。④郡司との連携は阿吽の呼吸だろうが、如何せん今回は動きが悪い。まずは④郡司についていけるかどうかがカギになる。ましてや別線には②志智、⑦稲川とヨコが厳しいマーク選手。離れる予想を狙うのも十分「アリ」だ。本線は南関ワンツーの④③だが、④②、④⑦も全くの五分。①野原が捲りで食い込む④①まで押さえたい。穴を狙うなら別線の番手の両立で②⑦、⑦②。

9R

並びは⑤松浦悠士―⑦阿竹智史―②堤洋、①渡邉一成―④和田圭、⑥山田諒―③川口公太朗。

⑤松浦と①渡邉が激突する。⑥山田もいるだけに、⑤松浦としては上手く先行争いを誘発しての捲り展開を狙いたい。⑤松浦がすんなり捲りとなれば、タテ脚ある⑦阿竹は離れないだろう。⑤⑦が本線。もちろん、力の両立で⑤①、①⑤も押さえたい。逆転は①渡邉の先捲りで①④、①③。⑤松浦が敗れる波乱があるとすれば、⑥山田の先行、①渡邉の3番手捲りで合わせられる展開か。地元勢は苦しい戦いだが、③川口の番手捲りで抵抗したい。