競輪場の特徴
競輪場は日本に43場あり、その特徴も千差万別。ここでは、筆者が考える各競輪場の特徴を簡単に記載する。
400バンクの主な特徴
※大きな特徴がないバンクは除外しています。
函館
4月と10月は夜に急激に冷え込むことがあり、バンクは重くなる。
青森
直線は長めで捲りがやや有利だが、先行が極端に不利なこともない。
いわき平
直線が長く、逃げ切りは難しい。後方からの捲りも良く決まる。3番手からの突き抜けも要警戒。直線は外が良く伸びる。
弥彦
直線が長く、逃げ切りは難しい。ゴール前で態勢一変のシーンがある。
西武園
日本で最も「333バンクに近い400バンク」。先手ラインの前残りが多く、人気ラインでも捲りに回されると大敗の危険性。
京王閣
風の影響を受けるレースが多い。意外と逃げ切りは少ない。
立川
直線が長く、逃げ切りはよほど力がないと困難。直線は外よりも中が良く伸びる。冬は風が強く、自力型により厳しくなる。
川崎
捲りが決まりやすく、直線は外が良く伸びる。カメラ視点の影響で、差したと思った選手が差せていない場合が多い。
静岡
捲りが決まりやすく、特に最終1コーナーから惰性を付けると決まりやすい。
大垣
冬場は雪の影響で中止になることもあり、かなり重いバンク。そのため、地脚型の選手が有利。
豊橋
本来大きな癖はないバンクだが、外が伸びにくい。
松阪・四日市
カントがきつく直線が長いため、捲り・捲り追い込みが良く届く。
向日町
直線が短くカントも浅いため、先手ラインが有利。外は伸びにくい。
玉野
海に面しているのでやや重いと言われている。脚質の有利・不利はない。
広島
直線がやや長く、2センター~ゴールにかけては外が良く伸びる。捲りが決まりやすい。
高松
カントがきつく、バックからの捲りはやや厳しい。先手ラインも残れる。
松山
直線が長くカントもきついが、高速バンクのため自力型が有利。冬は重くなる。
小倉
ドームで高速バンク・自力型有利が定説。力のある選手が順当に勝てるバンク。
久留米
3コーナーからの捲りがほとんど決まらない。
武雄
400バンクの中でみなし直線が最長。当然追い込み有利で、逃げ切りはよほど力がないと難しい。
佐世保
400バンクの中でみなし直線が最短。カントも緩く、先手ラインが若干有利になりやすい。
別府
冬のバック向かい風の強さは日本有数。自力型泣かせの展開になりやすく、上がりもかかりやすい。
333バンクの特徴
前橋
日本一カントがきつく、極端に先行が有利。A級戦では逃げないと話にならない。捲りはバックまでに前に出ないと厳しい。
松戸
333バンクの割にカントが緩く、極端に先行が有利。最終バックまでに中団にいないと終わり。穴を狙うなら先手ラインの連独占。
小田原
みなし直線が日本一短いが、実際の直線距離はこれより長く、カントがきつく捲りが決まらないこともない。イメージ程先行有利ということはない。
伊東
333バンクの中でも最も400バンクに近い。早めにレースが動く割に直線が長く捲りも効くため、ゴール前で態勢一変もあり得る。
富山
333バンクだが400バンクに近い力勝負ができる。自力選手有利だが、逃げも捲りもほとんど変わらない。
奈良
展開の移り変わりは激しいが、直線はかなり短いため4コーナーを回ってきたままの態勢でほぼ決まる。もちろん先行有利。ゴール直前の攻防が熱い。
防府
逃げも捲りも決まる、最もオーソドックスな333バンク。バックには前団にいたいが、そこからの捲りも十分に効く。
500バンクの特徴
大宮
ご存じ長大な直線で、逃げ切りは非常に困難。ただし、直線が長い分そこで実力差がモロに出るため、クラスが下がるほど本線での決着が多くなる。
宇都宮
オーソドックスな500バンク。逃げ切りが不利な以外はどの脚質も決まるため、予想が立てづらいが競輪の魅力を十分に味わえる。
高知
500バンクの中では400バンクに近い特徴を持つ。先行選手でもタイミングが良ければ残れるので、仕掛けのポイントがカギ。
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