青森競輪G3 決勝戦結果
青森競輪G3「みちのく記念・善知鳥杯争奪戦」は今日決勝が行われ、福島90期の新田祐大が優勝した。新田のG3優勝は2017年5月の函館以来、3年ぶり8回目。青森記念は2回目の優勝となった。2着には佐藤慎太郎(福島)、3着には松浦悠士(広島)が入った。払戻金は2車単が⑤①で250円(1番人気)、3連単が⑤①③で590円(1番人気)。
決勝戦回顧
初手は③松浦悠士―④園田匠―⑥高橋晋也―⑤新田祐大―①佐藤慎太郎―②新山響平―⑦守澤太志。赤板から②新山が動き、ホーム過ぎでインを切る。打鐘過ぎで⑥高橋が巻き返して先手を奪うと、連れて上がろうとした③松浦は⑦守澤にブロックされて6番手に後退する。最終バック手前で②新山が4番手から捲ったが、⑤新田が番手捲りを放ち②新山は不発。直線は⑤新田が①佐藤を悠々と振り切って優勝を果たした。なお、3着には後方から追い込んだ③松浦が入った。
別線の抵抗をものともせず、新田祐大が高橋晋也の頑張りに応えて快勝。グランプリ出場へ貴重な賞金を上積みした。
初手は松浦悠士が佐藤慎太郎を押さえて前を取る展開。新山響平が後方に控えたことで、高橋としても新山を出してからの巻き返しで先手が取りやすい展開となった。赤板から新山が型通り前を押さえ、高橋がそれに呼応して巻き返す展開。新山も4番手なら十分とばかりに車を引いた。
ここで光ったのが、新山の番手・守澤太志の仕事。4番手を狙って上昇した松浦に強烈なブロックを加え一発KO。この時点で、勝負はほぼ決まったも同然だった。
その後は、4番手から捲った新山を新田が軽々と合わせての押し切り。いくら動き超抜の新山と言えども、新田の番手捲りの前にはひとたまりもなかった。新田は、上がり7人中3人が上がり10秒台という究極のスピード勝負も相まって、余裕の勝利となった。
これで新田は優勝賞金317万円を上積みし、賞金ランクも15位前後まで急上昇。残り2つのG1で好成績を収めれば、グランプリ出場に十分手が届く位置までやってきた。まずは次回の寛仁親王牌で、グランドスラム達成も含めてどこまでの成績を収められるかに注目したい。
まとめ~7車立てG3を終えて
3か月に渡った7車立て9レース制のG3開催も、今回の青森記念で幕を閉じる。新型コロナウイルス感染拡大防止のための苦肉の策だったが、ファンの目にはどのように映ったのだろうか。
筆者個人の感想としては、選手間の実力差があまりにもはっきりとし過ぎ、レースを見る前から結果が予想できる番組が多く、今一つ魅力に欠ける開催が多かったと言わざるを得ない。その分予想・的中の難易度ははるかに下がったが、払戻金も大きく低下したため、ギャンブルとしての魅力も低下した感は否めない。その上、自力選手が大きく幅を利かせたことで、競輪特有のヨコの動きがあまり意味を為さなくなったことも、7車立てG3の面白さの低下に繋がったのではないか。
次回のグレードレースは、10月1日(木)~10月4日に久留米競輪場で行われる「火の国杯争奪戦IN久留米」。ここからは、全てのG3が従来の9車立て12レース制に戻る。いよいよ本来の競輪が戻ってくる日がやってきそうだ。このサイトでは、10月からも引き続き各グレードレースの予想・結果を随時更新していく。どうぞお見逃しなく。
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