第77回日本選手権競輪 決勝戦結果
G1「第77回日本選手権競輪」は今日決勝が行われ、岐阜の山口拳矢が優勝した。山口はG1初制覇、父・山口幸二氏に続き史上3人目のG1親子制覇となった。2着には清水裕友、3着には佐藤慎太郎が入った。払戻金は3連単が4-3-2で20,640円。
決勝戦回顧
初手は1脇本9古性5新山2佐藤6和田7犬伏3清水8香川4山口。赤板で7犬伏が前を抑えて先行。5新山は中団5番手、1脇本は後方8番手に引く。そのまま中四国勢のペースで進み、最終バックで捲った5新山に合わせて3清水が番手捲り。5新山、1脇本は共に捲り不発。直線は粘る3清水を、3番手から伸びた4山口がゴール前際どく捕らえた。
決勝戦 赤板~ゴール 推定ラップタイム
赤板~打鐘:12.6 打鐘~ホーム:10.9 ホーム~バック:11.2 バック~ゴール:11.9
犬伏が打鐘~最終バックでほぼ10.9-11.2の先行。これで清水が車間を切っている上に、雨のバンクでは捲りは効かない。清水は最終バックで捲ったが、犬伏の先行を追いかけていただけに上り11.9とややゴール前失速。サラ脚で中四国勢の後ろを回っていた山口がギリギリ届いた。
決勝戦 選手採点
1着 4山口拳矢 5.0
これしかないという展開、千載一遇のチャンスを見事にモノにした。まざまざと勝負強さを見せつけダービー王に。文句なしの満点評価。
2着 3清水裕友 4.5
中四国ラインで理想的な展開を作り上げた。強いて言えば、踏み出すタイミングをあと0.5秒待てば…。非常に悔しい敗戦。
3着 2佐藤慎太郎 4.0
新山が不発の展開も、最終バックから自ら車群を捌いて車券圏内を確保。いぶし銀の走りは健在。
4着 8香川雄介 3.5
中四国ラインで理想的な流れ。これで清水とワンツーを決められれば最高だったが、精一杯の内容だった。
5着 9古性優作 3.5
脇本不発、最終バック9番手ではこれが精一杯。ゴール前の伸びは目を引いただけに悔やまれる。
6着 5新山響平 2.5
犬伏の気持ちに完全に敗北。結果論だが、ホームから捲ってみても良かったか。
7着 1脇本雄太 2.0
完全に負けパターンに持ち込まれた。あの内容ではどの人類でも巻き返しは無理。
8着 6和田圭 2.0
周回中から前2人に離れ気味、最後は完全に末を無くした。
9着 7犬伏湧也 4.0
赤板から気持ち全開の先行勝負。結果として優勝者は出せなかったが、ダービー初決勝で大いに見せ場を作った。
またも単騎の山口拳矢
山口拳矢の単騎での強さが光っている。2021年は、サマーナイトフェスティバルで2着、共同通信社杯で優勝。そして今回と、G2以上の決勝は全て単騎で走り、連対率100%の成績を残している。
競輪における親子G1制覇
親子によるG1制覇は、過去に以下の2例がある。
父 | 優勝 | 子 | 優勝 |
松村憲(高知前) | 1953年 高松宮賜杯競輪 | 松村信定(高知36) | 1982年 オールスター |
稲村雅士(群馬16) | 1971年 高松宮賜杯競輪 | 稲村成浩(群馬69) | 2001年 日本選手権 |
次回グレードレース案内
5/13(土)~5/16(火) 函館競輪G3【五稜郭杯争奪戦】
主な出場予定選手:新田祐大(福島)、吉田有希(茨城)、小松崎大地(福島)、宿口陽一(埼玉)、福田知也(神奈川)、和田真久留(神奈川)、東口善朋(和歌山)、小倉竜二(徳島)、犬伏湧也(徳島)、嘉永泰斗(熊本)、中本匠栄(熊本)、大森慶一(北海道)、菊池圭尚(北海道)
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