小松島競輪G3「阿波おどり杯争覇戦」決勝回顧&振り返り
小松島競輪G3「阿波おどり杯争覇戦」は、SS・古性優作が優勝した。古性のG3優勝は今年2回目、通算15回目。2着は郡司浩平、3着には嘉永泰斗が入った。3連単は3-1-5で12,260円。
小松島記念決勝 展開
初手の並びは誘導以下、1郡司―8和田、3古性、5嘉永、7鈴木、9石原ー2犬伏ー4小倉ー6山形。赤板で9石原が抑えに行き、一度引いたタイミングで4小倉が落車、2犬伏が事故棄権のアクシデント。最終ホームで5嘉永が単騎で巻き返し先行。直線は粘る5嘉永、番手から追い込む1郡司を、3古性が直線でまとめて差し切って優勝となった。
決勝振り返り
振り返る以前の問題として、赤板で人気を集めた地元コンビが姿を消す波乱の展開。後ろ攻めになった石原の狙いは一旦引いての打鐘巻き返しだっただろうが、下げる際の位置関係がすでに合っていなかった。石原は外に浮き、犬伏は内へ。本来なら、犬伏は石原と合わせて外に行くべきだろう。そこの呼吸が合っていなかったせいか、小倉が前の犬伏に追突する形で落車。犬伏も影響を受けて車体故障となった。この時点で、勝負は前の5名(南関・単騎の3名)に絞られた。
先に仕掛けたのは嘉永
四国勢が半分になったことで、前は郡司、和田、古性、嘉永、鈴木の並びに。ここから動いたのは嘉永だった。単騎でも前に出る、昨年のグランプリを思い出させる展開。4番手のままだと前に古性を置いているので、先捲りを食らうと良くても2着。優勝を狙うのであれば、一か八かではあったがこの位置から仕掛けるのは正解だろう。
郡司絶好も、さすがの決め手で古性戴冠
南関東勢は和田の好アシストもあって鈴木の上昇を阻み2・3番手に収まる。石原の巻き返しも及ばず、番手に入った郡司が絶好の形に思われたが、その後ろから直線だけで勝負を決めたのが古性だった。嘉永・郡司を前に置いているにもかかわらず、直線だけでまとめて前を捕らえる、令和の鬼脚本領発揮の瞬間だった。
まとめ
本来であれば四国勢が先手を取り、郡司や単騎勢がどの位置を狙うかが焦点のレースだったが、思わぬ形でSSの上位独占という結果に終わった。いささか消化不良感は否めない一戦だったが、上位4名が固まっての優勝争いは見ごたえ十分。各選手、次回サマーナイトフェスティバルへ向けては明暗がくっきりと分かれる結果となった。
