久留米競輪G3「火の国杯争奪戦IN久留米」攻略！久留米競輪場の傾向・特徴を徹底分析！

久留米競輪場の特徴を分析
久留米競輪場のバンク特徴
久留米競輪場の決まり手
久留米競輪場の平均配当
久留米競輪場で勝負するにあたって
まとめ

久留米競輪場の特徴を分析

10月1日～10月4日まで、久留米競輪場でG3「火の国杯争奪戦IN久留米」が行われる。本来ならば熊本競輪場で行われていた「火の国杯争奪戦」だが、改修工事中のため今年も久留米競輪場で行われる。また、これが3カ月ぶりの9車立てG3開催となる。そこで今回も、久留米競輪場の特徴、決まり手、平均配当を徹底分析していく。

久留米競輪場のバンク特徴

まずは、久留米競輪場のバンク特徴から。基本のバンクデータは以下の通り。

バンク周長	400m
見なし直線距離	50.7m
センター部路面傾斜（カント）	31゜28´37″
ホーム幅員	11.0m
バック幅員	10.0m
センター幅員	9.0m

見なし直線は50.7ｍで、400mバンクの中では5番目に短い。カントは平均よりもわずかに浅い程度。特に大きな特徴はなく、どの脚質にも走りやすいバンクと言える。スピードをフルに活かせるバンクで、スピードタイプの選手が比較的有利。

ただし、3コーナーからの捲りだけは決まりにくい傾向にあるので注意が必要。捲り勝負なら最終バックまでに前に出切るか、遅めの捲り追い込みの方が良く届く。

久留米競輪場の決まり手

続いては、久留米競輪場の決まり手を見る。今回の調査対象は、2020年1月～6月に行われた9車立てのレースで、S級戦122レース、A級戦66レースの計188レース。

まずは、全188レースの決まり手。

	1着	割合	2着	割合
逃げ	25回	13.30％	26回	13.76％
捲り	73回	38.83％	44回	23.28％
差し	90回	47.87％	46回	24.34％
マーク	0回	0.00％	73回	38.62％

続いて、S級戦122レースの決まり手。

	1着	割合	2着	割合
逃げ	14回	11.48％	16回	13.01％
捲り	43回	35.25％	31回	25.20％
差し	65回	53.28％	29回	23.58％
マーク	0回	0.00％	47回	38.21％

見なし直線距離の短さの割に、逃げた選手が著しく残りにくい傾向にあることが分かる。先手ライン～中団の選手が有利なのは間違いないが、先行してそのままというよりも、番手捲りや遅めの捲り追い込み、または4～5番手までに付けた追い込み選手の突き抜けの方がよく決まる。特にS級戦はその傾向が強く、逃げた選手が2着までに残る確率は1日に2度あるかどうかのレベル。よほど強い先行選手でない限り、逃げ切り狙いは避けた方がベターだ。

久留米競輪場の平均配当

続いて、久留米競輪場の平均配当に触れる。今回も例によって、対象は2車単と3連単のみとする。

まずは、全体の平均配当から。

	3連単	2車単
最高配当	1,005,370円	83,850円
最低配当	240円	130円
1日ごとの最高平均配当	164,054円	18,890円
1日ごとの最低平均配当	3,333円	721円
全体平均配当	37,161円	5,075円
万車券出現数	83レース	27レース
万車券率	44.14％	14.36％

続いて、S級戦の平均配当。

	3連単	2車単
最高配当	1,005,370円	83,850円
最低配当	380円	200円
1日ごとの最高平均配当	164,054円	18,890円
1日ごとの最低平均配当	8,468円	964円
全体平均配当	48,777円	6,419円
万車券出現数	57レース	24レース
万車券率	46.72％	19.67％

6月のG3開催では100万車券が飛び出すなど、S級戦はとにかく荒れている。3連単の平均配当は48,000円オーバーと、過去最高の数字を叩き出している他、10万円以上の配当が複数回出現する日も珍しくない。A級戦はかなり平穏な決着が目立っているだけに、ここまでS級戦とA級戦で傾向が異なる競輪場も珍しい。思い切った大穴狙いも有効だ。