PIST6 2023 ラウンド1は、4月8日(土)に最終日が行われた。決勝戦にはタイトルホルダーの佐藤幸治、永澤剛、青野将大が順当に勝ち上がり、2名の選手が初の優出を決めた。実力者同士のハイレベルなレースが繰り広げられた中、巧みなレース運びで好位を確保した東矢圭吾が抜け出して完全Vを飾った。2着にはまくった佐藤が迫り、3着には内を突いた永澤が入った。
決勝戦のスタートポジションは先頭から青野将大-佐藤幸治-永澤剛-木村佑来-東矢圭吾-原田泰志。レースは残り3周を過ぎてペーサーが退避すると東矢が青野を押さえて先頭に立つ。東矢は後続の様子をうかがいながらペースに入れると、残り2周で一気にスパートを開始した木村を受けて2番手を確保。まくる佐藤に合わせながら前へ踏み込み直線で逃げる木村を捕らえると、後続の猛追も振り切って先頭でゴール線を駆け抜けた。
「うれしいけどビギナーズラックだと思うので、次も勝てるように頑張りたい。(決勝戦を振り返って)コース的にも木村君より先に仕掛けて番手に入らないと厳しいと思った。思い切って動いた結果、作戦通りにレースが進められた。最終2コーナー付近では前を捕らえられる感触はあったけど、位置取りでかなり脚を使ったからきつかった。(今節を振り返って)全部自分で動けたし、レースを作れたと思う。現行の競輪より自転車競技のケイリンをやっていた期間が長いので、その強みも生かせたと思う。S級選手と戦えたことはいい経験になるし、現行競輪にもつながることが見つかったのでそれを生かしていきたい」
初参戦ながらもまくって逃げてと冷静な立ち回りを披露し、4連勝でS級のタイトルホルダーを撃破。学生時代にケイリンでタイトルを総なめにした実力は本物で、次回の活躍にもより一層期待がかかる。
『S級戦士が力を示す』
また今節はベテランS級選手の活躍が目立った。戸田洋平は準決こそ不運の落車に見舞われたが、初日は力強い先行策で連勝を飾り、準決進出を逃した北野武史と佐伯翔は最終日に意地を見せて1勝を挙げた。松山桂輔は勝ち星こそなかったが、準決勝の3着を含む2度の確定板入りと安定感が光った。決勝進出とはならなかった4名の選手達だが、随所に存在感のある走りを披露した。
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