京都向日町競輪G3「平安賞」初日予想＆注目レース展望

京都向日町競輪G3「平安賞」初日展望
メインレース・初日特選
初日特選以外の注目レース
まとめ

京都向日町競輪G3「平安賞」初日展望

今日から9月6日（日）までの4日間の日程で、京都向日町競輪開設70周年記念G3「平安賞」が開催される。地元の稲垣裕之、村上博幸の欠場は残念だが、それでも村上義弘、平原康多、佐藤慎太郎を筆頭に好メンバーが揃った。今回は、初日特選を中心とした開催初日を展望する。

メインレース・初日特選

初日のメインカード・初日特選の出走表は以下の通り。

車番	選手名	登録地	年齢	期別
①	佐藤慎太郎	福島	43歳	78期
②	山田英明	佐賀	37歳	89期
③	鈴木裕	千葉	35歳	92期
④	大槻寛徳	宮城	41歳	85期
⑤	松岡貴久	熊本	36歳	90期
⑥	村上義弘	京都	46歳	73期
⑦	平原康多	埼玉	38歳	87期

ライン構成：②⑤・⑥・③・⑦①④

最も若い選手が35歳の鈴木裕と、平均年齢が高い一戦となった初日特選。そのせいもあって、本格先行不在の大混戦となった。

何と言っても注目は⑥村上義弘。過去21年分のデータを遡っても、村上が向日町で緑の6番車を背負った経験はなし。筆者のみならず、全ての競輪ファンが「緑の村上義弘」には大いに違和感を抱くことだろう。初日特選は近畿の選手がおらず、単騎戦を強いられる形となった。近況の成績からも強気にとはいかないが、地元ファンの前で意地を見せられるか。

一方で、このレースの本命には②山田英明を抜擢した。先述の通り⑥村上は単騎戦、⑦平原康多はここ2開催の動きに不満が残る。その上、①佐藤慎太郎は前回小田原の落車⇒追加での強行出場で状態が不安視される。ここはライン3車の⑦平原を逃がして、本領の捲り勝負で決着を付けよう。マーク⑤松岡貴久とのワンツーで②⑤、⑤②が本線。

⑦平原はうまくペースを掴んで先行か、山田を逃がしての5番手捲りなら勝機。⑦①、①⑦、①④は逆転十分。展開がもつれた時は③鈴木裕の捲り一発、コースを突ける④大槻寛徳の突き抜けが怖い。

初日特選以外の注目レース

8R

初日予選のメインレースは、①寺崎浩平―⑤畑段嵐士の近畿勢に人気が集中しそう。地元期待の自在型として名を馳せて久しい⑤畑段だが、実は向日町記念は初出走。決勝進出は最低のノルマとしたいところで、まずは①寺崎をしっかりとリードしてワンツーを決める。①⑤、⑤①が大本線。⑦曽我圭佑は4月小田原で①寺崎を破っており、その時の再現となれば配当は二桁跳ね上がる。穴は⑦から。

7R

近況不甲斐ない走りが続く②三谷竜生だが、ここまでメンバーが落ちればさすがに負けられない。本領の先行勝負で人気に応える。マーク⑦西岡正一はどこまで調子が戻っているか。②⑦本線も、直線鋭い①高原仁志の一撃が怖い。②①、①②が逆転。

6R

前期から久々にS級に帰ってきた長野五輪金メダリスト・①西谷岳文は、実に10年ぶりの地元記念参戦。近況の成績から強気にはなれないが、まず初日は絶好調・④元砂勇雪の先導で地元ファンの歓声に応えたい。④①、①④。順当なら⑤森山智徳の捲りが決まる⑤②、⑤④。実績ある③桐山敬太郎は動き戻らず、ここは静観。