後半戦に波乱が待っていた開催初日
岐阜競輪G3「長良川鵜飼カップ」初日が終了。
メインの初日特選は郡司浩平が打鐘手前に抑えて先行する展開。松浦悠士がすかさず後方から巻き返すが、伸びは一息。郡司が突っ張りきったところに、最終2センターで内を突いたのは鈴木竜士。郡司マークの和田健太郎を一発で捌いて前に迫ったが、郡司がそのまま押し切った。3着には直線外を伸びた浅井康太が入り、3連単は40,420円の高配当となった。
8Rは渡邉一成がスピードの違いを見せつけて、堂々の押し切り。1周先行で上りも11.5の好時計をマーク。動きは上々だ。7Rは川口聖二が注文通りの先行を見せるが、別線の抵抗もあり直線は失速。マーク志智俊夫が抜け出したものの、2，3着には久島尚樹、稲村成浩と別線の番手選手が入り、3連単53,910円と今日一番の高配当となった。
6Rは地元期待の竹内雄作がロングスパートの先行から堂々の押し切り。地元記念決勝進出へ向け、まずは好スタートを切った。5Rは黒沢征治が林慶次郎を突っ張っての先行。こちらも長い距離を踏んで見事に押し切った。
前半戦～中盤戦は平穏な決着が続いたものの、7R、9Rとラインが崩れる波乱の展開。特に7Rは、昨日の展望通り直線で様相が一変。大波乱の結果となった。
2日目注目レース展望
ここからは2日目の注目レースを展望する。
9R
ここは6車立て。①松浦悠士が断然の存在だが、初日の動きは今一歩というところ。初日好内容で押し切った③黒沢征治が相手だけに油断はできない。本線は①松浦―⑤大川龍二の広島ワンツーと、①松浦＝③黒沢の折り返し。③黒沢が金星を挙げれば配当も跳ね上がる。
8R
ここも6車立て。初日特選を堂々と押し切った②郡司浩平の軸は揺るがない。ここは③林慶次郎との2分戦。③林を行かせて4番手から軽やかに捲ろう。マークも⑤和田圭なら離れる心配はない。②⑤で大勝負出来る。①荒井崇博は③林次第。
7R
⑦浅井康太が絶好の目標・②谷口遼平を得た。②谷口もやるべきことは一つと心得ているはず。阿吽の呼吸でワンツーを決める⑦②が大本線。しかし①小原丈一郎が抵抗すれば、②谷口は残れないか？⑤稲村成浩が直線コースを探して突っ込む⑦⑤が穴目。
6R
好調モード持続の④渡邉一成には、①和田健太郎が付く。初日特選で鈴木竜士に一発で捌かれた①和田に不安は残るが、④渡邉のスピードを貰えば何とか。④①が本線。⑤山田諒―②川口公太朗の地元勢がどこまで抵抗できるか。何でもできる⑦鷲田幸司も怖い。
4R
初日特選は見せ場がなかった②稲川翔だが、今度は④野原雅也とのタッグ。名誉挽回の差し切りを決める。②④が本線。①高橋築は動き一息。⑦金子真也がどこまで2人に迫れるか。
2R
①竹内雄作―⑤志智俊夫の地元勢が強力タッグ。気心も知れているだろう2人がキッチリワンツーを決めて、揃って準決勝へ駒を進める。③山本直は展開待ちな面が否めない。配当を追いたいなら、もつれた際の④伊藤正樹のタテ脚を狙う。
まとめ
堅い堅いと言われる記念の2日目だが、意外にも今回は好カードが揃っている。少し目が狂えば高配当も十分期待できるだけに、この辺りでセオリーに逆らうのも一つの手か。
しかし、売り上げが高くなる後半レースを6車立てにするのは、どういう算段なのだろうか？わざと本命をガチガチにして、大口投票を狙おうという魂胆なのだろうか…。筆者にはどうも理解しがたい。
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