別府競輪G3「オランダ王国友好杯」攻略！別府競輪場の傾向と特徴を探る！

別府競輪場の特徴を分析
別府競輪場のバンク特徴
別府競輪場の決まり手
別府競輪場の平均配当
別府競輪場で勝負するにあたって
まとめ

別府競輪場の特徴を分析

12月3日～12月6日まで、別府競輪場でG3「オランダ王国友好杯」が行われる。今回は、別府競輪場の特徴、決まり手、平均配当を徹底分析していく。

別府競輪場のバンク特徴

まずは、別府競輪場のバンク特徴から。基本のバンクデータは以下の通り。

バンク周長	400m
見なし直線距離	59.9m
センター部路面傾斜（カント）	33゜41´24″
ホーム幅員	9.6m
バック幅員	8.6m
センター幅員	8.0m

直線の長さは59.9mで、和歌山競輪場と並んで400mバンク中7位タイの長さ。カントはややきつめ。

国道を挟んで海に面しているため、1年中風の影響を受けるバンクとなっている。特に冬はバック向かい風が強く吹く傾向にあり、先行選手は苦戦を強いられる。また、風が強い日は上がりタイムが通常より2秒以上余計にかかることもあり、今年1月の開催では、チャレンジレースで全選手上がりが15秒以上かかるという珍しい現象も発生している（バック向かい風、風速5.0m）。

そのため先行選手は仕掛けどころが難しく、少しでもオーバーペースとなれば直線で簡単に失速することもある。また、番手の選手も一旦目標に離れると、あっという間に風の餌食となり再追走は非常に困難となる。地力の差が出やすいコンディションとなることが多いバンクである。

別府競輪場の決まり手

続いては、別府競輪場の決まり手を見る。今回の調査対象は、2019年11月～2020年6月に行われたS級戦9車立てレース合計108R。

	1着	割合	2着	割合
逃げ	17回	15.74％	17回	15.60％
捲り	40回	37.04％	28回	25.69％
差し	51回	47.22％	29回	26.61％
マーク	0回	0.00％	35回	32.11％

1着は逃げの決まり手が15％と、平均的な数字に落ち着いているが、今年に入り9車立てのS級戦では逃げ切りが決まりづらくなっている。逃げの決まり手17回の内、75%以上は昨年の数字であり、やはり先行選手が苦しい傾向にあるのは間違いないと言える。ただし、自力と追い込みの割合はほぼ互角であり、長い直線を活かした捲りが決まりやすくもなっている。

2着マークの決まり手は32％で平均かやや低め。1日中、5レース連続でライン決着となった日もあったが、あまりラインで決まりやすいとは言えない。

別府競輪場の平均配当

続いて、別府競輪場の平均配当に触れる。今回も例によって、対象は2車単と3連単のみとする。

	3連単	2車単
最高配当	699,280円	132,760円
最低配当	530円	170円
1日ごとの最高平均配当	148,862円	23,518円
1日ごとの最低平均配当	6,150円	1,162円
全体平均配当	41,819円	7,160円
万車券出現数	38レース	16レース
万車券率	34.55％	14.68％

万車券率はほぼ3レースに1レースと決して高いわけではないにもかかわらず、全体の平均配当は水準を大きく上回る41,819円となっている。要因は、一つ一つの万車券がかなり大きいこと。万車券38レース中、11レースが10万円以上、半数を上回る22レースが5万円以上と、かなり振れ幅が大きくなっている。毎レース万車券を狙うのは難しいが、一撃回収の魅力を秘めた競輪場であると言える。