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西川親幸が引退
競輪S級最年長優勝記録や、最年長S級1班在位記録などを持つ熊本57期の西川親幸（57）が、11日に引退したことが分かった。
西川は1986年にデビュー。翌1987年にS級に昇級すると、デビュー4年目の1989年に日本選手権競輪に初出場。その後、2023年前期まで36年間に渡りS級に在位し続けた。その間に1996年の日本選手権競輪（千葉）決勝3着、同じく2000年の日本選手権競輪（千葉）決勝2着などの戦歴を残した。
日本選手権競輪には1993年～2017年まで26回連続で出場。この記録は歴代1位タイとなる。50代に入っても実力を維持し、2018年1月には52歳4か月でS級優勝。当時のS級最年長優勝記録を更新し、この記録は今も破られていない。また、2020年前期までS級1班の格付けを維持し、こちらも最年長記録を保持している。
さらに、同年9月には史上34人目の通算獲得賞金10億円を達成。G2以上の優勝がない選手の賞金10億円突破は史上初であった。このように長きに渡ってS級戦線を賑わせた西川だったが、近年は落車による怪我などにも苦しみ、点数が下降。2023年後期となる7月からはA級落ちが決まっていたが、そのA級戦を走ることなく引退となった。ラストランは7月1日の京都向日町競輪「松本勝明記念杯スピチャン杯」最終日5R・S級一般7着。
西川親幸（熊本）
旧・日本競輪学校57期卒業、1986年5月デビュー。通算成績は3044戦468勝、優勝44回。G3（記念競輪）は92年熊本前期、93年熊本後期、2009年豊橋の3回優勝。G1は上記の日本選手権競輪2度を含め、3度の決勝進出がある。
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