G1「第64回オールスター競輪」5日目結果＆決勝戦予想—本命はあの選手に！

第64回オールスター競輪　準決勝結果
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第64回オールスター競輪　準決勝結果

G1「第64回オールスター競輪」は5日目が終了。準決勝の模様を振り返る。

9R

打鐘で７吉田拓矢を叩き、１深谷知広が最終先行。別線は中団に入った２山口拳矢、３松浦悠士共に不発に終わり、そのまま直線へ。ゴール前は番手から９佐藤慎太郎が抜け出しにかかったが、中を割って４成田和也が3番手から突き抜けた。

10R

８松井宏佑が赤板から仕掛けたが、更にその上を５新田祐大が打鐘で叩いて先行。東北勢の3番手を２古性優作が捌きとったものの、捲りには至らず直線へ。最後は番手から３守澤太志が差しかわして1着となった。

11R

赤板で前を抑えた５眞杉匠が先行。4番手～5番手、6番手～7番手が大きく離れた展開となり、中団から先に捲った６中川誠一郎を２平原康多が番手捲りで合わせる。直線は６中川が抜け出すところへ、後方から急追した７脇本雄太がゴール寸前でかわした。

決勝戦予想

印	番	選手名	登録地	競走得点	年齢	期別	今回成績
×	①	新田祐大	福島	0.00	35	90	❹１❻②
〇	②	脇本雄太	福井	0.00	32	94	❾２１①
	③	平原康多	埼玉	115.28	39	87	❻１❺③
◎	④	古性優作	大阪	117.36	30	100	❶２❶③
▲	⑤	佐藤慎太郎	福島	118.64	44	78	❸２❼②
	⑥	中川誠一郎	熊本	107.36	42	85	１７１②
	⑦	守澤太志	秋田	117.18	36	96	❼７１①
	⑧	成田和也	福島	111.27	42	88	４３２①
△	⑨	深谷知広	静岡	116.85	31	96	❺１❾③

並び：１５７８・２４・３・６・９

脇本の最終先行と読み、古性が悲願のG1初優勝へ

東北勢は１新田祐大―５佐藤慎太郎―７守澤太志―８成田和也で結束。近畿勢は想定通りの並び、あとの3名は全員が単騎を選択した。

自力両者のレーススタイルを考える

９深谷知広が一か八かの単騎大カマシに出る可能性も無くはないが、基本は１新田か２脇本雄太の先行だろう。１新田は、ここ最近のビッグレース決勝を見ても、絶対に自分が沈むかもしれない先行は打たない。仮に一昨年のグランプリのように早めに抑えても、無理にペースを上げることはなく、自分が残れるような戦法で勝負をする。その姿勢は、後ろに3人を背負った今回も変わらないだろう。ましてや今回は地元でのG1決勝。結果を残すことがSSとしての至上命題であり、いくらライン4車と言えどもみすみす直線沈むようなオーバーペースの先行は打たないと見る。

その点で、２脇本はまだドカンとカマして先行する気概を持っている。それは自分の脚力に絶対の自信を持っているからであり、現にこれまでも単騎でカマして後続を完封するなど、先行で結果を残してきた。ここは実質二分戦。１新田がペース配分を気にするようなら、その隙に一気に踏み込んで主導権を奪うと見る。

本線は古性の抜け出し

そうなれば、番手で展開恵まれるのは４古性優作だ。今回もオリオン賞・シャイニングスター賞を余裕十分のレースで勝ち切っており、仕上がりは万全。同じく２脇本の番手から優勝を飾れなかった昨年の借りを返すべく、直線は全力で抜きに行く。抜け出しが本線。

当然、１新田が首尾よく前に出れば番手５佐藤慎太郎の抜け出しがある。連日前を抜けなかったり、前を抜いても後ろから差されたりと今一歩というレースが続くが、ここぞの勝負強さは誰もが認めるところ。仮に前が不発でも前に迫る脚があり、逆転が怖い。単騎では９深谷の捲り・カマシが穴候補。初日、2日目、準決勝のレース内容が秀逸で、ここは単騎で気軽に一発を狙える立場。もつれれば一気の強襲がある。