川崎競輪場の特徴を分析
2月20日(土)~2月23日(火)まで、川崎競輪場でG1「全日本選抜競輪」が行われる。今回は、川崎競輪場の特徴、決まり手、平均配当を徹底分析していく。
川崎競輪場のバンク特徴
まずは、川崎競輪場のバンク特徴から。基本のバンクデータは以下の通り。
バンク周長 | 400m |
見なし直線距離 | 58.0m |
センター部路面傾斜(カント) | 32゜10´14″ |
ホーム幅員 | 10.3m |
バック幅員 | 9.3m |
センター幅員 | 8.3m |
直線は58.0mと立川競輪場と同じでやや長め、カントは若干大きめ程度でそこまで大きな特徴は無い。しかし、3~4コーナーからの捲りが決まりやすく、中団~後方からでも直線だけで逆転することは可能。一方で逃げた選手が粘り切るのは困難で、先行タイプには厳しいバンクと言える。
また、カントがきつい分勝負所では内を狙う選手が多く、コースは空きづらい。追い込みならば、一気に外を仕掛けて前を呑み込める選手の方が狙い目。風は海風の影響が若干ある程度。
川崎競輪場の決まり手
続いては、川崎競輪場の決まり手を見る。今回の調査対象は、2019年10月~2020年6月に行われたS級戦9車立てレース合計120R。
1着 | 割合 | 2着 | 割合 | |
逃げ | 11回 | 9.17% | 15回 | 12.40% |
捲り | 34回 | 28.33% | 22回 | 18.18% |
差し | 75回 | 62.50% | 42回 | 34.71% |
マーク | 0回 | 0.00% | 42回 | 34.71% |
逃げ切りは10%未満と、先行選手にはやはり厳しいデータが出ている。それに加え、逃げ・差しの決まり手と差しの決まり手の割合が1着が3:5、2着が1:2となっており、圧倒的に差し有利の傾向が表れている。また逃げた選手は2着にもほとんど残っておらず、自力選手はなるべく逃がされたくないところだ。
川崎競輪場の平均配当
続いて、川崎競輪場の平均配当に触れる。今回も例によって、対象は2車単と3連単のみとする。
3連単 | 2車単 | |
最高配当 | 980,490円 | 94,520円 |
最低配当 | 610円 | 160円 |
1日ごとの最高平均配当 | 212,316円 | 21,900円 |
1日ごとの最低平均配当 | 3,654円 | 668円 |
全体平均配当 | 29,920円 | 4,600円 |
万車券出現数 | 64レース | 12レース |
万車券率 | 52.89% | 9.92% |
万車券が2レースに1レース以上の割合で出ており、平均配当も3万円に迫る高配当バンク。過去には300万円台、200万円台の配当も2回ずつ出ており、波乱を狙うには打って付けのバンクと言える。継続して万車券が出る時はその流れが止まらないため、ハマれば連続して高配当をゲットできるかもしれない。
まとめ
今回は、川崎競輪場の特徴・傾向をご紹介した。再度まとめると、以下の通り。
・直線はやや長め、カントはやや大きめ。先行した選手は非常に残りにくく、差し有利の傾向がはっきり表れている。
・波乱が起きやすく、継続して高配当が出やすいバンク。中穴以上を狙い撃てば回収率は十分に期待できる。
ましてや今回は実力が過度に接近しているG1。高配当が出るのはもはや有力を通り越して濃厚といえる。多少手を広げても、狙いは広げて高配当を掴みたいところだ。
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