佐世保競輪G3「九十九島賞争奪戦」攻略！佐世保競輪場の傾向と特徴を探る！

佐世保競輪場の特徴を分析
佐世保競輪場のバンク特徴
佐世保競輪場の決まり手
佐世保競輪場の平均配当
佐世保競輪場で勝負するにあたって
まとめ

佐世保競輪場の特徴を分析

12月17日(木)～12月20日(日)まで、佐世保競輪場でG3「九十九島賞争奪戦」が行われる。今回は、佐世保競輪場の特徴、決まり手、平均配当を徹底分析していく。

佐世保競輪場のバンク特徴

まずは、佐世保競輪場のバンク特徴から。基本のバンクデータは以下の通り。

バンク周長	400m
見なし直線距離	40.2m
センター部路面傾斜（カント）	31゜28´37″
ホーム幅員	10.0m
バック幅員	9.0m
センター幅員	7.5m

400mバンクの中でも、群を抜いてみなし直線の距離が短く、その長さは何と40.2ｍ。これは333mバンクを含めた全43場の中でも、小田原、奈良、松戸に続いて4番目に短い距離だ。また、カントも元々500mバンクだったものを改修して400mにしているため浅くなっている。当然、先行した選手ないし先手ラインが有利なバンクとなってくる。また、1コーナー側は海に面しており、海風の影響に注意が必要。特に冬場は風の影響を強く受けるため、随時更新される気象データには気を配っておくべきである。

佐世保競輪場の決まり手

続いては、佐世保競輪場の決まり手を見る。今回の調査対象は、2019年12月～2020年6月に行われたS級戦9車立てレース合計107R。

	1着	割合	2着	割合
逃げ	14回	13.08％	16回	14.95％
捲り	39回	36.45％	23回	21.50％
差し	54回	50.47％	27回	25.23％
マーク	0回	0.00％	41回	38.32％

バンク特徴の割に逃げの決まり手は13％と少なめ。差しが50％を超える割合で決まっており、先手ラインの番手、3番手が突き抜けるケースもある程度発生している。後方に置かれると厳しく、やはり予想の基本は先手ラインか、最終ホームまでに前々に踏み込める選手ということになる。

2着マークの決まり手は38％で、S級戦としては平均かやや高め。差し―マークで決まるケースが多いようだ。

佐世保競輪場の平均配当

続いて、佐世保競輪場の平均配当に触れる。今回も例によって、対象は2車単と3連単のみとする。

	3連単	2車単
最高配当	418,510円	85,100円
最低配当	440円	150円
1日ごとの最高平均配当	74,163円	12,849円
1日ごとの最低平均配当	4,610円	784円
全体平均配当	29,344円	4,681円
万車券出現数	56レース	10レース
万車券率	51.85％	9.35％

以前紹介した別府競輪場とは正反対で、万車券の割合は2回に1回を超えているが、平均配当は3万円弱とそこまで高くはない。3連単1万円台～2万円台の配当が29レースと半数を占めており、大穴はそれほど発生しないバンクと言える。中穴近辺を狙いつつ、確実に当ててプラスを積み上げる戦略の方がハマりそうだ。