松山2日目は後続を突き放す快勝劇

原田研太朗、偉業達成へ

原田研太朗の勢いが止まらない。先月、12連勝で豊橋記念を制したと思えば、今月3日~5日に行われた松山F1でも完全優勝。S級での連勝記録を15に伸ばした。

原田研太朗15連勝の軌跡

日付・開催場競走名着順
12/26 防府F1S級準決勝1着
12/27 防府F1S級決勝1着
1/1 高松F1S級初日特選1着
1/2 高松F1S級準決勝1着
1/3 高松F1S級決勝1着
1/12 松山F1S級初日特選1着
1/13 松山F1S級準決勝1着
1/14 松山F1S級決勝1着
1/20 豊橋G3S級初日特選1着
1/21 豊橋G3 S級二次予選1着
1/22 豊橋G3 S級準決勝1着
1/23 豊橋G3 S級決勝1着
2/3 松山F1S級初日特選1着
2/4 松山F1S級準決勝1着
2/5 松山F1S級決勝1着

直近4カ月の成績は、30走して25勝、2着2回で勝率は83.3%、連対率は90%。今年に入っては何と負けなしの13連勝だ。

いよいよ、吉岡稔真が持つS級連勝記録まであと「3」と迫り、12日からの小倉F1に挑む原田。今回は、その小倉F1を展望する。

小倉F1 スポーツニッポン杯

12日からの小倉F1「スポーツニッポン杯」の主な出場予定選手は以下の通り(太字は初日特選想定メンバー)。

級班選手名登録地
S1原田研太朗徳島
S1町田太我広島
S1野田源一福岡
S1小川勇介福岡
S1久米良徳島
S1林大悟福岡
S1長尾拳太岐阜
S1合志正臣熊本
S1片岡迪之岡山
S1塚本大樹熊本
S1室井健一徳島
S1瓜生崇智熊本
S1柳詰正宏福岡
S2伊藤旭熊本
S2近藤龍徳愛知
S2田尾駿介高知
S2佐々木則幸高知
S2山根将太岡山

前回の松山F1に比べれば、メンバーはやや手薄に見える。

まずは原田を盛り立てたい四国勢だが、別地区と比べると若干見劣りがする。マーク堅実な久米良が初日特選ではタッグを組みそうだが、その他は室井健一、佐々木則幸、田尾駿介と、若干マーク追走に不安を残す顔ぶれ。1人でも多く決勝に残りたいが…。

地元勢を中心とした九州勢は大挙して参戦。急先鋒は徹底先行の林大悟だ。まだ一線級を相手取って逃げ切るには発展途上だが、圧倒的な先行力を武器にF1クラスでは決勝級の存在。ここは地の利とラインの厚みを活かして食い下がりたい。マークは小川勇介で、展開を捕らえて逆転を狙うほか、追加で単騎戦の名手・野田源一も参戦。近況開催中止が続くうっ憤を晴らす快走となるかどうか。

林の他にも、直前の静岡記念で決勝に進んだ伊藤旭や、実績十分の野口大誠、今期初昇級で鼻息荒い阿部将大、近況やや下降も実力は優勝級の瓜生崇智が控えており、やはり地元地区の壁は厚そうだ。

番組によっては原田と共同戦線を張りそうな中国勢は、町田太我の名前が光る。近況は欠場、開催中止、準決勝敗退と消化不良な流れが続くが、力を出し切れば当然ここでも優勝級。力勝負で別線を退けるか。同じく中国からは119期の大砲候補・山根将太も参戦。この両者が奮戦すれば面白い存在になってくる。

メンバーを俯瞰すると、原田の実力最右翼評価は揺るがないが、自力強力な選手が多いため油断は一切できない構成。特に捲りに回らされると、別線の抵抗に遭い不発の危険性が高まるため、早めの巻き返しを心掛けたいところだ。

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