ウィナーズカップの歴史
今回は、3月25日(木)から松阪競輪場で開催される、G2「第5回ウィナーズカップ」の歴史と、過去4年の決勝戦をプレイバックする。
歴史とは言うものの、ウィナーズカップ自体は2017年(第1回は高松競輪場で開催され、郡司浩平(神奈川)が優勝)に創設されたものであり、あまり語ることは多くない。創設の要因には、2016年度から日本選手権が3月から5月(ゴールデンウィーク期間)に開催時期を移したことがある。
もともと、G1以上の開催スケジュールは、2月の全日本選抜→3月の日本選手権→4月の共同通信社杯→6月の高松宮記念杯…という流れになっていたが、日本選手権が5月に、共同通信社杯が9月に開催時期を移したことで、3月、4月の2カ月間はG2以上の開催が「空く」形となった。この「空いた」期間に新たに開催することとなったのが、ウィナーズカップである。
このウィナーズカップはその名前の通り、選考期間中(前年7月~12月)に多く1着回数を取った選手が優先して出場できる。したがって、共同通信社杯同様自力中心で戦う若手選手が多く斡旋される傾向にあり、それらの選手にとっては実力をアピールする絶好の機会となっている。
過去4年の決勝戦をプレイバック
ここからは、2017年~2020年のウィナーズカップ決勝戦を振り返る。
動画引用元:tokyosportsmovie(https://www.youtube.com/user/tokyosportsmovie)
2017年
記念すべき第1回の開催を制したのは、後にSSとなる郡司浩平。中団キープから鋭い捲りを放ち、並み居る強豪を押さえてG2初制覇を飾った。
番 | 選手名 | 登録地 | |
1着 | ⑨ | 郡司浩平 | 神奈川 |
2着 | ④ | 中村浩士 | 千葉 |
3着 | ⑦ | 平原康多 | 埼玉 |
2018年
2015年の競輪祭以降、タイトルから遠ざかっていた武田豊樹が平原康多の番手から抜け出し復活V。通算8回目のG2制覇を飾った。
番 | 選手名 | 登録地 | |
1着 | ⑨ | 武田豊樹 | 茨城 |
2着 | ③ | 平原康多 | 埼玉 |
3着 | ② | 原田研太朗 | 徳島 |
2019年
初日、2日目と圧巻の捲りで開催を支配した脇本雄太が、決勝戦も別線を軽々と粉砕し優勝。G2初制覇を飾った。
番 | 選手名 | 登録地 | |
1着 | ① | 脇本雄太 | 福井 |
2着 | ⑤ | 浅井康太 | 三重 |
3着 | ② | 郡司浩平 | 神奈川 |
2020年
G2以上としては史上初めて無観客で行われた開催。清水裕友の番手から捲った松浦悠士が後続の猛追を振り切り、G2初制覇となった。
番 | 選手名 | 登録地 | |
1着 | ⑦ | 松浦悠士 | 広島 |
2着 | ③ | 守澤太志 | 秋田 |
3着 | ⑧ | 高橋晋也 | 福島 |
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