高松宮記念杯競輪・パールカップの歴代優勝者と過去の傾向

高松宮記念杯競輪は、競輪界でも長い歴史と格式を持つGI競走です。近年は岸和田競輪場での開催が続いており、東西対抗の色合いを持つ独自の勝ち上がり方式でも注目されています。

また、2023年からはガールズケイリンのGI競走「パールカップ」も同時期に開催されるようになり、男子・女子それぞれのトップ選手が集まる重要なシリーズとなっています。

ここでは、高松宮記念杯競輪の過去10年の優勝者と、パールカップの歴代優勝者を整理し、年齢・決まり手・地区傾向などから見える過去の傾向をわかりやすく解説します。

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高松宮記念杯競輪 過去10年の優勝者

開催年開催地優勝者府県・期別年齢決まり手2着選手
2025年岸和田脇本 雄太福井・94期36歳捲り古性 優作
2024年岸和田北井 佑季神奈川・119期34歳捲り和田 真久留
2023年岸和田古性 優作大阪・100期32歳差し佐藤 慎太郎
2022年岸和田古性 優作大阪・100期31歳捲り山田 庸平
2021年岸和田宿口 陽一埼玉・107期37歳差し吉田 拓矢
2020年和歌山脇本 雄太福井・94期31歳逃げ和田 健太郎
2019年岸和田中川 誠一郎熊本・85期40歳差し新田 祐大
2018年岸和田三谷 竜生奈良・101期30歳差し脇本 雄太
2017年岸和田新田 祐大福島・90期31歳捲り成田 和也
2016年名古屋新田 祐大福島・90期30歳捲り郡司 浩平

パールカップ 歴代優勝者

開催年開催地優勝者府県・期別年齢決まり手2着選手
2025年岸和田佐藤 水菜神奈川・114期26歳捲り尾崎 睦
2024年岸和田石井 貴子千葉・106期34歳差し奥井 迪
2023年岸和田児玉 碧衣福岡・108期28歳逃げ久米 詩

高松宮記念杯競輪の過去傾向

1. 優勝者は30代が中心

高松宮記念杯競輪の過去10年の優勝者を見ると、優勝時の年齢は30歳から40歳に集中しています。

平均年齢は約33歳で、若手の勢いだけで勝ち切るというよりも、経験・判断力・ライン戦術への理解が求められるGIといえます。

特に高松宮記念杯競輪は、東西対抗の色合いが強く、地区内の連係やラインの役割が重要になります。そのため、単純な脚力だけでなく、レース全体を読む力や、番手での判断力が勝敗を分ける傾向があります。

2. 決まり手は「捲り」と「差し」が中心

過去10年の1着決まり手を見ると、以下のようになります。

決まり手回数該当年
捲り5回2025年、2024年、2022年、2017年、2016年
差し4回2023年、2021年、2019年、2018年
逃げ1回2020年

逃げ切りでの優勝は2020年の脇本雄太のみで、決勝では先行選手がそのまま押し切るのは簡単ではありません。

一方で、近年の「捲り」には、純粋な自力捲りだけでなく、ラインの先頭選手が先行し、その番手から発進する「番手捲り」に近い形も含まれます。

つまり、高松宮記念杯競輪の決勝では、ラインの先頭を走る選手の献身と、番手選手の判断力が非常に重要です。

3. 近畿勢の強さが目立つ

過去10年では、近畿勢の優勝が5回あります。

  • 2025年:脇本雄太
  • 2023年:古性優作
  • 2022年:古性優作
  • 2020年:脇本雄太
  • 2018年:三谷竜生

特に脇本雄太・古性優作を中心とした近畿ラインは、高松宮記念杯競輪において非常に存在感があります。

岸和田開催が続いていることもあり、地元・近畿勢にとってはファンの後押しやバンクへの適性も大きなプラス材料になります。

4. 番手選手の優勝が目立つ

高松宮記念杯競輪の決勝では、ラインの番手を回った選手が優勝するケースが多く見られます。

近年では、2025年の脇本雄太、2024年の北井佑季、2023年の古性優作などが、ラインの流れを活かして勝利しています。

車券を考えるうえでも、単純に一番強い自力選手を1着に置くだけでなく、「誰が番手を回るのか」「先行役は誰か」を見ることが重要です。

5. GI初優勝が生まれやすい大会でもある

高松宮記念杯競輪は、GI初優勝が生まれやすい大会でもあります。

近年では、2024年の北井佑季、2021年の宿口陽一、2018年の三谷竜生などが本大会で大きなタイトルをつかんでいます。

東西対抗の番組構成や、地区ラインの結束が強く出やすいことから、展開がハマった実力者が一気にGIタイトルを奪うケースがあります。

パールカップの過去傾向

1. 決まり手が3年連続で異なる

パールカップは2023年に新設されたガールズケイリンのGIです。

過去3年の決まり手を見ると、2023年は逃げ、2024年は差し、2025年は捲りとなっており、すべて異なる決まり手で優勝者が出ています。

開催年優勝者決まり手
2025年佐藤 水菜捲り
2024年石井 貴子差し
2023年児玉 碧衣逃げ

2. フィジカル上位の選手が強い

2025年の佐藤水菜は、ナショナルチームで鍛えたスピードを活かし、圧倒的な内容で優勝しました。

ガールズケイリンでは、トップスピードや加速力といった純粋なフィジカル能力が勝敗を大きく左右します。

一方で、2024年の石井貴子のように、先行選手を追走して最後に差し切る勝負強さも重要です。

3. 若さだけでなく経験も重要

パールカップの優勝者は、20代から30代まで幅があります。

2023年の児玉碧衣、2025年の佐藤水菜のように、絶対的なスピードで勝ち切るタイプもいれば、2024年の石井貴子のように経験と判断力で勝利をつかむケースもあります。

ガールズケイリンではラインがない分、位置取りや仕掛けのタイミングを自分で判断する必要があり、経験値も大きな武器になります。

ただし、昨今は佐藤水菜が圧倒的な力で各タイトルを総なめにしており、「いかに佐藤水菜を打ち負かすか」に、開催の焦点が当てられることはほとんど明白と言えます。

過去データから見る注目ポイント

注目ポイント傾向車券・予想での見方
男子の年齢傾向30代の優勝が中心経験と戦術眼のある選手を重視
男子の決まり手捲り・差しが中心先行選手よりも番手・好位の選手に注目
近畿勢過去10年で5勝岸和田開催では特に軽視禁物
GI初優勝初タイトルが生まれやすい勢いのある実力者にも注目
パールカップ逃げ・差し・捲りが分散脚質だけでなく位置取りと仕掛け時を重視

まとめ

高松宮記念杯競輪の過去10年を見ると、優勝者は30代の実力者が中心で、決まり手は捲りと差しが多くなっています。

特に近年は、ラインの先頭選手が主導権を取り、その番手選手が抜け出す形が目立ちます。単純な自力勝負だけでなく、地区ラインの結束力や番手選手の判断力が勝敗を大きく左右します。

また、近畿勢は過去10年で5勝しており、岸和田開催では特に存在感があります。脇本雄太、古性優作を中心とした近畿ラインは、今後も大きな注目ポイントです。

一方、パールカップはまだ歴史が浅いものの、過去3年で逃げ・差し・捲りのすべてが出ており、ガールズケイリンらしく個人の能力と勝負勘が結果に直結する傾向が見られます。