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G1「第74回高松宮記念杯競輪」回顧&決勝戦選手採点

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古性優作の優勝で幕を閉じたG1「第74回高松宮記念杯競輪」の回顧と決勝戦各選手採点(満点は5点、0.5点刻み)。

決勝戦展開回顧

初手は1脇本7古性8稲川5松浦4山田6松井2郡司9新山3佐藤。赤板で9新山が抑えに行くが、前から1脇本が突っ張り。そのままレースが進み、最終バックで5松浦が捲るも7古性のけん制の前に不発。直線はその7古性が追い込んで優勝のゴールを飾った。

なお古性は昨年に続き大会連覇、G1は5勝目。この勝利で通算300勝のWメモリアルとなった。

決勝戦選手採点

※点数は1着5.0→2着4.5→3着4.0→4着3.5→5着3.0…が基本。内容を加味してこれに点数を増減する。

1着 7古性優作 5.0

脇本の先行に乗り番手を追走、好スピードで迫った松浦を一発でブロック。最後は勝ちに行き、見事脇本の気持ちに応えて連覇を飾った。

2着 3佐藤慎太郎 4.5

目標の新山が突っ張られ早々に不発になる展開も、直線は稲川の内を突いて強襲し地元勢の一角を崩す。驚異の46歳だ。

3着 8稲川翔 3.5

近畿3番手で外帯を締めながらの追走。絶好の地元ワンツー態勢だったが、松浦に寄られたことで内を空けざるを得なくなり、佐藤の強襲を許した。

4着 5松浦悠士 3.0

終始4番手で流れに乗る。最終バックの捲りは前を捕らえる勢いだったが、古性のけん制の前に前を捕らえるまでには至らず。惜しい内容だったと言える。

5着 4山田庸平 2.5

松浦マークで流れ込む形。松浦が浮いた時点で中を突けば面白かったが…。このクラスではあと一押しが必要。

6着 1脇本雄太 4.0

ここまで4日間、全て引いての捲りだったがここに来て「奇襲」の突っ張り先行。「ラインから優勝者を出す」との言葉通り、古性を連覇へ導いた。

7着 2郡司浩平 採点不可

松井があの内容では上り10.7で迫ってもどうしようもない。採点不可とした。

8着 6松井宏佑 1.0

新山が切って流したところを巻き返す予定だったか?いずれにせよ終始8番手で巻き返しもせずではどうにもならず。

9着 9新山響平 1.5

強いて言えばもう少しスピードを付けて抑えても…という所だが、引くと思っていたであろう脇本に突っ張られたのは完全に想定外。優勝を狙うなら、あそこから更に加速して脇本を抑えるのは現実的ではない。点数は付けたが、物理的にこれ以上はどうにもならない内容。

編集部より~脇本の突っ張り先行がもたらした意味

脇本が前を取った時点で、突っ張りを予想したファンは果たしてどれくらいいただろうか。ここまで4勝全てで引いての捲りを選択していただけに、決勝の舞台でこの戦法を選択したのは意外だった。

日本選手権で犬伏湧也の先行の前に何もできずに終わった反省を活かし、「行かなければ自分が行く」という姿勢を見せたのが、今回の脇本の進化点だったと言える。しかし、最も重要な決勝の舞台でそれをできるのは、もはや我々の想像を軽々と超えている。

日本選手権決勝後に脇本は、「どうにかして発進役を潰さなければならない」という旨の弁を述べた。その「発進役」が、犬伏であり、新山であり、関東で言えば眞杉匠、今回は見せ場を作れなかったが南関東なら松井宏佑である。昨年までと比べ、これらの選手の実力は急激に伸びており、脇本と言えどすんなり逃がせば捲れなくなっているのは今年の結果を見れば一目瞭然である。

脇本の「決勝での突っ張り」は、G1決勝という舞台において新機軸を打ち出した。今後も脇本VSその他の地区の発進役という構図は続いていくだろうが、脇本に先行というオプションがついている今、別地区の選手はまた工夫を求められることになっていくだろう。我々ファンにとっても、車券の予想が非常に難しくなっていく、そんな高松宮記念杯競輪決勝だった。

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競輪歴15年(みんなの競輪チーム 所属)

輪pedia 編集者兼ライターの「競輪歴15年」です。 長年培った知識を活かし、競輪に関する有益な情報を提供していきます。

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