久留米競輪G3「中野カップレース」回顧&振り返り
久留米記念決勝 展開
初手の並びは誘導以下、6小堀-9新山-3阿部、8福永-4村田、1郡司、2嘉永-7山田、5犬伏。残り2周で嘉永が抑えに行くが、小堀が突っ張り先行態勢。嘉永は新山・福永を決めに行くが位置が取れず、ホームで再度巻き返すも新山が最終2コーナーで番手捲りを放つ。直線も北日本勢の一騎打ちとなり、新山が阿部を振り切って優勝のゴールを飾った。
決勝振り返り
初手はスタートが速い福永が取るも、新山がそれに呼応して動いたことで、主導権が濃厚だった北日本勢に続きたい福永がそれを迎え入れて前中団に入る。この時点で、レースの展開は十中八九小堀の突っ張りで固まった。
嘉永は型通り残り2周で叩きに行くも、小堀が突っ張り叩けない。前のペースが上がったことで新山を決められず、さらには中団を狙って福永を決めに行くもこれも失敗。最終ホームでは脚を使って6番手と、かなり厳しい立場に置かれる。
それでも、地元地区とSSの意地で再度仕掛ける。この巻き返しが3番手まで伸びた時点でも、嘉永の気持ちを讃えるべきかもしれない。しかし新山が最終2コーナーで番手から併せたことで万事休す。優勝争いは北日本勢の直線勝負に絞られた。
新山もほぼサラ脚の2コーナー捲りと踏む距離は長くなく、これなら押し切れる仕掛け。追った阿部も1/2車輪まで詰めるのが精いっぱいだった。
小堀の成長が見られた決勝戦
小堀と新山の前回連携は、昨年10月の松阪記念準決勝。その時の小堀は今回同様に赤板から突っ張ったが、最終ホームで出られた上別線に抵抗を許していた。今回は嘉永との併走も最低限に抑えられ、最終2コーナーから新山が勝てる距離で踏ませる成長を見せた。今後、同郷の中石湊や山崎歩夢・中野慎詞らと並んで北日本の中核先行として活躍が期待されるだけに、その自覚と成長が感じられる一戦となった。
新山・阿部はいい形で高松宮記念杯へ
優勝した新山は今節も4日間、十分な内容で走り終えた。日本選手権二次予選敗退から徐々に状態を持ち直しており、このままいけば高松宮記念杯にはより良い状態で臨めそうだ。マーク2着で最低限の仕事を果たした阿部も、今節は久々のオール2連対。SSとして再度存在感を示すべく、ラインの中心として役割を務める。
大敗嘉永は意地見せたが…
一方、決勝で唯一北日本勢に抵抗した嘉永。九州勢苦戦の今節で意地を見せたが、初日特選でも新山の先行の前に捲れず終わった。武雄全プロ・そしてここと九州2連戦をいい形で終えたかったが、今後に向けては若干の不安が残る開催となったことはは否めない。
見せ場なく終わった郡司・犬伏 もう狙いは次?
珍しく節間未勝利に終わった郡司と、後方のまま何もできなかった犬伏は決勝戦、ほぼ上位争いに参加できず。一定の支持を集めた割に不満の残るレース内容だったが、今回は北日本の連携が上手だったと割り切る外はない。次回高松宮記念杯でその真価を発揮すれば、今回は調整だったとみなすこともできるだろう。
