防府競輪G3 決勝戦結果
防府競輪G3「周防国府杯争奪戦」は今日決勝が行われ、山口105期の清水裕友が優勝した。清水のG3優勝は今年3回目、通算6回目。防府記念は2018年、2019年に続いて3連覇となった。2着には和田健太郎、3着には山田英明が入った。払戻金は2車単が①②で1,250円(4番人気)、3連単が①②③で4,570円(12番人気)。
決勝戦回顧
初手は⑥市橋―③山田―⑨小倉―⑧宮本―①清水―⑤桑原―⑦柏野―④坂井―②和田。④坂井が残り3周半手前から⑧宮本を抑え、赤板で前を叩きに行くが、前受けの⑥市橋も突っ張り先行態勢。⑧宮本は赤板1センターで内を突き、好位を捌きながら先行争いを演じる。①清水は最終ホームで4番手に車を引き、最終バックで自力に切り替えて捲って前を捕らえる。直線は後ろのもつれを尻目に①清水が突き放し快勝。2着は内を捌いて追い込んだ②和田、3着には大外を捲り追い込んだ③山田が入った。
自力選手の思惑が交差し、青板に入る前から各ラインの激しい心理戦となった防府記念決勝戦だったが、終わってみれば清水裕友の記念3連覇という、平穏な結果で幕を閉じた。
近年としては異例の、残り4周からレースが動く展開。坂井洋は宮本隼輔を当面のライバルとみなし、1周半以上もインに抑え込む展開で主導権を奪いに行った。しかし、前を取った市橋司優人も先行で肚を決めており、赤板から猛烈な突っ張り。これで各ラインの思惑が崩れたか、坂井はアウトに浮き、宮本はまさかのインを突き先行を狙う展開。打鐘を迎える頃には、清水も含めてラインは散り散りバラバラとなっていた。
これだけもつれた展開になっても、清水の経験値は冷静さを失わせなかった。最終ホームで落ち着いて4番手に車を引き、外々を回らされながらも強靭な地脚で捲り上げ前を捕らえる。内から和田健太郎、外から山田英明も襲い掛かったが、最終2センターで大きく2番手以降がもつれて勝負あり。2着以下に1車身の差をつけて、清水が地元記念3連覇を飾った。
近況はらしからぬレースが続き、状態が不安視され続けていた清水。優勝者インタビューでも「余裕がなかった」「必死だった」と、決して楽なレースではなかった事が伺えるフレーズを連発した。それでもこの地元記念だけは譲れないとばかりに、初日から好内容のレースを続け、決勝戦も厳しい展開を見事にはねのけて快勝。長いトンネルを脱出した。この勝利をきっかけに状態を上げてくることは間違いなく、グランプリには完全復活を遂げた清水の姿が見られることだろう。
2,3着の和田健太郎、山田英明は優勝こそ逃したものの、共に自ら捲り上げるシーンを作って確定板を確保。グランプリ圏内を堅持する走りを見せた。いずれも、次回の競輪祭が初のグランプリ出場が掛かる正念場。この調子の良さをキープしたいところだ。
ガールズフレッシュクイーン結果
また、前半戦の6Rに行われたガールズフレッシュクイーンは、好位を上手く立ち回った静岡116期の久米詩が比嘉真梨代との大接戦を微差制して優勝。前回久留米から連続優勝を飾った。人気を集めた選手がまとめて着外に敗れる大波乱もあり、3連単は⑦⑥⑤で135,170円の高配当となった。
まとめ
清水裕友の3連覇で幕を閉じた防府記念。次回のグレードレース開催は明後日から始まる四日市競輪G3「泗水杯争奪戦」。ナイター開催となるため、発走時刻等には十分ご注意いただきたい。その後は、少し間隔が空いて11月18日(水)から開催されるG1「第62回朝日新聞社杯競輪祭」。11月のグレードレースもどうぞお楽しみに。
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