2026年9月29日から静岡県の伊豆ベロドロームで行われている「第20回アジア競技大会(愛知・名古屋2026)」の自転車競技トラック種目。日本代表には太田海也、佐藤水菜、窪木一茂、内野艶和ら現役競輪選手が多数選出され、10月1日までに金・銀メダルを次々と獲得しています。特に10月1日は男子スプリント、女子マディソン、男子オムニアムで日本勢が一挙に3つの金メダルを獲得しました。

10月1日までの日本勢・主な結果

種目日本勢の結果
男子スプリント太田海也 金メダル
男子チームスプリント銀メダル
男子チームパシュート銀メダル
男子オムニアム梅澤幹太 金メダル
女子マディソン内野艶和・垣田真穂 金メダル
女子チームパシュート銀メダル・日本新記録
女子チームスプリント4位
女子ケイリン仲澤春香4位、山田南11位
女子スプリント佐藤水菜・酒井亜樹が勝ち上がり中

太田海也が男子スプリント連覇!圧巻の金メダル

10月1日に最も大きな結果を残した現役選手が太田海也です。男子スプリントでは9月30日の予選200mフライングタイムトライアルで9秒400のアジア大会新記録をマークしてトップ通過。1回戦、2回戦を勝ち上がり、10月1日の準々決勝、準決勝も突破しました。

決勝では中国のリ・チーウェイと対戦し、2本を連取して優勝。前回の杭州大会に続く男子スプリント2大会連続の金メダルを達成しました。世界トップレベルのスピードを持つ太田が、自国開催の大舞台でもその力を証明した形です。

また、現役競輪選手の髙橋奏多も男子スプリントで予選6位に入り、1回戦、2回戦を突破。10月1日は準々決勝まで勝ち進み、その後5~8位決定戦に出場しました。若手短距離選手として今後の成長にも注目したい存在です。

男子チームスプリントは銀!太田海也・中石湊らが出場

大会初日の9月29日には男子チームスプリントが行われ、日本は銀メダルを獲得しました。決勝では長迫吉拓、太田海也、中石湊の3人で中国と対戦。日本は42秒511をマークしましたが、中国が42秒152のアジア大会新記録を出し、惜しくも2位となりました。

予選や1回戦には髙橋奏多も出場しており、短距離チームでは太田海也、中石湊、髙橋奏多と現役競輪選手が重要な役割を担っています。

窪木一茂ら男子チームパシュートも銀メダル

9月30日の男子4000mチームパシュートでは、松田祥位、窪木一茂、梅澤幹太、兒島直樹の日本が決勝に出場。3分49秒005を記録して銀メダルを獲得しました。

競輪選手としても活躍する窪木は、ロード・トラックの中長距離競技で長年日本を代表してきた選手。前回杭州大会ではチームパシュートとオムニアムの2冠を達成しており、今回も日本チームを支える存在となっています。

内野艶和は女子マディソンで金!チームパシュートでも銀

女子では現役ガールズケイリン選手の内野艶和が大活躍しています。9月30日の女子チームパシュートでは池田瑞紀、梶原悠未、垣田真穂とともに決勝を走り、4分10秒424の日本新記録を樹立。中国には及ばなかったものの銀メダルを獲得しました。

そして10月1日の女子マディソンでは垣田真穂とペアを組み、他国を上回って金メダルを獲得。前回杭州大会に続く2大会連続優勝となりました。競輪ではガールズケイリンを走りながら、国際トラックでは中長距離種目のトップ選手として戦う内野ならではの結果です。

仲澤春香は女子ケイリン4位、山田南は11位

競輪ファンに馴染み深い「ケイリン」では、仲澤春香と山田南が日本代表として出場しました。

仲澤は1回戦を2着、準決勝を3着で突破して1~6位決定戦へ進出。メダル争いに加わりましたが、最終的には4位となりました。山田は敗者復活戦から準決勝へ進み、7~12位決定戦を経て総合11位。表彰台には届かなかったものの、若いガールズケイリン選手2人がアジアの強豪を相手に経験を積みました。

佐藤水菜・酒井亜樹は女子スプリントで勝ち上がり

前回大会で女子スプリントと女子ケイリンの2冠を達成した佐藤水菜は、今大会では女子スプリントに出場。酒井亜樹とともに10月1日のレースを勝ち上がっており、10月2日のメダル争いへ期待がかかります。

9月29日の女子チームスプリントでは酒井、佐藤、山田南らが出場し、日本は3位決定戦でチャイニーズ・タイペイにわずか0秒076及ばず4位。メダルを逃しただけに、個人スプリントでの巻き返しにも注目です。

最終日も競輪選手に注目!

トラック競技は10月2日が最終日。女子スプリントの佐藤水菜・酒井亜樹に加え、男子ケイリンには中石湊、男子マディソンには窪木一茂・兒島直樹らが登場予定です。

10月1日終了時点でも、太田海也のスプリント金、内野艶和のマディソン金、男子チームスプリントや男女チームパシュートの銀など、現役競輪選手が数多くの好成績を残しています。普段の競輪とは異なる日本代表ジャージで戦う選手たちが、アジアの頂点を懸けた舞台でどのような走りを見せるのか。最終日まで競輪ファンにとっても注目のレースが続きます。