2026年オールスター競輪の情報まとめはこちら

2026年8月11日(火・祝)から16日(日)まで、松山競輪場で「第69回オールスター競輪(G1)」が開催されます。オールスター競輪は、ファン投票が出場選手の選考や特別レースのメンバーに直接反映される、競輪界を代表する人気選手の祭典です。ただし、ファン投票だけで全出場選手が決まるわけではありません。S級S班、過去のオールスター優勝者、ナショナルチームの強化指定選手、ファン投票上位者、平均競走得点上位者、選手選考委員会の推薦選手を組み合わせ、正選手153名が選ばれます。

オールスター競輪2026の基本情報

項目内容
大会名第69回オールスター競輪(G1)
開催期間2026年8月11日(火・祝)~8月16日(日)
開催場松山競輪場
正選手153名
補欠選手8名
選考期間2025年12月~2026年5月
選考月2026年6月
最低出走回数24出走
ファン投票対象開催時にS級S班またはS級1班へ在籍する選手
ドリームレースファン投票1位~9位
オリオン賞レースファン投票10位~18位

オールスター競輪2026の選考基準

出場選手は、開催時にS級へ在籍する選手を対象として、次の優先順位で選ばれます。

1.S級S班在籍者

最初に選ばれるのは、オールスター競輪開催時にS級S班へ在籍する選手です。S級S班は、前年のKEIRINグランプリ出場者などで構成される競輪界の最上位クラスであり、ファン投票順位にかかわらずオールスター競輪へ優先的に選抜されます。

ただし、S級S班選手にとってもファン投票が無関係になるわけではありません。得票数上位9名に入ればドリームレースへ、10位から18位に入ればオリオン賞レースへ出場できるため、初日の番組や大会内での注目度に大きく影響します。

2.オールスター競輪を3回以上優勝した選手

続いて、過去にオールスター競輪を3回以上優勝し、開催時にS級1班へ在籍する選手が優先選抜されます。

これは、オールスター競輪で特に優れた実績を残した歴代王者を評価する基準です。過去に3回以上優勝していても、開催時にS級1班へ在籍していない場合は、この基準の対象にはなりません。

3.JCFトラック種目強化指定選手

選考期間中に2か月以上、日本自転車競技連盟のトラック種目強化指定「A」に所属し、開催時にS級1班へ在籍する選手も優先選抜の対象です。

国際大会やナショナルチームの活動を優先する選手は、国内競輪への出走回数が少なくなりやすいため、自転車競技での実績を評価する枠が設けられています。

4.ファン投票得票数上位者50名

ここまでの基準で選ばれた選手を除き、ファン投票の得票数上位から50名が選抜されます。同票となった場合は、選考期間中の平均競走得点が高い選手が上位です。

注意したいのは、最終投票結果の総合50位までが、そのままファン投票枠になるとは限らないことです。S級S班などで先に選ばれた選手を除いてから50名を数えるため、別枠の選手が投票上位に多く入るほど、実質的なファン投票枠は総合51位以下へ繰り下がります。

逆に、投票順位が高くても、出場あっせん停止や最低出走回数などの条件に抵触すれば、選考から外れる可能性があります。

5.平均競走得点上位者

優先選抜選手とファン投票枠を合わせた人数が143名に達するまで、選考期間中の平均競走得点上位者から順番に選ばれます。

平均競走得点が同点だった場合は、選考期間中の選考用賞金獲得額が多い選手を上位とします。オールスター競輪は人気を重視する大会ですが、通常開催で安定した成績を残した実力上位選手も出場できる仕組みです。

6.選手選考委員会の推薦選手10名

最後に、ここまでの基準で選ばれていない選手の中から、選手選考委員会が10名を推薦します。平均競走得点上位までの143名に推薦選手10名を加え、正選手153名となります。

つまり、オールスター競輪の選考は、次のような構成です。

選考区分概要
優先選抜S級S班、過去3回以上の優勝者、JCF強化指定選手
ファン投票枠優先選抜者を除く得票上位50名
競走成績枠合計143名まで平均競走得点順に選抜
推薦枠選手選考委員会が10名を推薦
合計正選手153名

ファン投票は重要ですが、153名全員が人気順で決まるわけではなく、トップ選手の実績、国際競技での活動、競走得点、推薦を組み合わせた選考方式です。

2026年のファン投票期間と投票方法

2026年のファン投票は、4月10日(金)12時から5月10日(日)23時59分まで実施されました。投票方法は、競輪場・専用場外での投票、競輪公式投票CTC加入者による投票、公式サイトからのインターネット投票です。

2026年の男女を合わせた総投票件数は30,599件、選手への総投票数は377,128票でした。このうち男子選手への投票は215,256票です。同一人物による大量投票と判断されたものや、必要事項に不備があるものは無効となります。

ファン投票1位~9位はドリームレースへ

ファン投票の1位から9位までは、特別選抜予選競走の「ドリームレース」へ出場します。2026年の出場予定選手は次の9名です。

順位選手登録地得票数
1位眞杉匠栃木9,973票
2位古性優作大阪9,391票
3位吉田拓矢茨城9,159票
4位郡司浩平神奈川8,739票
5位脇本雄太福井7,793票
6位深谷知広静岡6,815票
7位新山響平青森6,777票
8位嘉永泰斗熊本6,306票
9位松浦悠士広島5,827票

2026年は眞杉匠が9,973票を獲得して1位となり、古性優作、吉田拓矢が続きました。1位から5位にはS級S班の選手が並び、6位の深谷知広、7位の新山響平も競輪界を代表する自力選手です。

九州からは嘉永泰斗が8位、中国地区からは松浦悠士が9位に入りました。地域、脚質、世代の異なるトップ選手が一度に対戦することが、ドリームレース最大の魅力です。

ファン投票10位~18位はオリオン賞レースへ

ファン投票の10位から18位までは、もう一つの特別選抜予選競走「オリオン賞レース」へ出場します。

順位選手登録地得票数
10位佐藤慎太郎福島5,283票
11位太田海也岡山5,237票
12位寺崎浩平福井4,156票
13位山口拳矢岐阜4,085票
14位犬伏湧也徳島3,782票
15位北津留翼福岡3,565票
16位清水裕友山口3,449票
17位阿部拓真宮城3,195票
18位石原颯香川3,115票

10位には人気選手の佐藤慎太郎、11位には世界の舞台でも活躍する太田海也が入りました。寺崎浩平、犬伏湧也、北津留翼、石原颯など自力型が多く、高速戦になりやすい顔ぶれです。

ドリームレースの9名だけでなく、18位以内に入ることにも大きな意味があります。ファン投票の最終盤では、9位のドリームレース圏と10位のオリオン賞圏、18位のオリオン賞圏と19位以下の境界が注目されます。

ファン投票上位なら必ず出場できる?

ファン投票で上位に入っても、無条件で出場できるわけではありません。主な選考除外基準は次の通りです。

  • 出場選手選考時に出場あっせん保留の措置を受けている
  • 開催月に出場あっせん停止などの措置を受ける
  • 選考期間中の出走回数が24走未満
  • 選考期間中の欠場回数が原則2回以上
  • 選考期間中の失格回数が原則3回以上

ただし、S級S班選手やファン投票上位18名が、やむを得ない事情で最低出走回数を下回った場合は審議の対象となります。オリンピック、世界選手権などの国際大会や、JCF公認の強化合宿への参加で出走回数が不足した場合にも、事情を考慮して判断されます。

S級S班選手にもファン投票が重要な理由

S級S班選手は優先的に本大会へ選ばれるため、ファン投票順位が低くても出場資格そのものを失うわけではありません。しかし、ファン投票上位9名に入ればドリームレース、10位から18位に入ればオリオン賞レースに出場できます。

ファン投票は単なる人気ランキングではなく、誰が最高峰の特別レースで対戦するかを決める投票です。すでに出場が有力なトップ選手へ投票することにも、明確な意味があります。

また、得票順位は選手への期待や支持を数字として示します。タイトル獲得数や競走得点だけでは測れない人気、印象に残る走り、地元や地区を背負う姿勢も結果に反映されるのがオールスター競輪です。

投票50位以内なら必ずファン投票枠になる?

単純な総合順位だけでは判断できません。ファン投票枠は、S級S班、過去3回以上の優勝者、JCF強化指定選手として先に選抜された選手を除いてから50名を数えます。

そのため、別枠の選手が得票上位に多く含まれていれば、総合50位より下の選手までファン投票枠に入る可能性があります。一方で、選考除外基準に該当すれば、上位でも選ばれないことがあります。

最終投票順位だけでなく、選手の級班、優先選抜資格、出走回数、欠場・失格状況まで確認して、正式な出場選手発表を待つ必要があります。