【高松宮記念杯競輪2026】選考基準を解説!
高松宮記念杯競輪は、競輪界最高峰のGI競走のひとつです。最大の特徴は、他のGIとは異なり「東日本」と「西日本」に分かれて選手が選考される点です。
男子の高松宮記念杯競輪では、出場正選手は合計108名。東日本地区から54名、西日本地区から54名が選ばれます。
単純に全国の成績上位者から108名を選ぶのではなく、東西それぞれの枠を守りながら選考されるため、「東西対抗戦」の色合いが強いGIとなっています。
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出場選手の基本条件
高松宮記念杯競輪の出場選手は、開催時にS級に在籍している選手の中から選ばれます。
選考期間は、開催前年の10月から開催年の3月までの6か月間です。この期間の成績や競走得点、実績などをもとに選考されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象選手 | 開催時にS級に在籍している選手 |
| 正選手数 | 108名 |
| 地区配分 | 東日本54名・西日本54名 |
| 選考期間 | 開催前年10月〜開催年3月 |
男子選手の選考優先順位
高松宮記念杯競輪の男子選手は、以下の優先順位に基づいて選ばれます。
| 優先順位 | 選考基準 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | S級S班在籍者 | 開催時に競輪界最高ランクであるS級S班に在籍している選手が優先されます。 |
| 2 | 過去の本大会複数回優勝者 | 過去に高松宮記念杯競輪を3回以上優勝し、開催時にS級1班に在籍している選手が対象です。 |
| 3 | ナショナルチーム所属者 | 選考期間において、2ヶ月以上JCFトラック種目強化指定「A」に所属した選手が対象です。 |
| 4 | 東西別平均競走得点上位者 | 上記に該当しない選手の中から、選考期間中の平均競走得点上位者を東西別に選抜します。 |
最終的には、東日本54名・西日本54名になるように選考されます。
平均競走得点とは?
平均競走得点とは、選考期間中のレース成績を数値化したものです。
簡単にいえば、選手がどれだけ安定して高い成績を残しているかを示す指標です。高松宮記念杯競輪では、この平均競走得点が非常に重要になります。
特に、S級S班や特別な優先選考枠に該当しない選手は、東西別の平均競走得点上位から順番に選ばれます。
同点の場合はどうなる?
平均競走得点が同点だった場合は、選考期間中の選考用賞金獲得額が多い選手が優先されます。
| 比較項目 | 優先される選手 |
|---|---|
| 平均競走得点 | 高い選手が優先 |
| 平均競走得点が同点の場合 | 選考用賞金獲得額が多い選手が優先 |
つまり、勝ち上がりや好成績だけでなく、賞金をどれだけ積み上げているかも選考に影響します。
補欠選手の選考基準
正選手108名に選ばれなかった選手の中から、補欠選手も選ばれます。
補欠選手は、東日本・西日本それぞれ5名ずつ、合計10名が選考されます。
| 区分 | 人数 | 選考方法 |
|---|---|---|
| 東日本補欠 | 5名 | 正選手に選ばれなかった選手のうち、東日本の平均競走得点上位者 |
| 西日本補欠 | 5名 | 正選手に選ばれなかった選手のうち、西日本の平均競走得点上位者 |
欠場者が出た場合は、欠場した選手と同じ地区の補欠選手から繰り上がります。
たとえば、東日本の選手が欠場した場合は、東日本の補欠選手から繰り上がります。西日本の補欠順位が高くても、地区が違えば繰り上がり対象にはなりません。
選考順位とは?
高松宮記念杯競輪では、出場選手に対して「選考順位」が付けられます。
この選考順位は、単なる出場者リストの並び順ではありません。開催中の勝ち上がりにも関わる重要な順位です。
選考順位の決まり方
| 順番 | 対象 | 順位の決め方 |
|---|---|---|
| 1 | S級S班在籍者 | 選考期間中の平均競走得点順 |
| 2 | S級S班以外の選手 | 選考期間中の平均競走得点順 |
この選考順位は、一次予選のポイントトライアルで同点になった場合のタイブレークにも使われます。
つまり、選考期間中に高い平均競走得点を残しておくことは、出場権を得るだけでなく、本番の勝ち上がりでも有利に働く可能性があります。
選考除外となる主な条件
高松宮記念杯競輪はGI競走であるため、成績が良いだけでは出場できない場合があります。
出走回数不足、欠場回数、失格回数などによって、選考から除外されることがあります。
| 除外項目 | 主な基準 | 内容 |
|---|---|---|
| あっせん制限 | 出場あっせん保留・あっせん停止 | 選手選考時に出場あっせん保留、または開催月にあっせん停止となっている選手は対象外となります。 |
| 出走回数不足 | 選考期間中24出走未満 | 選考期間中の出走回数が24出走未満の選手は、原則として除外対象となります。 |
| 欠場回数 | 選考期間中2回以上 | 選考期間中に欠場回数が2回以上となった選手は、除外対象となる場合があります。 |
| 失格回数 | 選考期間中3回以上 | 選考期間中に失格が3回以上ある選手は、除外対象となります。 |
ただし、国際大会への出場、JCF公認の強化合宿への参加、落車ややむを得ない事情による欠場などについては、審議の上で救済される場合があります。
出走回数不足でも例外が認められる場合
原則として、選考期間中に24出走未満の選手は選考除外の対象となります。
しかし、以下のような事情がある場合は、審議の対象となります。
- S級S班の選手が、やむを得ない理由により出走回数を満たせなかった場合
- オリンピックや世界選手権などの国際大会に出場した場合
- JCF公認の選手強化合宿訓練に参加した場合
競輪だけでなく、自転車競技の国際大会で活動している選手も考慮される仕組みになっています。
パールカップの出場選手選考基準
高松宮記念杯競輪と同時開催される女子GI「パールカップ」でも、東西別の選考基準が採用されています。
パールカップの正選手は28名で、東日本14名・西日本14名が選ばれます。補欠選手は東西各1名です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正選手数 | 28名 |
| 地区配分 | 東日本14名・西日本14名 |
| 補欠選手 | 東日本1名・西日本1名 |
| 選考期間 | 男子と同じく開催前年10月〜開催年3月 |
パールカップの選考優先順位
| 優先順位 | 選考基準 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | 前年ガールズグランプリ上位者 | 前年のガールズグランプリで1位〜3位に入った選手が優先されます。 |
| 2 | ナショナルチーム所属者 | 選考期間において、2ヶ月以上JCFトラック種目強化指定「A」に所属した選手が対象です。 |
| 3 | 東西別平均競走得点上位者 | 上記に該当しない選手の中から、東西別の平均競走得点上位者が選ばれます。 |
初心者向けまとめ
- 高松宮記念杯競輪は、東日本54名・西日本54名の合計108名で行われるGI競走
- 出場選手は、開催時にS級に在籍する選手から選ばれる
- S級S班、過去の本大会複数回優勝者、ナショナルチーム所属選手が優先される
- それ以外の選手は、東西別の平均競走得点上位者から選ばれる
- 平均競走得点が同点の場合は、選考用賞金獲得額が多い選手が優先される
- 出走回数不足、欠場過多、失格過多などがあると選考除外になる場合がある
上級者向けまとめ
高松宮記念杯競輪の選考基準は、単なる成績上位者の選抜ではなく、「東西同数」「S級S班優先」「平均競走得点」「ナショナルチーム所属枠」「選考除外基準」が組み合わされた制度です。
特に重要なのは、東西それぞれ54名ずつという固定枠です。全国順位だけで見れば出場できそうな選手でも、所属地区の競争が激しければ選考から漏れる可能性があります。
また、選考順位は本番のポイントトライアルにおける同点時の優先順位にも関係するため、選考期間中の平均競走得点は出場可否だけでなく、勝ち上がりにも影響します。
さらに、失格回数や欠場回数、出走回数不足といった選考除外基準があるため、GIにふさわしい安定感と競走姿勢も求められます。
つまり、高松宮記念杯競輪に出場するためには、単に強いだけでなく、選考期間を通じて高い競走得点を維持し、安定して出走し続けることが重要になります。


