6月4日から宇都宮競輪場で開催されるG3「中野カップレース」の開催展望です。

※出走予定選手は6月2日時点

郡司浩平・嘉永泰斗がSSの意地見せる

今節のS級S班は3名。当然の軸は郡司浩平だ。5月地元の日本選手権は準決勝で無念の落車も、前回武雄全プロは2日間前を回り、深谷知広のSPR賞優勝に貢献した。ここまで意外にも今年優勝0回。ここで勢いを付けて、次の高松宮記念杯に乗り込みたい。

譲れない九州地区のエースは嘉永泰斗。こちらも今年ここまで優勝はないが、G3戦線なら3連対率76.4%と安定感は抜群。地元地区だけあって番組の後押しもありそうで、後半戦の逆襲への糸口を掴む好成績を残したい。もう一人のSS・阿部拓真は3月豊橋記念以降約2カ月勝ち星がない状態。まずは1勝し、スランプ脱却を狙うのが先決だ。

九州勢が牙城を守れるか

一昨年の当地記念を、嘉永の番手捲りに乗って優勝した山崎賢人が九州地区の命運を握る。前回函館では、日本選手権準決勝失格のうっぷんを晴らす完全V。決勝も上り11.2の好時計をマークした。一時期の不調からは完全に脱し、本来の力を取り戻した印象。再度嘉永との連携で久留米の牙城を守る。

当地73周年を制した北津留翼は前回、青森ミッドナイトで❷①❹にまとめ復調をアピール。ここは後輩に前を任せ、好展開をモノにしたい。同じく中核を担う山田庸平も状態は高いレベルで安定しており、決勝進出は最低ノルマだろう。若手からも徹底先行の後藤大輝、上位でもまれて成長中の東矢圭吾、今年3連対率70%を誇る阿部英斗らが控えており、ラインの厚さで別地区の強豪に立ち向かう。

松浦悠士が初久留米記念獲りへ

松浦悠士の2026年は昨年の悔しさを吹き飛ばすレベルの快進撃だ。今年ここまで48戦27勝、優勝5回。落車を除けば決勝を外したのは4月の西武園記念の1回のみという安定感を誇る。日本選手権決勝4着、函館記念完全VとSS返り咲きへ向けて視界は良好。ここも軽く突破し、高松宮記念杯でのG1獲りをもくろんでいる。同地区には河端朋之・岩津裕介・柏野智典と実力者が控えているのも心強い。

その松浦と、函館記念に続き同乗するのが犬伏湧也。前回全プロ初日は快速捲りで寺崎浩平・古性優作の近畿勢を粉砕した。久留米バンクは捲りが効きにくいだけに、早め早めの仕掛けで再度存在感を見せつけたい。

東日本勢も実力上位で侮れない

東日本からは新山響平がエントリー。近況若干捲りのウェイトが多く見えるが、全プロ初日は赤板先行で嘉永・松本貴治・脇本雄太らを完封したように、先行力はさび付いていない。ここも自力発揮で上位進出を狙う。

松谷秀幸は近況落車に苦しめられている印象だが、直線の切れ味は一級品。近況1着量産の大石剣士らに任せての展開次第で強襲する。強気な位置取りが持ち味の鈴木玄人は日本選手権落車に影響がどう出るか。菊池岳仁に前を任せての決勝進出を目指す。

注目の逸材・猿樂楓樹が追加参戦

5月小倉でA級9連勝を果たした猿樂楓樹が追加参戦だ。本デビューは遅れたが、チャレンジ戦を9連勝で即卒業。小倉での3日間も、多少な強引な先行でも悠々と押し切っており、スケールの大きさは相当なものに見える。S級初戦が記念開催とハードルは高いが、現状の力がどこまで通用するかに注目が集まる。

決勝戦想定メンバー

選手名登録地級班
阿部拓真宮城SS
郡司浩平神奈川SS
嘉永泰斗熊本SS
新山響平青森S1
松浦悠士広島S1
犬伏湧也徳島S1
北津留翼福岡S1
山田庸平佐賀S1
山崎賢人長崎S1

レインボーカップ・A級ファイナル

最終日9Rにはレインボーカップ・A級ファイナルを実施。S級への特別昇級以上に、向こう1年間S級維持の特権が大きい。

今回出場選手で来期もA級が決定しているのは滝本幸正・仲野結音・藤井栄二・小原周祐の4名。これらの選手にとっては特に気合の入る一戦となりそうだ。

選手名登録地級班
五十嵐綾福島A1
永井哉多東京A1
滝本幸正新潟A1
伊藤稔真三重A1
小西晴己三重A1
仲野結音大阪A1
藤井栄二兵庫A1
小原周祐高知A1
林昌幸愛媛A1

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