9車立て12レース制の再開
10月1日(木)から久留米競輪場で行われる「火の国杯争奪戦IN久留米」より、9車立て12レース制のG3開催が再開される。
それに伴い、勝ち上がり方式も大きく変更となるので、ここでもう一度おさらいしておこう。
勝ち上がり方式の変更
7車立て9レース制の際は勝ち上がりがポイント制となっていたが、9車立て12レース制は従来のトーナメント制に戻ることになる。その方式は以下の通り。
☆1日目:『初日特選』1レースと、『一次予選』11レースを実施。『初日特選』1~9着と、『一次予選』1~4着および5着の内得点上位10名が2日目の『二次予選』に進出。
☆2日目:『二次予選』7レースを実施。1~3着と、4着の内昨日の着順が上位の6名が3日目の『準決勝』に進出。なお、4着の内初日特選に出走した選手は優先して『準決勝』に進出できる。
☆3日目:『準決勝』3レースを実施。1~3着が最終日の『決勝』に進出。
以上が新たな勝ち上がり方式となる。特徴としては、一次予選および二次予選の勝ち上がり条件が易しくなっていることが挙げられる(『一次予選』5着⇒『二次予選』4着でも準決勝に進める可能性があるため)。
なお、6月までの9車立てG3開催は二次予選が『二次予選A』4レースと『二次予選B』3レースに分かれ、『二次予選A』が5着までと6着1人、『二次予選B』が2着までの勝ち上がりとなっていたが、ファンから予想がしづらいという意見が多く寄せられたため、今回の措置となった。
途中帰郷について
なお、今回の久留米競輪G3については、最終日に「競輪ルーキーシリーズ2020プラス」が行われるため、最終日はS級戦が11レースの実施となる。すなわち、トーナメント開始時の参加選手は108名だったが、最終日の参加選手は99名となり、残りの9名は最終日まで参加せず、3日目で大会終了となる。この制度を「途中帰郷」、通称「お帰り」と言う。
今回のトーナメント方式では、3日目1~3レースに行われる『一般』で7着~9着に敗れた9名の選手が途中帰郷となる。直接勝ち上がりとは関係ないが、応援している選手が最終日まで走れずに3日目で帰ってしまっていた、などという事態が発生するかもしれないので、その辺りは留意していただきたい。
なお、予選で落車や失格が多発して多くの選手が途中欠場となり、選手補充等も間に合わなかった場合、この途中帰郷制度が適用されないことがある。
競輪ルーキーシリーズ2020プラスについてはこちら⇒
まとめ
今回は、ファンが気になるG3の勝ち上がり方式についてご紹介した。この勝ち上がり方式が、選手の心理やファンの車券推理に大きな影響を及ぼすことは言うまでもない。皆さんも、何着までが次のステージに勝ち上がれるかはしっかりと頭に入れておいてレースの予想を組み立てていただきたい。
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