PIST6

【レビュ― PIST6 2023㉙】中島詩音が激戦を制して完全V

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PIST6 2023 ラウンド29は12月20日(水)に最終日が行われて、決勝戦にはタイムトライアル上位2名が無傷での勝ち上がりを決めた。多彩な顔ぶれの中で繰り広げたスピード戦は、残り1周半からのスパートを決めた中島詩音が完全優勝で締めくくった。2着には先行した岸田剛がまくられながらも逃げ粘り、離れながらも懸命に追った中田雄喜が3着に入った。

決勝戦のスタートポジションは先頭から原田亮太-岸田剛-伊勢崎彰大-山田義彦-中島詩音-中田雄喜。レースは残り3周でペーサーが退避すると、山田が先にインを切って先頭に立つ。そのまま山田がペースを緩めると、残り2周半で岸田がスパートを開始。残り2周で山田を叩き切るとそのまま先行態勢に入る。そこをすかさず原田が仕掛けるも山田のところで止まり後退。前団の様子を見極めていた中島は残り1周半から一気に外々をまくり上げると、残り半周で逃げる岸田を捕らえてそのまま後続を突き放した。

「(6度目の優勝を飾って)うれしいです。本当に皆が強かったし、優勝できればいいなくらいの気持ちで臨んでいた。決勝は行ける所で行きたかったけど、前がゴチャゴチャしていていつかチャンスがくるなと思って待っていました。(今年2月以来の優勝を果たし)出るのも久々で不安があったけど、何とか優勝できて良かったです。(ファンの方に向けて)いつも応援ありがとうございます。これからも頑張るので、応援をよろしくお願いします」

5カ月ぶりのPIST6を物ともせずに4連勝で自身6度目の優勝を達成。近況は現行競輪でも積極策を続けて成績も上昇気配。来期もこの流れに乗ってS級戦線で活躍を果たしてくれるに違いない。

『追い込み型の技が光る』
今節は初日のレースで全て1番車が勝利と自力型の活躍が目立つ一方で、追い込み型の選手の動きも光った。伊勢崎彰大は持ち味の追走技術を生かして、1次予選から準決勝まで3戦続けてワープを駆使して外併走から好位を確保し優出。穴井利久も2次予選でワープから追い上げ策で三浦翔大の後位をキープして2着に流れ込む走りを披露した。スピードが問われる250バンクのなかで、ベテラン選手の経験と技術も際立つ開催となった。

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