四日市競輪G3 初日予想
四日市競輪G3「泗水杯争奪戦」は明日初日を迎える。S級S班4人に地元の大エース・浅井康太を加えた豪華メンバーが集結した注目の開催となった。まずは初日の展望をお届けする。
メインレース・初日特選
| 印 | 番 | 選手名 | 登録地 | 競走得点 | 年齢 | 期別 |
| △ | ① | 佐藤慎太郎 | 福島 | 115.07 | 43 | 78 |
| ▲ | ② | 坂口晃輔 | 三重 | 112.81 | 32 | 95 |
| ○ | ③ | 松浦悠士 | 広島 | 118.28 | 29 | 98 |
| ④ | 椎木尾拓哉 | 和歌山 | 111.82 | 35 | 93 | |
| ◎ | ⑤ | 浅井康太 | 三重 | 115.78 | 36 | 90 |
| ⑥ | 原田研太朗 | 徳島 | 110.71 | 30 | 98 | |
| × | ⑦ | 平原康多 | 埼玉 | 113.94 | 38 | 87 |
| ⑧ | 簗田一輝 | 静岡 | 110.76 | 24 | 107 | |
| ⑨ | 村上博幸 | 京都 | 112.70 | 41 | 86 |
当然大注目は、当地記念4度の制覇経験を持つ地元のスター・⑤浅井康太。今年は3度の記念優勝があるにも関わらず、ビッグレースの決勝進出はゼロ。賞金ランキングも13位に甘んじている。SS復帰のためには次回競輪祭での決勝進出が絶対条件だが、その前にここで優勝を飾り、少しでも有利な状況で小倉に向かいたいところである。
一方で、不動の賞金王・③松浦悠士が競輪祭前のステップにここを選択してきた。初日特選は⑥原田研太朗の後ろを回ることとなったが、メンバーを見渡しても機動力は随一。最終的には自力に切り替えて勝ち星を狙ってきそう。
しかし、そんな③松浦には若干不安なデータも。これが2018年全日本選抜以来の四日市参戦となるが、その時は2日目に落車。また2017年の記念にも準決勝で落車している他、実に6年半もの間四日市で勝ち星を挙げられていないのだ。当時とは比べ物にならないほど力を付けているのは確かだが、少しでも当地に苦手意識があると、他のラインの付け入る隙も十分。
前回京王閣記念を激勝した⑦平原康多も参戦。四日市では優勝こそないものの、常に堅実に走っており、ここも展開を見極めて上位に食い込んでくるだろう。4日間常にマークしなければならない存在だ。目標の無い近畿勢は⑨村上博幸が前で戦う。7月の富山記念では驚きの先行勝負を打ち出し、稲垣裕之の優勝に貢献したのは記憶に新しいところ。ここも気力あふれるレースで展開に風穴を開けてくるか。
本命は地元の意地で⑤浅井。⑤②、⑤③が本線だが、当然③松浦、⑦平原の逆転も五分以上で、絞り切れないレースとなる。まずは1走様子を見て、2日目以降に繋げたい。
その他の注目レース
11R【好調続く北津留―田中の福岡勢でワンツー】
ここなら①北津留翼のスピードが何枚も上。たとえ8番手に置かれても、直線の長い四日市なら何とか届く。番手⑦田中誠が息合わせてワンツー濃厚。①⑦から。
◎①北津留 ○⑦田中 ▲⑨桐山 ×②筒井 △⑤伊藤
10R【復活した南を利する稲垣がV最短】
長い低迷期を乗り越えようやく復調気配の②南潤。ここも先行力をフルに発揮して飛ばす。番手⑤稲垣裕之に当然チャンスが回ってくる。⑤②から。①田中晴基の自在戦が逆転一番手。
◎⑤稲垣 ○②南 ▲①田中 ×⑨松坂 △③宮越
9R【先行にこだわる眞杉の番手から宿口が決める】
前回京王閣記念も4日間バックを取った①眞杉匠。既に予選クラスでは先行力が抜けており、ここも飛ばす。番手⑨宿口陽一が絶好展開を活かして頭。⑤野田源一―②小岩大介の九州勢も怖い。
◎⑨宿口 ○①眞杉 ▲②小岩 ×⑤野田 △⑦竹澤
8R【若武者・山田が果敢。志智との逃げ差し争い】
前回富山を鮮やかに逃げ切り優勝した⑨山田諒。じっくりと力を付けてきた甲斐あり、ここに来て安定感が増してきた。ここも逃げの一手。番手③志智俊夫が差せるかどうかに注目。③⑨、⑨③。
◎⑨山田 ○③志智 ▲⑤山形 ×①木村 △②中川
7R【谷口―柴崎の地元勢が譲らない。ワンツー濃厚】
今期は安定感抜群の走りを見せる⑤谷口遼平。初の地元記念決勝進出を目標に、まずは一次予選をすんなりとクリアしたい。番手は①柴崎俊光。すんなりなら当然逆転も。⑤①、①⑤。
◎⑤谷口 ○①柴崎 ▲②山田 ×⑨佐々木 △⑦内藤
5R【初日随一の混戦。坂本がわずかにリード】
各ライン先行力豊富で混戦。④鶴良生に乗る③坂本健太郎に注目したが、⑨藤井栄二も先行すればそうそうバテない。先行争いで混戦なら⑤雨谷一樹の捲りが炸裂する。
◎③坂本 ○⑤雨谷 ▲①伊原 ×②神山 △⑨藤井
4R【四日市記念初見参の皿屋に注目。久米の頭も】
これが四日市記念初の正規参戦となる⑦皿屋豊。強敵に揉まれ続けた経験を地元ファンの前で示したい。地元ワンツー⑦①に期待したが、決め手鋭い⑤久米良の頭も怖い。⑤頭が逆転。
◎⑦皿屋 ○①鈴木 ▲⑤久米 ×③荻原 △②大西
まとめ
競輪祭前最後のグレードレースとなる四日市競輪G3「泗水杯争奪戦」。上位はG1決勝級が数多く揃い、今回も豪華な顔ぶれとなった。ナイターG3ということもあり、競輪祭の前哨戦としても注目が集まる一戦をどうぞお楽しみに。
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