静岡競輪場の特徴を分析

12月30日に静岡競輪場で行われるKEIRINグランプリ2021。今回は、静岡競輪場の特徴、決まり手、平均配当を徹底分析していく。

静岡競輪場のバンク特徴

まずは、静岡競輪場のバンク特徴から。基本のバンクデータは以下の通り。

バンク周長400m
見なし直線距離56.4m
センター部路面傾斜(カント) 30゜43´22″
ホーム幅員10.3m
バック幅員9.3m
センター幅員7.5m

平均的な400mバンクで、直線距離もほぼ全国平均と同じ。特に直線で伸びるコースも無いが、S級戦ともなると逃げ切りは難しく、捲り・追い込みが効きやすい。また北から吹く風が建物の間から入り込んでバック向かい風となるため、なおさら先行選手は苦しくなる。

仕掛けが早いと自力選手は直線末を無くしやすいため、捲りは2コーナーから仕掛けて前を捕らえるとラインでワンツーが決まりやすい。捲ったラインが不発の時は、先行ラインの番手の差し切り、あるいは3番手が伸びて突き抜けまで考えられる。車券は力のある捲り選手か、先行が予想されるラインの番手から組み立てたい。

静岡競輪場の決まり手

続いては、静岡競輪場の決まり手を見る。今回の調査対象は以下の計172R。

・2018年~2020年の記念開催(S級戦9車立て141R)

・KEIRINグランプリシリーズ2018(S級戦9車立て31R)

1着割合2着割合
逃げ21回12.21%27回15.70%
捲り64回37.21%34回19.77%
差し87回50.58%49回28.49%
マーク0回0.00%62回36.04%

自力と追い込みの決まり手の割合はほぼ1:1だが、逃げ切りは12.21%で、やはり相当力のある選手でないと困難。半分は差しが決まっており、1着は捲り・差しを基本に考えた方が良い。2着マークの割合は36%で高くもなく、低くも無くという感じ。2着なら逃げた選手も比較的残れる。

静岡競輪場の平均配当

続いて、静岡競輪場の平均配当に触れる。今回も例によって、対象は2車単と3連単のみとする。

3連単2車単
最高配当325,090円40,120円
最低配当460円170円
全体平均配当27,188円3,812円
万車券出現数78R19R
万車券率45.09%11.05%

3連単の万車券率は45%と、比較的高めと言える。1日に10万円以上の万車券が複数回出た日もあり、一筋縄では決まらない競輪場であることが伺える。軸を設定したら、ヒモは広めに流しても十分な配当が期待できそうだ。

まとめ

今回は、静岡競輪場の特徴・傾向を紹介した。再度まとめると、以下の通り。

・S級戦では逃げ切りは難しく、捲り・追い込みが効きやすい。車券は力のある捲り選手か、先行が予想されるラインの番手から。

・1着は捲り・差しを基本に考える。万車券がよく出るので、軸を設定したら、ヒモは広めに流して網を張るべき。

逃げ切りが厳しい以外は、どこからでも力を発揮できるバンクのため、買い目を絞るのは容易ではない。買いたいレースを厳選して広めに買うか、穴狙いを少額で続けるのが得策かもしれない。

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