久留米競輪G3「火の国杯争奪戦IN久留米」決勝戦結果
久留米競輪G3「火の国杯争奪戦IN久留米」は今日決勝が行われ、神奈川99期の郡司浩平が優勝した。郡司のG3制覇は今年4回目。2着には熊本の中本匠栄、3着には愛媛の松本貴治が入った。2車単は②①で1,310円(4番人気)、3連単は②①⑧で8,290円(25番人気)。
決勝戦回顧
初手は⑦三谷竜生―④山口泰生―③清水裕友―⑧松本貴治―⑨松川高大―①中本匠栄―②郡司浩平―⑤東龍之介―⑥佐藤雅春。赤板で②郡司⇒⑨松川⇒③清水の順でインを切り、先行勝負は③清水。打鐘過ぎ3コーナーで⑨松川が番手に絡むと、隊列がもつれ⑦三谷が一気にカマす。前が踏み合いとなったところを、②郡司が一気の捲りで前へ迫り、最終4コーナーで抜け出して快勝。2着には中団を切り抜けて切り替えた①中本、3着には⑧松本が入った。
最後はやはり、郡司浩平がSSの力をまざまざと見せつけた。それぞれの選手が持ち味をフルに発揮した好レースとなったが、前がもつれてしまえば、今回展開が見えていた郡司の独壇場。2着以下に影をも踏ませぬ圧勝劇となった。
レースのポイントはやはり打鐘過ぎ3コーナーの松川高大の切り込み。相手が松本貴治なら捌き切れると読んだか、2車ラインの番手に飛びつく予想外の展開となった。
そこを三谷竜生が好スピードのカマシ。三谷の動きが絶好調時であれば清水の先行を捕えきれるタイミングの仕掛けだったが、この辺りは現状の力の差が出た印象。二つのラインが削り合い、地元ラインも瓦解気味とあれば、後方からでも捲る郡司に敵はいなかった。好回転の捲りにマーク東龍之介はたまらず離れ、中団を切り抜けていた中本匠栄も必死の追撃を見せたが及ばず。ゴール前は2車身という決定的な差がついていた。
郡司はこれで今年4回目のG3制覇。この優勝で賞金ランキングも5位に浮上し、2年連続のグランプリ出場へ向けて大きく近づいた。あとは、G1でこの走りが出来るかどうか。G3では全く隙の無い走りで堂々と勝ち切るシーンが多いにも関わらず、G1・G2となると途端に準決勝でミスを犯し、決勝進出を逃している。次回は前橋競輪場で行われる寛仁親王牌。一つの位置取りミスが命取りとなるだけに、一戦必勝のつもりで臨むだろう。
地元の中本匠栄は準優勝。前回共同通信社杯の優勝がフロックでないことを証明して見せた。この決勝2着でさらに賞金を上積みし、グランプリ出場ボーダー近辺へとジャンプアップ。寛仁親王牌は参戦しないため、11月の競輪祭に全てを懸ける。
清水裕友はようやくらしい動きが戻ってきており、決勝戦も本領の先行勝負で見せ場を作った。グランプリ出場はすでに確定しているため、残り2カ月はレースを走りながら徐々に調子を戻していけば良い。まずは、次回寛仁親王牌の動きに注目したい。
まとめ
今回の熊本記念は久々の9車立て開催だったが、随所に競輪らしい動きが見られ、G3以上の開催は9車でこそ本来の迫力ある動きが見られるということを証明した開催となった。
次回のG3開催は10月8日(木)から松戸競輪場で行われるナイターG3「燦燦ムーンナイトカップ」。どうぞお楽しみに。
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