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G1「第36回全日本選抜競輪」決勝戦結果&回顧~今年最初のG1ウイナーは郡司浩平!

G1全日本選抜競輪 決勝戦結果

G1「全日本選抜競輪」は今日決勝が行われ、神奈川99期の郡司浩平が優勝した。郡司のG1優勝は昨年の競輪祭以来2度目。2着には和田健太郎、3着には守澤太志が入った。払戻金は2車単が⑦①で680円(1番人気)、3連単が⑦①⑤で4,390円(8番人気)

決勝戦回顧

初手は③平原康多⑧諸橋愛⑨清水裕友―②松浦悠士―⑥園田匠④深谷知広⑦郡司浩平①和田健太郎⑤守澤太志。赤板で④深谷が発進すると、別線はこれを出しそのまま南関東勢の主導権。最終1コーナーから⑨清水、2コーナーで③平原が捲るも、前で⑦郡司が番手捲りを放ち、両者ともに捲り不発。直線は番手捲りを打った⑦郡司が押し切り、①和田が流れ込んで2着。3着には⑤守澤が入った。

深谷のスピードを活かし切った郡司の完勝劇は黄金時代の幕開けか

深谷知広の先行をフルに活かした郡司浩平が悠々と押し切り、昨年の競輪祭に続く2度目のG1制覇。プレッシャーの掛かる地元G1で、最高の結果を導き出した。

深谷を含め、全体的にスタートを控えたことで、南関勢は後ろ攻めの形に。こうなれば、深谷は後ろを競らせないようにダッシュを仕掛けて主導権を取るだけだった。その通り、赤板のホームで一気の発進。中団から清水、前受けでは平原の抵抗もあったが、スピードの違いで前に出切った。この時点で、勝負は付いたも同然だった。

最終1コーナーで清水が、2コーナーで平原が捲りを仕掛けるが、一気に前を捕らえるという勢いではなく、最終バックで郡司が満を持して番手捲り。清水は全く車が伸びず不発に終わり、好位で粘った平原も最終2センターで接触による車体故障を発生し万事休す。直線も最後まで踏み切った郡司がマーク和田以下を振り切り、全く危なげない優勝のゴールを果たした。

やはり、ワールドクラスのスピードを誇る深谷の存在は限りなく大きかった。これが郡司の自力戦なら、グランプリよろしくもつれたレースになったかもしれないが、一気のダッシュで主導権を奪ったことで郡司も番手捲りを打ちやすい形となった。今後も、南関東勢は深谷・郡司を中心にタイトル争いを続けていくことだろう。その上、今回は決勝戦に参戦出来なかったが、同県には強力なパワーを持つ松井宏佑も控えている。清水・松浦の中国コンビ、今回不在の脇本雄太・新田祐大のナショナルチーム勢に対抗する「第3勢力」として、更に今後の競輪界を盛り上げていくことは間違いない。

別線は完全に南関東勢の結束の前に黙らされた形となり、見せ場なく終わった。清水は後方に置かれて全く巻き返せず、松浦の猛追も3着争いが精一杯。平原は純粋な力比べの前に、絶対的な脚力差を埋められずに終わってしまった。今後は、深谷・松井の先行力、郡司の番手捲りという盤石の布陣で挑み続けるであろう南関東勢の牙城をどのように崩すか、そのための工夫が求められる。

優勝した郡司浩平の談話「何とか4日間乗り切ったという感じでまだ実感がない。ちょっと焦りがあったが、3日間連携して力強い走りをしてくれた深谷さんと、後ろを固めてくれた和田さんのおかげで最後まで踏み切れた。この優勝は自分だけの力ではなく、ラインあってのもの。これからも南関勢で一人でも多く優勝を出して、グランプリに臨みたい」

https://twitter.com/keirin_iwaki_hp/status/1364121723751211014

まとめ

南関東勢の特別競輪3連続優勝で幕を閉じた「第36回全日本選抜競輪」が終了し、次回のグレードレースは2月25日(木)から開催されるいわき平競輪G3「いわき金杯争奪戦」。S級S班、その上全日本選抜を走ったトップクラスがまとめて不在となり、誰が勝ってもおかしくない空前の大混戦。配当的な魅力も大きそうなこの開催もどうぞお楽しみに。

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競輪歴15年(みんなの競輪チーム 所属)

輪pedia 編集者兼ライターの「競輪歴15年」です。 長年培った知識を活かし、競輪に関する有益な情報を提供していきます。

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