川崎競輪F2「みんなの競輪杯」（7/2～7/4）開催案内

川崎競輪場で「みんなの競輪杯」開催！

7月2日（土）～7月4日（月）、川崎競輪場でF2ナイター「みんなの競輪杯」が開催されます！

開催展望

A級～

例によって7月は期替わりしたて。S級からの降級選手とA級の上位選手の力関係が難しい。

当面の中心は木村皆斗（茨城）。昨期の上位戦でも7度の優勝を飾り、成績は優にA級最上位。既に実力はS級でも即通用クラスと見る。多少強引に主導権を奪っても、強靭な地脚で粘り込めるだけに、初日予選・2日目準決勝は信頼の軸となりそうだ。

対抗はS級からの降級組。カマシ・捲りに威力十分の堀僚介（大阪）が自力選手では最上位か。5月の当地S級戦では決勝に勝ち上がっており、相性は良好。組み立てを失敗しなければ優勝を量産できる実力はあるだけに、しっかりとレースを作りたい。自在に動ける金澤竜二（福島）もA級では地力上位。目標がいなければ自分で前々に捌くレースをするし、番手に付けば展開を確実に活かしてくる。

地元勢からは、7年ぶりのA級戦となる川口直人（神奈川）が登場。競走得点も99点台と、昨期はS級点をキープ。A級ではタテも出せるレベルで実力上位だろう。目標不発でも自分で突っ込んで勝ち上がりを決める。前を任せるのは新村穣（神奈川）。素質は誰もが認める所で、強靭な地脚で先行粘る。ここまでは体調が整わない場面も多く、前評判に比べ出世はややスローだが、そろそろS級の舞台を踏むために安定して優勝を勝ち取りたい。

A級チャレンジ

ルーキー・121期は4名がデビュー戦を迎える。その中でも注目は岸田剛（福井）だ。鹿屋体育大時代には国体チームスプリントで連覇を達成し、養成所時代はゴールデンキャップを獲得。脇本雄太を師と仰ぐ大型新人で、チャレンジは即卒業の器だろう。ルーキーシリーズ2戦では決勝に進めなかったが、4度の連対は立派。初戦から完全優勝を狙う。

対する降班組は、84点以上の得点を持つ関東両者が軸。先行以外では何でもやってくる樋口絢土（東京）は、一時期に比べて得点はかなり上げてきており、このクラスなら安定勢力候補。S級経験者の豊田一馬（群馬）はデビュー29年目にして初のチャレンジ戦となったが、昨期は4月に決勝進出もあり、末脚は明らかに上位だろう。若手選手のダッシュに対応できれば。

地元地区の南関東勢からは、先行に懸ける久保将史（神奈川）がチャレンジ戦に参戦。本来の力を考えればこのクラスにいる選手ではないだけに、新人相手にも先行主体の自力で戦いたい。百戦錬磨の重鎮・海野敦男（静岡）に、54歳にして優勝2回と、老いてなお盛んな植田誠（静岡）がマーク食い下がって盛り立てる。