KEIRINグランプリ2021並び発表

21日、都内でKEIRINグランプリ2021共同記者会見が行われ、車番および並びの発表が行われた。

グランプリの車番および並びは以下の通り。

選手名登録地期別
松浦悠士広島98
郡司浩平神奈川99
平原康多埼玉87
古性優作大阪100
佐藤慎太郎福島78
守澤太志秋田96
吉田拓矢茨城107
宿口陽一埼玉91
清水裕友山口105
並び:256・783・91・4

注目の関東勢は、7吉田拓矢8宿口陽一3平原康多の順。2郡司浩平には5佐藤慎太郎6守澤太志の東北勢が付け、中国コンビは9清水裕友が前、1松浦悠士が後ろ。4古性優作は単騎となった。

ポイント①関東勢の並びと展開

関東勢は年齢順で吉田―宿口―平原の並び。吉田が前を回ることはほぼ確定だったが、番手を平原が回るか、宿口が回るかは流動的だった。

格的にはもちろん平原が断然。しかし、宿口としては「自分が平原さんの前で」という思いは強く、今年のビッグレースもほとんどが宿口―平原の並びだった。平原も「前2人には世話になっているし、意見を尊重して」納得の3番手。すんなりと折り合いがついての並びだったことが伺える。

しかし12度目のグランプリ挑戦で悲願達成を狙う平原が3番手、こうなってしまうと吉田は絶対に後手は踏めない。平原が番手なら、自分のタイミングで巻き返して平原との直線勝負という青写真も描けたが、3番手に置いて後手を踏み、巻き返し不発は最悪のパターン。多少強引になっても、主導権を奪いに行くのではないか。その形なら、番手の宿口が最終的には踏み込んで平原とのゴール前勝負に持ち込みたいところ。平原は、果たして前の2人にどのような作戦を授けるのか。

ポイント②郡司の後ろは東北勢

郡司の後ろには、大方の予想通り佐藤―守澤の東北勢が入った。郡司と佐藤の連携は今年の京王閣日本選手権以来。その時は郡司が2着、佐藤が3着となった。また、3番手の守澤は郡司と6月別府記念で連携しており、番手から差して優勝を飾っている。

このように連携実績は十分にあり、互いの仕掛け方は大方心得ているはず。前の郡司とすれば、無理に先行するよりは自分が勝てるタイミングで仕掛け、上手くラインの援護を受けながら押し切りたいところ。後ろの佐藤・守澤はまずは郡司にしっかりと追走を決め、直線は空いたコースを突いて勝負圏内に突入したい。

ポイント③中国勢は昨年と逆の並び

中国勢は清水が前、松浦が後ろで昨年とは逆の並びとなった。実は展開のポイントはこの中国勢の動き。郡司の先行が考えづらいとすると、清水が早めに踏むか否かで、レースの展開は大きく変わってくる。

清水が位置に固執すれば、関東勢がすんなり主導権を握れるし、逆にカマシに出る展開なら、番手の松浦に展開が向くか、先行争いになって郡司や単騎の古性に出番が回ってくる。何でもできる2人がラインを組むだけに、動きが非常に読みづらく、展開予想を難しいものにしている。まずは清水の立ち回りを予想するところから、展開予想は始まるのかもしれない。

ポイント④古性は単騎で自在に立ち回る

そして怖いのは単騎の古性の存在。高度な自在性でその実力を示している古性からすれば、単騎戦は苦にならないはず。すんなり関東勢が逃げる形なら中団を回って直線勝負でも良いし、前が踏み合う展開ならなおさら捲りが効きやすくなる。9番手を回らないように立ち回れば、チャンスは自然と湧いてくるはずだ。

そして、近畿勢の単騎と言えば、2012年の京王閣で優勝した村上義弘を思い出す。偉大な先輩に近づけるか。

まとめ

今年のKEIRINグランプリは、恐らくは関東勢が人気を集めるのではないか。吉田が逃げて、番手宿口と3番手平原の直線勝負が支持を集めそうだが、もちろん別線も簡単には引き下がらない。本番まであと1週間。じっくりと展開予想を楽しんでいただきたい。

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