2026年8月7日(金)から9日(日)まで、佐世保競輪場で「第2回毎日新聞社杯女子オールスター競輪(G1)」が開催されます。ファン投票で選ばれた人気選手と、競走成績上位の実力者が集まる女子オールスター競輪は、年末のガールズグランプリにつながる重要なG1です。2026年は優勝賞金が前年から大幅に引き上げられ、優勝者だけでなく、決勝進出選手の賞金ランキングにも大きな変化を与える大会となりました。

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女子オールスター競輪2026の優勝賞金は1,000万円

女子オールスター競輪2026の決勝1着賞金は、賞金表上で1,000万円です。2025年の第1回大会は700万円だったため、2026年は300万円増額されました。

年度優勝賞金前年差
2025年700万円
2026年1,000万円プラス300万円

1年間で約42.9%の増額となり、2026年の女子G1では4月のオールガールズクラシックと並ぶ高額賞金です。6月のパールカップ、11月の競輪祭女子王座戦の優勝賞金はそれぞれ700万円であるため、賞金面でも女子オールスター競輪の重要性が高まっています。

なお、1,000万円は公式賞金表に記載された決勝1着賞金です。主催者や関係団体から副賞が別途設定された場合、実際に優勝者へ贈られる総額がこれを上回る可能性があります。

決勝戦の1着から7着までの賞金

女子オールスター競輪2026の決勝戦では、1着から7着まで次の賞金が設定されています。

着順賞金
1着10,000,000円
2着3,600,000円
3着2,100,000円
4着1,410,000円
5着1,080,000円
6着990,000円
7着940,000円

1着賞金だけで全体の約半分を占めており、優勝と準優勝では640万円もの差があります。一方で、7着でも94万円を獲得できます。通常開催の優勝賞金に匹敵する金額であり、決勝へ進出するだけでも年間賞金ランキングを押し上げる大きな材料になります。

女子オールスター競輪では、決勝賞金とは別に初日と2日目の賞金も加算されます。実際の開催終了後の獲得額は、上記の決勝賞金に予選、ガールズドリームレース、準決勝で獲得した賞金を加えた金額になります。

女子オールスター競輪の優勝者はガールズグランプリ出場権を獲得

ガールズグランプリ2026には7名が出場します。選考期間は2026年1月から、11月に行われる競輪祭女子王座戦の最終日までです。

選手は原則として次の優先順位で選ばれます。

  1. 2026年の女子G1優勝者
  2. 世界選手権自転車競技大会の女子ケイリン優勝者
  3. 選考用賞金獲得額上位者

女子オールスター競輪はG1のため、優勝者は賞金ランキングの順位にかかわらず、ガールズグランプリ2026の出場権を獲得します。

2026年7月23日時点では、4月のオールガールズクラシックと6月のパールカップを佐藤水菜がともに優勝しています。このため、現時点で女子G1優勝によるガールズグランプリ出場権を持つのは佐藤水菜のみです。

女子オールスター競輪を佐藤水菜以外の選手が優勝すれば、2026年2人目のG1優勝者が誕生します。佐藤水菜が優勝した場合は新たな有資格者は増えず、残りの出場枠を巡る賞金争いが続くことになります。

2026年7月23日時点の女子獲得賞金ランキング

2026年7月23日更新の女子獲得賞金ランキングは次の通りです。

順位選手獲得賞金
1佐藤水菜22,547,000円
2太田りゆ17,538,500円
3山原さくら15,766,000円
4尾崎睦15,396,800円
5児玉碧衣15,014,000円
6吉川美穂14,175,000円
7柳原真緒14,002,000円
8久米詩13,865,200円
9小林莉子13,436,000円
10坂口楓華12,138,000円
11石井寛子12,046,000円
12尾方真生11,952,000円
13那須萌美11,936,000円
14大浦彩瑛11,868,000円
15梅川風子11,657,000円
16飯田風音10,434,000円
17半田水晶10,269,000円
18太田瑛美9,860,000円
19熊谷芽緯9,695,000円
20竹野百香9,693,000円

佐藤水菜はすでにG1優勝による出場権を持っているため、現時点で賞金額による暫定的な出場圏にいるのは、太田りゆ、山原さくら、尾崎睦、児玉碧衣、吉川美穂、柳原真緒の6名です。

暫定ボーダーとなる柳原真緒は1,400万2,000円。8位の久米詩は1,386万5,200円で、その差はわずか13万6,800円です。通常開催の1走でも逆転し得る差であり、女子オールスター競輪を前に賞金争いは非常に接近しています。

ただし、この順位は現時点での目安です。最終的には今後誕生するG1優勝者や世界選手権女子ケイリン優勝者の人数、最低出走回数、選考除外条件などを含めて出場選手が決まります。

佐藤水菜が優勝した場合

佐藤水菜が女子オールスター競輪を優勝した場合、決勝1着賞金だけを加えても年間獲得賞金は次の金額になります。

22,547,000円+10,000,000円=32,547,000円

実際には初日のガールズドリームレースと2日目の準決勝の賞金も加算されるため、大会終了後の金額は3,254万7,000円をさらに上回ります。

佐藤水菜はすでにガールズグランプリの出場権を獲得しているため、優勝してもG1有資格者の人数は増えません。その分、賞金ランキングによって選ばれる枠が減らず、太田りゆ以下の選手にとっては比較的有利な結果になります。

一方、佐藤水菜は賞金ランキングでも後続との差を大きく広げるため、年間賞金女王に向けて圧倒的に優位な立場となります。

佐藤水菜以外が優勝した場合

佐藤水菜以外の選手が優勝すると、その選手は賞金順位に関係なくガールズグランプリへの出場権を獲得します。

これによりG1優勝者が2名となり、賞金ランキングで選ばれる枠は、現時点の6枠から5枠へ減少します。ただし、優勝者が現在の賞金上位圏にいるか、圏外にいるかによって影響は異なります。

太田りゆ、山原さくら、尾崎睦、児玉碧衣、吉川美穂、柳原真緒のように、すでに暫定賞金圏にいる選手が優勝した場合、その選手は賞金枠からG1優勝枠へ移ります。賞金枠そのものは1つ減りますが、有力選手が賞金枠から外れるため、ボーダーへの影響はある程度相殺されます。

一方、現在の賞金圏外にいる選手が優勝した場合は、その選手が新たにG1優勝枠へ入るため、賞金による暫定ボーダーは実質的に上昇します。現在の順位を単純に当てはめると、6位の吉川美穂が持つ1,417万5,000円前後が新たな基準となり、7位の柳原真緒が賞金枠から押し出される可能性があります。

つまり、賞金ランキング下位の選手による優勝は、その選手自身のグランプリ出場を決めるだけでなく、現在の賞金上位選手の枠を1つ減らすことになります。

準優勝でも賞金ランキングは大きく動く

決勝2着の賞金は360万円です。優勝を逃しても、現在の賞金額へ360万円を加えれば、多くの選手が暫定ボーダーを上回ります。

現在のボーダーである1,400万2,000円を単純計算で上回るために必要な大会前の賞金額は、次の通りです。

決勝着順決勝賞金現在のボーダーを上回るために必要な大会前賞金
1着10,000,000円4,002,000円超
2着3,600,000円10,402,000円超
3着2,100,000円11,902,000円超
4着1,410,000円12,592,000円超
5着1,080,000円12,922,000円超
6着990,000円13,012,000円超
7着940,000円13,062,000円超

2着の場合、現在16位の飯田風音は1,043万4,000円に360万円を加え、1,403万4,000円となります。現在の暫定ボーダーを3万2,000円上回る計算です。

3着の場合は、現在13位の那須萌美が1,193万6,000円から1,403万6,000円となり、暫定ボーダーを上回ります。14位の大浦彩瑛は1,396万8,000円となるため、現在のボーダーにはわずか3万4,000円届きません。

ただし、これは7月23日時点の賞金額へ決勝賞金だけを加えた単純計算です。実際には初日と2日目の賞金が加算されるほか、他の選手も同時に賞金を獲得するため、最終的な順位は変動します。

現在8位の久米詩は決勝進出だけでも大きく前進

現在8位の久米詩は、暫定ボーダーの柳原真緒と13万6,800円差です。久米詩が女子オールスター競輪の決勝へ進出した場合、決勝の着順ごとの単純加算額は次のようになります。

決勝着順大会前賞金+決勝賞金
1着23,865,200円
2着17,465,200円
3着15,965,200円
4着15,275,200円
5着14,945,200円
6着14,855,200円
7着14,805,200円

7着でも1,480万5,200円となり、7月23日時点の暫定ボーダーを約80万円上回ります。準決勝までに獲得する賞金も加わるため、久米詩にとって決勝進出は賞金争いで非常に大きな意味を持ちます。

現在9位の小林莉子も、決勝7着の94万円を加えるだけで1,437万6,000円となり、現在のボーダーを上回ります。賞金ランキング8位、9位付近の選手にとっては、決勝へ進むだけでもグランプリ争いを大きく前進させる可能性があります。

賞金下位の選手には「優勝による一発逆転」がある

女子オールスター競輪では、優勝者がG1出場権を獲得するため、現在の獲得賞金が低い選手にも一発逆転の可能性があります。

たとえば、現在20位の竹野百香が優勝した場合、決勝賞金だけを加えて1,969万3,000円となります。賞金ランキングでも一気に上位へ浮上しますが、それ以前にG1優勝者としてガールズグランプリ出場権を獲得します。

通常開催で1,000万円の差を埋めるには、何度も優勝や好走を重ねる必要があります。女子オールスター競輪では、3日間でその差を逆転できるだけの賞金と、グランプリへの優先出場権が同時に用意されています。

11月の競輪祭女子王座戦で賞金枠はさらに減る可能性

女子オールスター競輪終了後も、11月には競輪祭女子王座戦が行われます。そこで新たなG1優勝者が誕生すれば、賞金ランキングによって選ばれる出場枠はさらに減少します。

たとえば、佐藤水菜、女子オールスター優勝者、競輪祭女子王座戦優勝者がすべて別の選手となった場合、G1優勝者だけで3枠が埋まり、賞金ランキングによる枠は最大4枠となります。

そのため、夏時点で賞金ランキング6位や7位に入っていても、安全圏とはいえません。女子オールスター競輪で決勝へ進み、少しでも多く賞金を積み上げることが、年末への重要な条件になります。

まとめ

女子オールスター競輪2026の優勝賞金は1,000万円で、2025年から300万円増額されました。決勝2着は360万円、3着は210万円、7着でも94万円が設定されており、決勝進出者全員にとって賞金ランキングを大きく動かす大会です。

2026年7月23日時点では、佐藤水菜が2,254万7,000円で賞金ランキング首位に立ち、すでにG1優勝によるガールズグランプリ出場権を獲得しています。暫定的な賞金枠のボーダーは7位・柳原真緒の1,400万2,000円で、8位・久米詩との差はわずか13万6,800円です。

佐藤水菜以外が優勝すれば、新たなG1有資格者が誕生し、賞金による出場枠は減少します。佐藤水菜が優勝すれば出場権保持者は増えず、賞金ランキング上位選手にとっては枠が減らない結果になります。

誰が1,000万円を獲得するのかだけでなく、決勝2着以下の賞金によってランキングがどう入れ替わるのかも、女子オールスター競輪2026の大きな見どころです。

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