岐阜記念G3決勝戦結果
岐阜競輪G3「長良川鵜飼カップ」は今日決勝が行われ、神奈川99期の郡司浩平が優勝した。郡司のG3優勝は、今年の玉野記念、取手記念に続き3回目。2着には松浦悠士、3着には和田健太郎が入った。配当は2車単が⑦④で660円、3連単が⑦④②で1,930円。
決勝戦回顧
初手は④松浦―⑥荒井―⑦郡司―②和田健―①浅井―⑤鈴木―③和田圭。残り2周半から⑤鈴木が動き、赤板で前を押さえる。その上を⑦郡司が抑えると、⑤鈴木が番手に飛びつき打鐘。ペースが緩みかけたところを、④松浦が一気にカマす。しかし、3番手に収まった⑦郡司が徐々に差を詰め、最終3コーナーで前を捕らえて先頭に変わるとあとは後続を突き放した。2着は逃げ粘った④松浦。3着には中を突いた②和田健が入った。
終わってみれば実力上位の選手が上位を占める結果となった。後ろ攻めを選択した鈴木竜士が早めにインを切った時点で、すんなり一本棒の展開にはならない予感がしたが、抑え返した郡司浩平の番手に飛びついたことでその予想は的中した。ここ1年で自在度を急激に増した鈴木らしい選択だったが、如何せん7車立ての上、粘った時点で実質2分戦の恰好に。松浦悠士のカマシを誘発するだけで終わってしまった。
残り1周で脚力最上位の二人がカマシ先行と、ほぼサラ脚の3番手を回っている時点で、この二人のワンツーは見えていた。あとは3番手を回った郡司が捲り、後ろが離れて勝負あり。最終3コーナーで注目は2着争いとなった。松浦の後ろを回っていた荒井崇博は追走一杯。一旦鈴木に絡まれて番手を失った和田健太郎が一瞬の隙を突いて荒井を捌いたが、ヨコに揺れた分そこからの踏み返しは厳しく、結局松浦が逃げ粘って2着を確保した。単騎戦を選択していた浅井康太は3番手の外競りを強いられた上、最終バックの時点で前と離れて万事休す。直線巻き返したものの4着が精一杯だった。
やはり、3分戦以上の7車立てでは番手に競り込む価値は非常に薄い。ましてや、全員が仕掛ける脚を持っているG3決勝クラスでは尚更だ。これは前回の向日町記念決勝でも証明されたはずだが、選手には3番手、4番手よりも番手を取りに行きたい、取らなければ勝てないという思考が働いているのだろうか。もちろん、番手が一番有利な位置であることは間違いないが…。
とは言うものの、競り合いは競輪の醍醐味であることも確か。タテ勝負ばかりの競輪も、それはそれで味気ない。G3クラスであれば、ヨコの技術が高い選手が大挙して参戦するだけに、10月から記念競輪が9車立てに戻り、ヨコの勝負がまた多くなるだろうことも歓迎だ。やはり、競輪は9車でこそ競輪でいられるのではないか、と感じられるここ数週間の開催であった。
まとめ
前回の向日町記念とは打って変わって、実力上位の選手が順当に力を見せて上位を占めた岐阜記念が終了。次回はいよいよ、9月18日から伊東温泉競輪場で第36回共同通信社杯が行われる。今サイトでは、連日共同通信社杯を特集する記事を更新予定。開催期間中は、レース結果を速報でお届けする。どうぞお楽しみに。
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