2020年度下期の競輪開催
先日、2020年度下期の競輪開催日程が発表された。7月～9月までは7車立て9レース制で行われてきた記念開催が、9車立て12レース制に戻るなど、いくつかの変更点が見られた。今回は、そんな2020年度下期の開催日程についてまとめていく。
各開催の出走人数・レース数
まず、各開催の出走人数およびレース数は以下の通り。
| グレード | 開催 | 番組 | 選手数 |
| G3 | 4日制 | S級9車立12レース | S級108人 |
| G3 | 4日制（ガールズ） | S級9車立9レース L級7車立3レース | S級81人 L級21人 |
| G3 | 3日制（ガールズ） | S級9車立10レース L級7車立2レース | S級90人 L級14人 |
| F1 | 3日制 | S級7車立7レース A級1・2班7車立5レース | S級49人 A級1・2班35人 |
| F1 | 3日制（ガールズ） | S級7車立5レース A級1・2班7車立5レース L級7車立2レース | S級35人 A級1・2班35人 L級14人 |
| F2 | 3日制 | A級1・2班7車立7レース A級3班7車立5レース | A級1・2班49人 A級3班35人 |
| F2 | 3日制（ガールズ） | A級1・2班7車立5レース A級3班7車立5レース L級7車立2レース | A級1・2班35人 A級3班35人 L級14人 |
表記の通り、G3はS級戦が全て9車立てに戻り、12レース制で行われることになった（ガールズケイリン同時開催時は9レースないし10レース制）。勝ち上がり方式も、現在のポイント制からトーナメント制に戻ることになる。また、F1・F2は7車立てのままだが、全て12レース制となり、レース数及び参加選手数は従来よりも増加することとなった。
また、選手あっせんやモーニング、ミッドナイト競輪のレース数は以下の通り。
・選手あっせんについては、原則としてG3開催は全国交流で実施し、F1及びF2開催は、近隣交流で実施する。
・特別競輪については全国交流で実施する。
・モーニング7については、原則として7レースで実施する。
・ミッドナイト競輪については、原則として9レースで実施する。
代替開催を行う記念開催
また、改修工事を行っている千葉競輪場、岸和田競輪場、玉野競輪場の記念開催については、以下の日程および競輪場で代替開催を行う。
| 開催日程 | 開催施行者 | 開催競輪場 |
| 12月10日～13日 | 千葉市（千葉記念） | 松戸競輪場 |
| 1月9日～12日 | 岸和田市（岸和田記念） | 和歌山競輪場 |
| 3月4日～7日 | 玉野市（玉野記念） | 広島競輪場 |
千葉記念を松戸競輪場で行うのは通例となっているが、岸和田記念は和歌山競輪場、玉野記念は広島競輪場と、近隣の競輪場で代替開催が行われることとなった。
2020年は西武園競輪場でオールガールズシリーズを開催！
そして、今年は10月9日（金）～11日（日）の日程で、年に一度行われてきたオールガールズの開催を西武園競輪場で開催する。3日制6レース開催となり、多くのガールズトップ選手が参加する注目の開催。その分、勝ち上がり条件は非常に厳しくなる傾向にある。
まとめ
今回の競輪開催日程の発表をまとめると、以下の通り。
・記念開催は9車立て12レースのトーナメント方式に戻り、あっせんも全国あっせんに。
・F1・F2戦は7車立てのままだが、全て12レース制に。
・千葉記念を松戸競輪場、岸和田記念を和歌山競輪場、玉野記念を広島競輪場で開催。
・オールガールズシリーズを西武園競輪場で開催。
ようやく記念開催が9車立てとなり、配当やレース展開の面で面白みが戻ってくることになりそうだ。まだまだ予断を許さない状況ながら、徐々に競輪界も日常を取り戻しつつあることが分かる今回の発表だった。
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