競輪界のビッグレース

競馬で言う有馬記念や日本ダービーのように、競輪にもビッグレースと言われる大会が存在する。
ビッグレースではS級選手の中でも一握りのトップ選手が、桁外れのスピード、パワー、テクニックを駆使して激闘を繰り広げる。
今回は、そんな競輪界のビッグレースを紹介しよう。

GP、G1、G2

ビッグレースは「GP(グランプリ)」、「G1」、「G2」の3つに分類され、GP、G1、G2の順に位が高い。
GPは12月30日の一発勝負。G1は年6回、G2は年3回開催される。
それでは、各開催を1つずつ見ていこう。

KEIRINグランプリ

開催日:12月30日 

優勝賞金:1億4,600万円(副賞込み) 

第1回:1985年

2025年優勝者:郡司浩平(神奈川)


その年のG1優勝者+獲得賞金上位者を合わせた、「S級S班」9名による頂上決戦。優勝賞金は1億4,600万円(副賞込み)で、このレースの優勝者が、ほぼ確実に同年の賞金王となる。

読売新聞社杯全日本選抜競輪(G1)

開催月:2月 

優勝賞金:4,490万円(副賞込み) 

第1回:1985年

2026年優勝者:脇本雄太(福井)


1年で最初のG1開催。各都道府県の成績上位者が選抜されて出走する、いわば「競輪界の甲子園」

日本選手権競輪(G1)

開催月:5月 

優勝賞金:1億300万円(副賞込み)

第1回:1949年

2026年優勝者:古性優作(大阪)

※2020年度は開催中止


G1の中でも最も長い歴史を持ち、格式と伝統を誇る開催。別名「競輪ダービー」。賞金も高く設定されており、その年のグランプリ出場争いを大きく左右する。

高松宮記念杯競輪(G1)

開催月:6月 

優勝賞金:5,590万円(副賞込み)

第1回:1950年

2026年優勝者:古性優作(大阪)


高松宮宣仁親王から賜杯を受けたことに端を発する伝統の一戦。1973年に現行の名称になってからは、「東西対抗戦」としての特徴も持つ。

オールスター競輪(G1)

開催月:8月 

優勝賞金:6,500万円(副賞込み)

第1回:1956年

2025年優勝者:寺崎浩平(福井)


プロ野球のオールスターゲームに範を取り、ファン投票の結果によって出場選手が決定される。

寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(G1)

開催月:10月 

優勝賞金:4,390万円(副賞込み) 

第1回:1992年

2025年優勝者:嘉永泰斗(熊本)


1990年の自転車競技大会世界選手権開催を記念して創設されたG1。出走選手も自転車競技で活躍している選手が多い。

朝日新聞社杯競輪祭(G1)

開催月:11月 

優勝賞金:5,090万円(副賞込み) 

第1回:1951年

2025年優勝者:阿部拓真(宮城)


第1回から一貫して、競輪発祥の地・小倉競輪場で開催されている。グランプリ出場のラストチャンスであり、選手の様々な思惑が交差する。

ウィナーズカップ(G2) 

開催月:3月 

優勝賞金:3,090万円(副賞込み) 

第1回:2017年

2026年優勝者:深谷知広(静岡)


日本選手権の開催時期移行に伴い、2017年に新設されたG2。その名の通り、1着回数の多い選手が参加する。

サマーナイトフェスティバル(G2)

開催月:7月 

優勝賞金:3,400万円(副賞込み) 

第1回:2005年

2026年優勝者:吉田拓矢(茨城)


真夏の夜に強豪選手が集う開催。優勝選手には”夜王”の称号が与えられる。

共同通信社杯競輪(G2)

開催月:9月 

優勝賞金:3,090万円(副賞込み) 

第1回:1988年

2025年優勝者:南修二(大阪)


幾多の開催条件変更の末、若手選手の登竜門として定着した開催。シード番組がないのも大きな特徴。

ヤンググランプリ(G2)

開催日:12月29日 

優勝賞金:790万円(副賞込み)

第1回:2001年

2025年優勝者:中石湊(北海道)


デビュー2年以内の新人選手が一発勝負で覇を競う。後のタイトルホルダーやS級S班も多数輩出。

まとめ

G1レースは優勝賞金もビッグだ

競輪界では、おおよそ一月に1回ビッグレースが開催されている。また、ほとんどがが4日以上に渡って開催されるため、トップクラスの戦いを長く楽しむことができる。
全員が実力者のため予想は難しくなるが、まずは面白いレースを見たい、というファンはビッグレースの観戦から入るのも一つの手だろう。

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