【共同通信社杯競輪2026】出場予定選手~一次予選12Rを事前展望!
9月18日から富山競輪場で開幕する「第42回共同通信社杯競輪」。共同通信社杯は一次予選からトップクラスと新鋭が同条件でぶつかるのが大きな特徴で、今年もS級S班をはじめ全国の強豪が集結する。舞台は仕掛けのタイミングと位置取りが重要になる富山の短走路。ここでは出場予定選手の選考順位をもとにしたレースA~Lの割り振りから、地区ごとの連係を想定しながら一次予選を事前展望する。なお、実際の並びについては選手コメント発表後に変更となる可能性がある。
一次予選想定番組表

※実際の番組とは異なる場合があります。
レースA
近畿が古性優作一人となる一方、北日本は高橋舜―小松崎大地―和田圭の3車でまとまる形が有力。中部も吉田有希と山田諒が連係でき、松本貴治には西日本で坂本健太郎が続くか。古性は今年の日本選手権、高松宮記念杯を制し、富山でも記念優勝歴があるだけに単騎でも存在感は別格。佐々木悠葵も自力自在に動けるため、長いラインを古性ら単騎勢がどう崩すかが焦点となる。
レースB
関東勢が最大勢力。杉浦侑吾、菊池岳仁という積極型に吉田拓矢、山岸佳太がそろい、4車でまとまれば強力な布陣となるが、杉浦と菊池が別線勝負を選択すれば細切れ戦も。吉田はサマーナイトフェスティバルを制するなど近況も充実し、杉浦も富山とは好相性だ。対する中国勢は町田太我―岩津裕介、中部は岩井芯―長尾拳太を想定。急成長中の岩井が早めに踏み上げれば関東にもプレッシャーを掛けられる。乱戦になれば原田研太朗の一発も侮れない。
レースC
南関東の結束力が一歩リードしそうだ。道場晃規が主導権を狙い、その後ろに郡司浩平―小原太樹と並べば強力な3車ラインが完成する。中部は橋本優己―浅井康太、関東は高橋築が前で総力戦の様相。河端朋之と川口雄太も中四国でまとまればスピードあるラインとなる。郡司は共同通信社杯を過去に制しており、自動番組で細切れ戦になっても対応力は高い。道場を得た南関勢がレースの中心になりそうだ。
レースD
地元地区の中部と近畿の若手機動型が激突する注目カード。近畿は市田龍生都―寺崎浩平、中部は村田祐樹と志田龍星の連係が想定される。村田はホームバンクを知り尽くす地元のエースで、今年も富山で優勝。志田も富山県出身だけに地元地区としての気迫は十分だ。北日本は新田祐大―飯野祐太(前後は流動的)、九州は阿部将大―宮本隼輔。市田ー寺崎のスピードに地元中部勢が先手で抵抗できるかが最大のポイントになる。
レースE
関東が4車をそろえる構成だが、森田一郎、松崎広太は共に先行力高いだけに別線も十分。その際は森田ー鈴木玄人の埼京と、松崎ー坂井洋の茨栃で分かれる可能性がある。九州は嘉永泰斗―徳永哲人の熊本コンビ。嘉永はカマシ、捲りの破壊力が高く、短走路の富山では後方になる前に仕掛けたい。青野将大、谷口遼平、佐々木豪はいずれも単騎でも自力を出せる選手。関東勢の先行争いか、嘉永らがスピード戦に持ち込むのかで展開は大きく変わる。
レースF
脇本雄太を中心にスピード自慢が集まった激戦区。北日本は山崎歩夢―守澤太志、九州は阿部英斗―井上昌己の連係が有力で、地元の小堺浩二は脇本マークを見込む。石原颯、小林泰正、大石剣士は地区の相棒が不在となる。最大のポイントはオールスターで❺❽⑦6と見せ場なく終わった脇本の状態。対照的に石原は直前の青森記念でも新山響平を打ち破っており充実一途だ。細切れ戦だけに、一気のカマシを打てる選手が優位に立ちそうだ。
レースG
4つの2車ラインができそうなバランスの取れた組み合わせ。北日本は阿部拓真ー佐藤一伸、関東は鈴木竜士―神山拓弥、南関東は長田龍拳―和田健太郎、九州は青柳靖起―北津留翼と見る。中井俊亮は近畿一人で自力勝負となりそうだ。各ラインに自力と番手タイプがそろっており、主導権争いは激しくなる。中でも青柳を目標にできれば北津留のスピードが生きる一方、総力戦に強い阿部と鈴木にも展開を動かす力がある。
レースH
昨年の記念他、通算3回優勝を誇る富山巧者の山口拳矢が大きな鍵を握る。平野想真が前を担い、山口が後ろを固める形なら魅力十分。昨年の富山記念ではバンクレコードを更新して優勝しており、当地との相性は申し分ない。南関東は佐々木眞也―内藤秀久の並びで総力戦。茨城の芦澤大輔と佐藤礼文はともに生粋のマーク屋で位置取りが難しく、佐藤友和、南修二、片岡迪之も単騎含み。ほぼ平野の先行1車で、中部勢が展開の中心となる。
レースI
関東は堀江省吾―長島大介、南関東は野中龍之介―佐々木龍、九州は中川誠一郎―荒井崇博と、それぞれ役割のはっきりしたラインが組めそう。取鳥雄吾には木村隆弘が中四国で続く形も考えられる。佐々木は今年4月の富山で優勝しており、野中が積極策に出れば当地実績を生かせる。取鳥も主導権を譲らないタイプだけに先行争いが激化すれば、九州勢や菅田壱道の捲りが浮上する。
レースJ
近畿は中釜章成―岡崎智哉、南関東は根田空史―渡邉雅也、四国は久田裕也―室井蓮太朗が基本。松浦悠士が中四国でまとまる選択をすれば、四国勢を含めたラインは一段と強力になる。松浦自身も富山を得意バンクとして挙げており展開への対応力は高い。一方、新山響平には空いている河村雅章がマークか。最大の注目は松浦の選択だ。
レースK
今年のオールスターを制した犬伏湧也が登場する屈指の好カード。四国は犬伏―田尾駿介、九州は後藤大輝―山崎賢人―上野優太の3車が有力で、両ラインによる主導権争いは迫力十分。犬伏の豪快な捲りに対し、後藤が積極策なら山崎がスピードを生かせる。森田優弥、和田真久留、窓場千加頼はいずれも単騎でも動ける実力者。佐藤慎太郎は森田マークが有望も、選べる立場だけに意外な選択があるかもしれない。
レースL
中国は西田優大―清水裕友に西日本で小川勇介が続くか。関東は木村皆斗―宿口陽一の2車ラインが中心。山田久徳は単騎で自在か、新鋭・栗山和樹を指名するかはコメント次第。深谷知広、小堀敢太は地区の相棒がなく、細切れ色の強い一戦となる。深谷は今年ウィナーズカップを制し、夏場にも好走を続けているだけに単騎でも機動力は最上位。西田の先行を清水が生かせれば中国勢にも大きなチャンスがある。木村も積極型で、短走路らしく早い段階から主導権争いが始まりそうだ。
共同通信社杯の一次予選は、普段ならなかなか見られない組み合わせが生まれるのが魅力。今年も各地区の主力が分散し、単騎となるタイトルホルダーと長いラインを組める地区勢との駆け引きが多くなりそうだ。特に富山は後方から構えて届かせるには仕掛けの判断が重要なバンク。正式な並び、当日の風、選手コメントまで確認したうえで、各ラインがどこから主導権を握るのかに注目したい。

