第38回共同通信社杯 決勝戦結果
G2「第38回共同通信社杯」は19日決勝が行われ、神奈川99期の郡司浩平が優勝した。郡司は2019年の松阪以来、2度目の共同通信社杯制覇となった。2着には内藤秀久、3着には武藤龍生が入った。払戻金は2車単が3-8で11,960円、3連単が3-8-9で149,100円。
決勝戦回顧
初手は1平原9武藤4神山2松浦6柏野7佐藤3郡司5和田8内藤。赤板ホームで3郡司が仕掛け、1平原を抑える。1平原はすんなり中団を取ったが、最終ホームから2松浦が巻き返し。番手5和田がけん制したところ、6柏野が内に切り込み、2番手は4車並走状態となった。その後最終2センターで相互接触が発生し、5和田、1平原、7佐藤が落車。直線は後続を引き離した3郡司が優勝。2、3着には落車を避けた8内藤、9武藤が入った。
まず誰が逃げるかも分からない難解なレース。結果として落車も発生してしまったが、終わってみれば郡司浩平が力を見せての逃げ切り。グランプリ出場へ向けて大きく前進した。
レース内容としては非常にシンプル。初手も車番通りの並びとなり、後ろ攻めとなった郡司が抑えると、前受けだった平原康多が中団を主張。打鐘で後方に置かれた松浦悠士も、最終ホームには巻き返すという、それぞれが明確な意思を持って仕掛けるレースとなった。
マーク選手の厳しさを見た一戦
ポイントは、郡司の番手・和田真久留の動きに尽きる。郡司が先行し絶好の形と思われたが、松浦の巻き返しも早い。最終バックまでには郡司の外に襲い掛かり、和田はそれを引きつけながら外にけん制する形となる。
しかし、内が空いた隙を、松浦番手の柏野智典が見逃さなかった。
和田が外の松浦をけん制している間、鋭く内に切り込み、郡司の番手を奪わんと仕掛ける。
この時点で、和田は外の松浦と内の柏野をケアしなければならなくなったが、まだ完全なマーク選手ではない和田に、2人同時の捌きを求めるのは難しかった。外の松浦は何とか捌いたが、内の柏野をけん制しようとしたタイミングでバランスを崩し落車。外の佐藤と平原を巻き込む形となってしまった。
順当なら、絶好の番手で直線抜け出すだけだった和田と、それを許さなかった柏野。いずれも結果には結びつかなかったが、マーク選手の厳しさを見せつけられた決勝戦だった。
勇気を持って仕掛けた郡司がGPへ前進
事故レースとなってしまったが、勇気を持って先行し、そして押し切った郡司の内容は称えられるべき。これで賞金を上積みし、グランプリ出場へ大きく前進。この後のG1戦線も余裕を持って戦えるだろう。意外にも、郡司は今年初のビッグレース制覇。今年はG1準決勝がカベになっている印象だけに、残り2つのG1でどこまで上位に進出できるかが、グランプリの結果も左右することになるだろう。
決勝進出選手の次回出走予定
優勝した郡司および4着の柏野、5着の松浦は次回、10月1日から開催される久留米記念に出走予定。2着の内藤秀久は同じく1日からの奈良F1、3着の武藤龍生は9月28日からの立川F1。6着の神山拓弥は10月5日からの和歌山F1を予定している。なお、落車した3選手については次戦は不透明。
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