第66回オールスター競輪 決勝戦結果
G1「第66回オールスター競輪」は20日決勝が行われ、栃木113期の眞杉匠がG1初優勝を果たした。2着には古性優作、3着には武藤龍生が入った。3連単は9-5-6で5,880円。
決勝戦回顧
初手は4吉田―9眞杉―1平原―6武藤―5古性―7清水―3山田―2犬伏―8松本。赤板から4吉田が突っ張り先行。最終1コーナーで9眞杉が番手捲りを打つと、ホームから仕掛けた7清水は1平原の位置に追い上げる格好となり、両者前と離れる。後ろがもつれた9眞杉は後続を引き離し快勝。2着には4コーナーから中を突いた5古性が入った。
選手採点
1着 9眞杉匠 5.0
逃げた吉田の気持ちに応えて渾身の番手捲り。後ろがもつれたこともあり、悠々と押し切った。これまで前で頑張ってきた経験が報われた格好に。
2着 5古性優作 4.5
終始関東ライン追走の5番手。最終2センターから狭いスペースを突いて意地を見せたが、前があまりにも離れすぎていた。不調の今節を考えれば最低限。
3着 6武藤龍生 4.0
西日本勢に絡まれる厳しい展開も、山田を捌いて位置を死守。古性には捌かれたが、地元G1で価値ある表彰台。
4着 7清水裕友 3.5
眞杉の番手捲りの上は行けないと見たか、平原を極めながらの追い上げ。番手を奪い取ったが、眞杉を追う脚力は残っていなかった。
5着 3山田庸平 3.0
清水に任せた以上、この展開では精一杯の内容か。
6着 2犬伏湧也 2.0(-0.5)
終始離れた後方に置かれ全く見せ場を作れず。悪く言えば予定調和の展開だけに、今後同様の形になった際の立ち回りが大きな課題となる。
7着 1平原康多 1.5(-0.5)
展開は注文通りも清水に追い上げられ、絶対に守らなければならない位置を失った。悪い流れを最後まで払拭できず。
8着 8松本貴治 1.5
早々に車群から離れた。
失格 4吉田拓矢 ―
関東ラインの先頭で自分の仕事は果たしたが、車群から離れすぎたことにより暴走で失格。点数はなしとした。
編集部から
シャイニングスター賞の大量落車、S級S班の相次ぐ敗退と波乱万丈だった今年のオールスター競輪。実は、編集部は2日目~3日目の一次予選でS級S班が相次いで勝ち切れないレースを演じた時点で、「今年のオールスターは荒れる」と直感していた。
そんな荒れた大会を制したのは、関東の急先鋒としてラインに貢献してきた眞杉匠だった。決勝は、志願の前回りとなった吉田拓矢、後ろを固めた平原康多・武藤龍生と先輩3名が前後を務める盤石の布陣。気持ちに応え、しっかりと勝ち切った内容は評価して良い。
これで年末のグランプリ出場と、来年のS級S班格付けが確定。平原が賞金的にかなり厳しい位置なだけに、今年のグランプリは関東一人の可能性も考えられる。すなわち、眞杉は関東の先導役から、一気に関東のエースへとこの勝利で押し上げられたことになる。この経験を糧に、今後ラインの中で自分はどのような役目を果たしていくのか。眞杉の今後の走りに注目したい。
S級S班から勝ち上がった内の1人である古性優作は、連日弱気なコメントが出るほど不調が目に見えていたが、意地の走りで準優勝をゲット。能力の高さを改めて示した。人気の一角だった犬伏湧也は大方の予想通り8番手に置かれほぼ見せ場なし。脚力は誰もが認める所だが、引き続き組み立て難を露呈してしまった。
しかし、心配なのは準決勝の落車で離脱を強いられた脇本雄太・松浦悠士の両SS。共に賞金的には余裕がある立場だが、グレード戦線真っ只中での痛い落車。まずは怪我を治して、十分なパフォーマンスが出せる状態で復帰してもらいたい。
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