「競輪ワールドシリーズ」開幕直前!ラブレイセン・リチャードソンらの活躍は?過去の五輪メダリストの日本での活躍を振り返る
「競輪ワールドシリーズ」が、いよいよ6月3日~防府競輪場での開催を皮切りに3か月間の予定で開催される。パリ五輪三冠のハリー・ラブレイセン、200mTTで人類史上初めて9秒の壁を破ったマシュー・リチャードソンなど、世界トップのトラック競技選手が日本のファンにその脚力を披露する。今回は、過去に来日した五輪メダリスト達の日本での活躍を振り返る。
競輪ワールドシリーズ日程
G3(ワールドサイクリスト支援競輪)
| 日程 | 時間帯 | 競輪場 |
|---|---|---|
| 2026年8月6日〜9日 | デイ | 和歌山 |
F1
| 日程 | 時間帯 | 競輪場 |
|---|---|---|
| 2026年6月3日〜5日 | デイ | 防府 |
| 2026年6月26日〜28日 | ナイター | 小倉 |
| 2026年7月3日〜5日 | ナイター | 青森 |
| 2026年7月10日〜12日 | ナイター | 伊東温泉 |
| 2026年7月20日〜22日 | デイ | 岸和田 |
| 2026年7月27日〜29日 | デイ | 立川 |
| 2026年8月17日〜19日 | ナイター | 四日市 |
| 2026年8月24日〜26日 | デイ | 岐阜 |
| 2026年8月30日〜9月1日 | デイ | 川崎 |
参加外国人選手
男子(選手名は競輪開催での登録名)
| 選手名 | 出身 | 年齢 | 主な実績 |
| ハリー・ラブレイセン | オランダ | 29 | 【パリ五輪】 ケイリン1位 スプリント1位 チームスプリント1位 【2025世界選手権】 ケイリン1位 スプリント1位 チームスプリント1位 1kmTT1位 |
| マシュー・リチャードソン | イギリス | 27 | 【パリ五輪】 ケイリン2位 スプリント2位 チームスプリント3位 【2025世界選手権】 スプリント2位 チームスプリント2位 |
| ジョセフ・トゥルーマン | イギリス | 29 | 【2025世界選手権】 チームスプリント2位 1kmTT3位 【日本競輪実績】 57戦34勝 勝率59.6% 優勝7回 |
女子
| 選手名 | 出身 | 年齢 | 主な実績 |
| エレセ・アンドルーズ | ニュージーランド | 26 | 【パリ五輪】 ケイリン1位 スプリント1位 チームスプリント2位 【2025世界選手権】 ケイリン11位 スプリント8位 1kmTT3位 |
| ヘティ・ファンデルワウ | オランダ | 27 | 【パリ五輪】 ケイリン2位 スプリント4位 チームスプリント4位 【2025世界選手権】 ケイリン7位 スプリント1位 チームスプリント1位 1kmTT1位 |
| マチルド・グロ | フランス | 27 | 【パリ五輪】 ケイリン8位 スプリント9位 【2025世界選手権】 ケイリン13位 スプリント12位 【日本競輪実績】 28戦21勝 勝率75.0% 優勝4回 |
過去の五輪メダリストの来日実績
“サー”の称号を得た男 クリス・ホイ
過去に来日した五輪メダリストで最大のビッグネームは、2008年の北京三冠・2012年もチームスプリントとケイリンで金を獲得したクリス・ホイ(英)だ。しかし、来日したのは2005年で参加期間もわずか1カ月。14戦4勝・決勝進出1回と若干物足りない成績に終わったが、それまで1キロTTを主戦場としていた所からケイリンに活躍の場を広げ、五輪連覇・世界選手権4回の金メダル獲得と、日本での競輪経験を基に大きな飛躍を遂げた。
競輪を覚えたケイリン選手 シェーン・パーキンス
競輪ファンに「日本で走った海外の競輪選手と言えば?」と質問して、真っ先に名前が出てくるのが2012年ロンドンでスプリント・銅メダルを獲得したシェーン・パーキンス(豪→露)だろう。通算195勝、優勝46回。19年ぶりの400mのバンクレコード更新に加え、日本特有のヨコの動きにも対応。G3完全優勝も2度達成(2016年9月玉野、2017年6月大垣)し、多くの競輪ファンから愛された。
500mバンクで上り12秒台 マティエス・ブフリ
そのパーキンスと同等以上の成績を残したのが、東京五輪でラブレイセンと共にチームスプリント金メダルを獲得したマティエス・ブフリ(蘭)だ。通算122勝、優勝26回、勝率は80%に迫る圧倒的成績。2017年7月に大宮競輪場で記録した上り「12.8」の猛時計は、9年たった今でも破られる気配すらない。
世界選11度の金メダル クリスティーナ・フォーゲル
女子で有名なのはロンドンではチームスプリント、リオではスプリントで金メダルを獲得したクリスティーナ・フォーゲル(独)。2016年10月~11月のわずか1ヶ月の参加だったが、9戦8勝・2着1回の準パーフェクト。唯一敗れた相手も後にパリでチームスプリント金メダルを獲得することになるケイティ・マーシャン(英)だった。
アジアの絶対女王 李慧詩
長らく、日本女子選手の大きな壁となってきたのが香港の李慧詩(レイ・ワイシー、日本での登録名リ・ケイシ)。アジア選手権で19個の金メダルを、ロンドンケイリン・東京スプリントでは銅メダルを獲得した。こちらも2016年に来日し、12戦11勝・優勝3回の成績を収めた。
今年来日する選手の活躍は?
これまでいずれ劣らぬ世界のトップ選手が来日しその脚力を披露してきたが、今年はまさに折り紙付きの強豪が揃った。五輪5冠・世界選18冠のラブレイセン、パリで3つのメダルを獲得し成長著しいリチャードソン。唯一男子で来日経験のあるトゥルーマンは、予選・準決勝はほぼ本命、連対を外すレースもほとんどなかった。女子も、パリ二冠のアンドルーズに2025年世界選で三冠を果たしたファンデルワウ。こちらも来日経験があるグロは、過去2年の来日で初開催を除いて予選は負け知らずだった。来日経験がある選手から日本の競輪のエッセンスを取り入れれば、まず予選は外国人選手の本命戦、というレースが続きそうだ。
各選手の出走予定(5月時点)
まず、6/3~の防府F1にはラブレイセンとトゥルーマン、女子ではアンドルーズとグロがエントリー。男子は清水裕友・新田祐大、女子は梅川風子・鈴木奈央らが迎え撃つ豪華メンバーだ。
リチャードソンとファンデルワウは6/28~小倉F1で初戦。男子は市田龍生都、女子は小林優香・石井寛子らとの対戦が見られる可能性がある。
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