松戸ナイターG3 決勝戦結果
松戸競輪ナイターG3「燦燦ムーンナイトカップ」は今日決勝が行われ、京都101期の山本伸一が優勝した。山本はG3初優勝。2着には永澤剛、3着には岩津裕介が入った。払戻金は2車単が⑦③で11,580円(33番人気)、3連単が⑦③⑤で80,090円(179番人気)。
また、同時開催のガールズは千葉106期の石井貴子が児玉碧衣とのマッチレースを制し、今年9回目の優勝を飾った。
決勝戦回顧
初手は①寺崎―⑦山本―⑨阿竹―⑤岩津―③永澤―⑧齋藤―④大石―②成清―⑥武田。青板から④大石が上昇し①寺崎を押さえるが、①寺崎が引かずに突っ張り先行争いに。①寺崎は突っ張り切ったが、打鐘前2コーナーで⑨阿竹が内を掬い先行。①寺崎、④大石は共に外に浮き後退。最終バックで地力に切り替えた⑦山本が捲って前を捕らえると、直線は後続を突き放して快勝。2着争いは後方から捲った③永澤が⑤岩津をわずかに抑えた。
雨に祟られた3日間は波乱の連続だったが、その雨が上がった最終日の決勝戦も3連単8万円台の大波乱。最初から最後まで魔物に取りつかれたかの如く荒れ通しの開催となった。
決勝戦は、二つの「予想外」が波乱の原因となった。初手は寺崎浩平が前で大石剣士が後ろ。この時点で大方のファンは、大石が抑えた所を寺崎がカマす展開を想像した。
しかし、寺崎が選んだ戦法は突っ張り。残り2周半から熾烈な先行バトルが始まった。これが一つ目の予想外である。
そして二つ目の予想外は、打鐘手前で阿竹智史が内を掬ったこと。優勝した山本伸一も「阿竹は中団だと思っていた」と語ったように、まさに奇襲と言える先行勝負だった。大石は突っ張り切った寺崎だったが、松戸バンクで内から先行されてはいかにも苦しい。結局外に浮かされ、大石と共に車群から消えていった。
しかし、寺崎の突っ張りは決して無駄ではなかった。前の位置をキープしたことで、山本が3番手をキープできたからである。阿竹も先行が本職ではないだけに、捲りが主戦法の山本に3番手にいられては厳しかった。最終バックで出脚強烈な捲りを放つと、山本の後ろはグングン離れて直線に入る前に勝負あり。熾烈な2着争いを繰り広げる永澤剛と岩津裕介とは3車身の差が開いていた。
ライン2車でも、そこは結束力が強固な近畿勢。選手同士の絆をまざまざと見せつけた優勝劇となった。優勝した山本伸一は、次回10月16日からの和歌山F1に参戦する。
また、同時開催のガールズ決勝戦は田中まいの先行を最終2コーナーで捲った児玉碧衣と、その後ろを追っていた石井貴子の完全なマッチレース。ゴール前は石井が児玉を1/4車輪差し切り、またも軍配は石井に上がった。
これで、石井VS児玉の今年の対戦成績は石井の3勝2敗。今年に限れば、児玉に勝ち越しているのは競輪界で石井ただ一人であり、「児玉キラー」ぶりを遺憾なく発揮した決勝戦となった。
まとめ
波乱に始まり波乱に終わった松戸ナイターG3「燦燦ムーンナイトカップ」が終了し、次回グレードレースはいよいよ10月15日(木)~10月18日(日)に前橋競輪場で行われるG1「第29回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」。今サイトでは、連日特集記事を更新する予定。どうぞお楽しみに。
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