青森競輪場の特徴を分析
9月26日~9月29日まで、青森競輪場でG3「みちのく記念・善知鳥杯争奪戦」が行われる。今開催が7車立てで行われる最後のG3開催となるが、今回も青森競輪場の特徴、決まり手、平均配当を徹底分析していく。
青森競輪場のバンク特徴
まずは、青森競輪場のバンク特徴から。基本のバンクデータは以下の通り。
バンク周長 | 400m |
見なし直線距離 | 58.9m |
センター部路面傾斜(カント) | 32゜15´7″ |
ホーム幅員 | 10.8m |
バック幅員 | 9.8m |
センター幅員 | 7.8m |
400mバンクで、見なし直線距離58.9mは400mバンクの中で10番目の長さ。やや長い部類に入る。カントの深さは標準的かやや深め。
直線が長い分、逃げ切りが難しく捲り・追い込みの選手にやや有利なバンク。競りは外でも耐えられる。捲りはカントを活かして2コーナー~3コーナーまでに前を捕らえると決まりやすい。逃げが若干不利な点以外は、どの脚質でも実力を発揮できるクセのないバンクと言える。
青森競輪場の決まり手
続いては、青森競輪場の決まり手を見る。今回の調査対象は、2020年6月~9月に行われたレースで、S級戦107レース、A級戦132レースの計239レース。
まずは、全239レースの決まり手。
1着 | 割合 | 2着 | 割合 | |
逃げ | 43回 | 17.99% | 51回 | 21.34% |
捲り | 60回 | 25.10% | 34回 | 14.23% |
差し | 136回 | 56.90% | 67回 | 28.03% |
マーク | 0回 | 0.00% | 87回 | 36.40% |
続いて、S級戦107レースの決まり手。
1着 | 割合 | 2着 | 割合 | |
逃げ | 16回 | 14.95% | 21回 | 19.63% |
捲り | 28回 | 26.17% | 13回 | 12.15% |
差し | 63回 | 58.88% | 28回 | 26.17% |
マーク | 0回 | 0.00% | 45回 | 42.06% |
S級戦では差しの決まり手が60%に迫る勢いで、今年は特に差し有利の傾向が強い。逃げても極端に残れないわけではないが、ゴール寸前で大勢が思い切り入れ替わるレースが多く、やはり先手ラインの番手、捲り追い込んでくる中団の選手、直線で決め手がある選手を狙った方が良いだろう。ラインでの決着は標準的か、やや少なめな印象。
青森競輪場の平均配当
続いて、青森競輪場の平均配当に触れる。今回も例によって、対象は2車単と3連単のみとする。
まずは、全体の平均配当から。
3連単 | 2車単 | |
最高配当 | 490,830円 | 61,700円 |
最低配当 | 280円 | 140円 |
1日ごとの最高平均配当 | 117,022円 | 15,425円 |
1日ごとの最低平均配当 | 988円 | 320円 |
全体平均配当 | 17,503円 | 3,171円 |
万車券出現数 | 81レース | 18レース |
万車券率 | 33.89% | 7.53% |
続いて、S級戦の平均配当。
3連単 | 2車単 | |
最高配当 | 177,660円 | 24,480円 |
最低配当 | 360円 | 160円 |
1日ごとの最高平均配当 | 35,709円 | 6,422円 |
1日ごとの最低平均配当 | 2,826円 | 844円 |
全体平均配当 | 20,745円 | 3,672円 |
万車券出現数 | 47レース | 12レース |
万車券率 | 43.92% | 11.21% |
A級戦を含めると、3連単の平均配当が1万7千円台とかなり低め。S級戦に限っても、2万円強と堅めの傾向が目立つ。万車券率はS級戦44%と水準程度だが、大きく荒れるレースが少なく、万車券の大半も1万円台~3万円台。7車立てになってからは1本も万車券が出ない日もあった。極端な穴狙いは禁物か。中穴以上の配当を狙い撃つ戦法が一番だろう。
青森競輪場で勝負するにあたって
ここからは、筆者が実際に青森競輪場のレースを観戦して感じたことを記していく。車券購入の一助にしていただければ幸いである。
・直線は長めなだけに、ゴール前でごっそり前が入れ替わるシーンも少なくない。位置取りの巧さはそこまで重視しなくても良く、力勝負となる傾向が強い。
・ただし、堅めの配当に安心しきっていると忘れた頃に信じられないような大波乱が起きることも。何の前触れもなく数十万レベルの配当が出現するため、100円でも大穴を狙うのは悪くはない。
・9月末の青森は雨に祟られることがある他、気温も下がり始めるため重いバンクになることがある。その時は、脚のある若手選手が活躍し、番手選手が苦戦する傾向にある。
まとめ
今回は、青森競輪場の特徴・傾向をご紹介した。再度まとめると、以下の通り。
・直線が長く、捲り・差しが有利。位置取りの有利不利に関わらず、直線で力のある選手がしっかり伸びてくる。
・平均配当は安め。無理な穴狙いは禁物で、中穴程度の配当を狙い撃つ戦法が有力。
・9月末は気候が難しく、当日の天候や風の強さには注意が必要。
今回が7車立てで行われる最後の記念開催となる。当てやすさを重視する本命党の方は、このチャンスを逃す手はないだろう。どうぞお楽しみに。
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