京都向日町記念G3決勝結果
京都向日町競輪G3「平安賞」は今日決勝が行われ、佐賀89期の山田英明が優勝した。山田のG3優勝は2018年4月の武雄記念以来3回目。2着には近藤龍徳、3着には竹内智彦が入った。配当は2車単が⑦④で710円、3連単⑦④⑤で5,010円。
決勝戦回顧
初手は⑦山田―④近藤―③取鳥―⑥高原―①畑段―②鈴木―⑤竹内。残り2周から②鈴木が動き前を抑えるが、⑦山田が内を掬い中団を取り、更に③取鳥が外から先行。すると、3番手を追っていた①畑段が③取鳥の番手を狙い、⑥高原と競り合う。そのまま番手が離れ、4番手を追っていた⑦山田が最終3コーナーで捲って前を仕留めた。マーク④近藤が差を詰めたが2着。3着は中を突いた⑤竹内が入った。
有力選手が準決勝で次々と脱落し、押し出されるように実力・人気共に最右翼に指名された山田英明。そんな山田のレース勘の良さが光った勝利だった。
最終2コーナー、先に前を抑えた鈴木裕が、わずかにインを空けた一瞬を見逃さず中団をキープ。畑段嵐士が番手を競り込んだことで、この上ない最高の展開が巡ってきた。取鳥雄吾が先行に意欲を見せるのは明白で、山田と鈴木はその後ろの4番手ないし3番手をキープしたい一戦。近藤龍徳が前を取ったことでやや難しい道中となったが、結果的には余裕のレース運びで優勝をさらった。
反対に、内を掬われた鈴木裕は遠く離れた6番手となった時点で勝負権を失った。先にインを切ってからの勝負なら、取鳥の動きよりも山田の動向を警戒すべきだったかもしれない。打鐘前2コーナーで一瞬の隙を突かれ、捲りも不発となった。
最終日も果敢に先行勝負を挑んだ取鳥雄吾は、番手を絡まれる展開もありあえなく沈んだ。細切れ戦で番手を狙われるのは想定外だったかもしれない。地元の畑段嵐士が番手を狙った張本人。畑段本人のレーススタイルや、地元唯一の決勝進出という状況からも合点のいく競り勝負となったが、取鳥の掛かりの良い先行の前に離れ、山田の捲りをみすみすサポートする結果となってしまった。
なお、優勝した山田、2着の近藤、4着の鈴木、5着の取鳥の次走は18日からの伊東共同通信社杯。3着竹内の次走は29日からの取手F1、6着の畑段は28日からの平塚F1、7着の高原は10月5日からの高松F1となる(追加の可能性大)。
まとめ
波乱続きの京都向日町競輪G3「平安賞」は、山田英明の優勝で、終わってみれば2車単は1番人気での決着となった。
次回G3は9月10日からの岐阜競輪G3「長良川鵜飼カップ」。郡司浩平、松浦悠士、浅井康太。和田健太郎、竹内雄作らが出場予定だ。当サイトでは、次回岐阜記念も1日ごとに回顧・予想をお届けする。
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