富山競輪G3 開催展望
8月20日(土)~8月23日(火)、富山競輪場でG3「瑞峰立山賞争奪戦」が開催される。好メンバー集結の本開催を展望する。
S級S班
オールスター決勝を大いに沸かせた松浦悠士(広島)が早速参戦。S級S班でもトップの立場にありながら、一度の欠場もなく走り続ける姿には頭が下がる。2019年以来の参戦となるが、その時は人気に応えて堂々の優勝。過去の成績を見ても連対率自体はそこまで悪くない。メンバー中でも正直一枚抜けた存在で、順当なら完全優勝があってもおかしくないだろう。
今年はまるでいい所が無い宿口陽一(埼玉)だが、前回地元オールスターでは5日目、最終日と連勝を挙げて意地を見せた。G3優勝すらない今の状態はS級S班としてはあまりにも寂しい。せめて決勝には進み、存在感を示したい。なお、平原康多(埼玉)もあっせんを受けているが、前回オールスターで落車しており、出場するかどうかは不透明だ。
逆転期す
44歳にして充実期を迎えている荒井崇博(佐賀)がSS逆転の急先鋒。前回に続き、今回もSSやほかの選手を抑えて得点最上位の座に就いた。オールスターは準決勝失格の憂き目に遭ったが、今年の連対率は50%をキープしているように絶好調。自在に構えて戴冠を狙う。今年G1・3度の準決勝進出がある新鋭・嘉永泰斗(熊本)や機動力屈指の岩谷拓磨(福岡)が前を務めれば、強力なタッグが完成しそう。
ケガを乗り越えて、前回オールスターでG1決勝の舞台まで戻ってきた吉澤純平(茨城)も侮れない。今年は6月の地元記念で優勝。状態は一貫して高いレベルで安定している。自力も健在だが、今回は関東の後輩も多いだけに基本は番手戦になりそう。有利な展開を活かしたい。
中四国勢の軸は小倉竜二(徳島)。近況1着こそ少ないものの、堅実なマークで存在感は随一。別線の機動型がつつき合う展開になれば必殺の末脚が炸裂する。前を任せる原田研太朗(徳島)、取鳥雄吾(岡山)はムラなタイプだが、一撃の破壊力は十分で、ハマれば優勝争いまで。
地元地区の中部勢は相変わらず頭数こそ少ないが、注目の山口拳矢(岐阜)が参戦。富山は初登場となるが、変わらず強気な攻めで突破口を見出したい。皿屋豊(三重)、竹内雄作(岐阜)と地力は確かな選手が参戦するだけに、地元地区としての意地を見せたいところ。
北日本勢も骨っぽいメンバーが集結。機動力随一の渡邉一成(福島)を筆頭に、追い込み鋭い大槻寛徳(宮城)、和田圭(宮城)、渡部幸訓(福島)と争覇級がズラリ。展開次第では大挙して決勝参戦も十分だ。
一方、富山記念3連覇を目指す稲垣裕之(京都)はやや近況物足りなさが残る現状。同じ近畿の選手層もやや手薄だけに、ここは苦戦を強いられそうだが、相性の良さで何とか決勝に進みたい。
注目の地元勢
2004年の小嶋敬二以来、18年ぶりの記念優勝を目指す地元勢は3名が参戦。昨年、準決勝を1着でクリアし、決勝も4着に健闘した宮越孝治が地元大将格。今年も6月岐阜で柴崎淳を差して優勝するなど、43歳を迎えてもタテ脚に衰えは感じられない。今年も決勝進出を目標に、ファンの後押しを受けて力走を見せる。
一方、最後の地元勢記念優勝者である小嶋敬二は、近況敗者戦を中心に5節で4勝を挙げており、一時期の最悪な状態からは脱した模様。現在、通算798勝。節間2勝を挙げ、800勝のメモリアルを地元で飾れれば最高だ。その他、伊藤健詞は前回岸和田で決勝進出。経験豊富な地元バンクで健闘を期待したい。
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