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【レビュ― PIST6 2023㉘】堀江省吾が前人未到の8Vを達成

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PIST6 2023 ラウンド28は12月9日(土)に最終日が行われて、決勝戦にはタイムトライアル上位3名が無傷で勝ち上がりを決めた。実力者同士による激戦が繰り広げられたなか、残り1周半からのスパートを決めた堀江省吾が完全優勝を飾った。2着には叩かれながらも追った皿屋豊が続き、立て直して皿屋を追走した田中弘章が3着に入った。

決勝戦のスタートポジションは先頭から伊藤信-皿屋豊-堀江省吾-田中弘章-河村雅章-真船圭一郎。レースは残り3周でペーサーが退避すると、真船がインを切ってその上を河村が押さえる。河村を追った皿屋は残り2周で先頭に立つと、そのスピードをもらった堀江が残り1周半でスパートを開始。残り1周で皿屋を捕らえると、そのまま後続を突き放し先頭でゴール線を駆け抜けた。

「毎回、優勝したいと思っているけど、簡単にできることではないのでうれしい。(決勝戦を振り返って)信さんと皿屋さんの二人を見られるコースだったしやりやすかった。後ろの二人が動いて、先に動こうとも思ったけどすかさず皿屋さんが行ったので、そのスピードをもらって仕掛けた。出切ってからは後ろがどれくらい離れているかはわからなかったし、ゴールするまで優勝した確信は持てなかった。(シリーズを振り返って)ハロンタイムは悪かったけど、レースでは踏める感じがあったし状態も尻上がりだった。現行競輪でもこのまま右肩上がりに進んでいって、次の向日町F1、広島記念とつなげられれば」

今回は3ヶ月ぶりのPIST6参戦となったが、久々の250バンクをものともせずに4連勝で自身の持つ最多優勝記録を更新した。近況は現行競輪でも積極的な競走を続けて着実に成長を遂げており、今後の活躍にもより一層の期待が懸かる。

『PIST6クリスマスイベントが実施』
また今節は『PIST6 Christmas』と題し、開催最終日に様々なイベントが実施された。ドーム内では各所を探索しながらお菓子やシールが貰える『ビンゴスタンプラリー』やBMX、MTBのキッズバイク走行を体験できる『オフロードサイクルパーク』が催され、ドーム前広場ではフリーマーケットやキッチンカーが出店された。数多くのイベントと共にPIST6自体も大いに盛り上がり、お祭り気分を味わえる一日となった。

                        ©株式会社日刊プロスポーツ新聞社

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